※この記事にはプロモーションが含まれています。
100万円以下の借金は余裕で返済できると思う人もいるかもしれません。
しかし、収入が少ないと節約をしたりするだけでは、うまく返せない場合があります。
ここでは100万円以下の借金の返済計画や任意整理をする場合のメリットや注意点について解説をしていきます。
目次
100万円以下の借金の返済計画
100万円以下の借金の返済計画は、消費者金融などの貸金業者が提供している返済シミュレーションを利用すれば簡単に立てることができます。
例えば、100万円の借金を年率15%の金利で借りた場合、返済計画(シミュレーション)は以下のようになります。
月々の返済額 | 返済期間 | 利息の総額 |
---|---|---|
2万円 | 79ヶ月(6年7ヶ月) | 579,052円 |
3万円 | 44ヶ月(3年8ヶ月) | 301,674円 |
4万円 | 31ヶ月(2年7ヶ月) | 206,514円 |
5万円 | 24ヶ月(2年) | 157,936円 |
このように見てみると、1年で5万円以上返済できる人であれば、余裕で返せる気持ちになるかもしれません。
しかし、ギリギリの生活をしている人は、月々の返済金額が多くても2万~3万円に留まってしまうでしょう。
そうなった場合は、元金がなかなか減らなくなり、返済期間が3年を超えて精神的にはかなりきつくなってきます。
何よりも、返済期間が長引くと利息が総額で30万円~50万円掛かってくるので、かなり損をすることになります。
100万円以下の借金の返済方法
100万円以下の借金を早く返済するには、支出を減らすか、収入を増やすかのどちらかの方法しかありません。
例えば、食費を切り詰めたりするなど、節約をうまくやれば1ヶ月あたり1~2万円のお金を浮かすことができるでしょう。
参考記事:借金返済の為の節約術を一気にご紹介!
もし、借金の理由がパチンコやパスチロなどのギャンブル依存症である場合は、その借金癖を直すことによって、一気に借金問題を解決することができるしょう。
また、副業をすることによって、100万円の借金を一気に繰り上げ返済していく人も中にはいらっしゃいます。
参考記事:借金返済ができる副業の種類
しかし、人によっては、既に生活費をギリギリに切り詰めて余裕がない人もいますし、諸事情で副業ができない人います。
実際、借金が100万円以下でもやばいという人も、中にはいらっしゃいます。
参考記事:借金はいくらからがやばい?借金まみれになる分岐点は?
そういった場合は、債務整理を行なうのも一つの選択肢になってきます。
100万円以下の借金を任意整理するメリット
債務整理は200万、300万と多額の借金を抱える人が行なうイメージを持っている人も多いです。
では100万円以下の借金を任意整理するメリットはあるのでしょうか?
任意整理では、もし過去に払い過ぎた利息(過払い金)があれば、一気に借金を減額することができます。
そして将来利息をカットした上で、残債を基本的には3年間で分割返済していくようになります。
ただ、最近は、過払い金が発生しないケースの方が増えているので、100万円以下の借金を任意整理しても、あまり意味がないと思われるかもしれません。
しかし、将来利息をカットすれば、本来支払う予定であった30万円~50万円の利息を払う必要がなくなる可能性もあります。
また、借金返済ができず延滞をしていた人は損害遅延金も原則としてカットされます。
そのようなケースでは、利益がかなり発生するため、弁護士や司法書士へ支払う報酬費用を差し引いても100万円以下の借金を任意整理するメリットは十分あると言えます。
少額の借金を任意整理する場合の注意点
ただ、100万円以下など比較的、少額の借金を任意整理する場合は注意点がいくつかあります。
任意整理に応じてくれない弁護士や司法書士もいる
任意整理の手続きを依頼しようとした場合、少額の借金であったり、債権者数が少なかったりすると任意整理の手続きを断る弁護士や司法書士も出て来ます。
ですから、100万円以下の借金を任意整理したい場合は、必ず任意整理を得意としている法律事務所などへ相談されることをオススメいたします。
金利が低いと損する場合も
ここでは、100万円以下の借金を一般的な消費者金融(プロミス、アコム、アイフルなど)から借りた場合の金利(15%)で返済計画を出しましたが、なかには数%ぐらいの低金利で借りている人もいます。
その場合は、将来利息をカットしても、大きな利益は見込めません。
逆に弁護士や司法書士への報酬費用を差し引くと赤字になってしまうこともあるので、ご注意ください。
任意整理のデメリットにご注意
100万円以下の借金でも任意整理を行えば、約5年間、信用情報機関に事故情報が登録されて、ブラックリストに載った状態になってしまいます。
その期間は、新たな借入れができなくなります。
ですから、もしブラックリストに載るより、多少利息が掛かっても、100万円以下の借金を自力で返済した方が良いと判断した場合は、そのようにしても良いでしょう。
まずは減額診断を受けてみる
ここでは100万円以下の借金を任意整理する場合のメリットとデメリットについて解説してきました。
ただ、任意整理をやってみるのが良いかどうかは、実際に減額診断を受けてみないと分からないところがあります。
借金の減額診断は無料でできるので、一度、試してみることをオススメいたします。
解決策は任意整理か自己破産
ちなみに、借金が100万円以下の場合、行える手続きは、任意整理か自己破産のいずれかになります。
債務整理の中には個人再生という手続きもありますが、最低弁済額が100万円以下になることはないので、借金が100万円以下の人はやる意味がありません。
また、債務者が病気などで働けなくなった場合は、返済能力がないと判断され、自己破産の手続きが可能となる場合もあります。
返済能力もなく、お金もまったくない場合は、法テラスに相談すれば、弁護士費用を立て替えてもらえるサービスを利用することも可能です。
さらに、生活保護を受けることを前提として自己破産をする場合は、法テラスを通せば、弁護士費用の支払いを免除してもらえる可能性もあります。
ただ、最低限の返済能力がある場合は、まずは任意整理ができないか検討するのが一般的となります。
100万円の借金でも、収入や生活の状況によっては、重たくのしかかってなかなか返済できない場合もあるので、まずは、専門家へ気軽に相談するところから始めてみてはいかがでしょうか?