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借金が200万円を超えるというのは、やばい状況なのでしょうか。
もちろん、200万円という借金の金額が、やばいのか、それとも余裕なのかは、借金の状況やその人の返済能力にも掛かって来ます。
そこで、ここでは、借金200万円の返済シミュレーションを行いながら、完済をするための方法について解説をしていきます。
借金200万円はやばいのか?
200万円の借金がやばいのかどうかは、借金の金利や収入によって、かなり状況が異なって来ます。
借金200万円がやばくなるケース
消費者金融から金利15%で200万円の借金をしてしまった場合、毎月の返済額に応じた返済期間とトータルで支払う利息(利子)がどうなるかは以下のようになります。
毎月の返済額 | 返済期間 | トータルで払う利息 |
---|---|---|
8万円 | 31ヶ月(2年7か月) | 413,045円 |
7万円 | 36ヶ月(3年) | 489,779円 |
6万円 | 44ヶ月(3年8ヶ月) | 603,380円 |
5万円 | 56ヶ月(4年8ヶ月) | 789,985円 |
4万円 | 79ヶ月(6年7か月) | 1,158,176円 |
このように返済計画を見てみると、がんばって8万円ずつ返済をしても、トータルで支払う利息(利子)は40万円以上掛かってしまいます。
逆に、返済額が4万円まで下がると、トータルで支払う利息は100万円以上になり、返済期間も6年以上掛かってしまうという非常にやばい現実が見えてきます。
借金200万円が余裕になるケース
その一方で、奨学金など金利が1%程度の借金である場合は、状況がかなり違って来ます。
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
8万円 | 26回(2年2ヶ月) | 21,962円 |
7万円 | 29回(2年5ヶ月) | 25,024円 |
6万円 | 34回(2年10ヶ月) | 29,134円 |
5万円 | 41回(3年5ヶ月) | 34,923円 |
4万円 | 52回(4年4ヶ月) | 43,686円 |
金利が1%であれば、月々の返済額が4万円でも、トータルで掛かる利息は4万円程度です。
ですから、これぐらいの返済であれば、普通のサラリーマンの方でも余裕で返すことができますよね。
収入から見たやばい基準とは?
金利が高くても、あなたの収入が多ければ、意外に余裕なケースがあります。
その基準を図るころができるのが総量規制です。
貸金業法では、消費者金融などに対して、お金を借りる人の年収の三分の一を超える貸付をしてはいけないというルールが定められています。
これは、借金が年収の三分の一を超えると、やばいと判断されているからです。
つまり、逆の見方をすれば、あなたの年収が、ギリギリ600万円を超える程度だと、200万円の借金はヤバイ可能性が高いということになります。
ただ、この総量規制は、銀行には適用されません。
もちろん、銀行側は自主規制という形で、借入れ額の制限を行っているケースもありますが、人によっては、年収の三分の一を超えて借りてしまうケースも出て来てしまいす。
ですから、あなたの借金が年収に対して、どれくらいの比率なのか、一度、チェックされてみることをお勧めいたします。
借金200万円に対する知恵袋での反応は?
ここまでは、金利や収入などの数値的な点から、200万円の借金がやばいのか、それとも余裕なのか、解説をして来ましたが、実際に200万円の借金を抱えた方の肌感覚はどうなのでしょうか。
その点に関しては、知恵袋での内容をご紹介していきます。
20代で消費者金融から借金200万円
現在24歳で消費者金融借金200万円くらいありますが、人生詰んでますか?もちろん貯金はありません。
一応正社員です。(高卒)
こんな状況からも人生幸せにできますか?
誰にも相談できなくて1人抱えてるの結構辛いです。引用元: 知恵袋
こちらの方は、20代で、消費者金融から200万円ということですが、20代であれば、まだ給料は安い可能性が高いです。
また、消費者金融から借りているのであれば、金利もかなり高いはずです。
本人も辛いと吐露しているように、やばいと感じてしまっているようです。
彼氏に借金が200万円あると・・・
借金が200万円ある彼と付き合っていくことに迷いを感じています。
彼とは知り合ってから1年後に付き合い始め、その2ヵ月後には同棲を始めました。
というより、彼が私の家に転がり込んできて半年が過ぎました。
その時点で結婚の話が出ていたので、家計を一緒にしようと私から提案したところ
借金が200万円ほどあると言われました。
借金を受け入れられないなら、いま別れたほうがいいとも。引用元: 知恵袋
こちらの方は、ご自身ではなく、彼氏に借金が200万円あるケースです。
自分に200万円の借金がある場合とは違い、彼氏や彼女に200万円の借金があるという場合は、かなり客観的に考えることができます。
実際、彼氏に200万円があることが分かった女性は、200万円の借金はやばいと感じて、結婚することに迷いを感じています・・・
借金200万円を自力で返済する方法は3つ
知恵袋などを見ても分かりますが、実際に借金を200万円抱えている人は、金利も10~18%と高いケースが多いため、やばいと感じているケースは多いです。
ですから、早く返済をしなければ、最初のシミュレーションでご紹介したように、利息がどんどん増えて行きます。
そのため、200万円の借金を自力で効率よく返済するには、
- 副業で収入を伸ばす
- 節約して支出を減らす
- おまとめローンで金利を下げる
などの方法を必要に応じて行っていく必要があります。
副業で200万円の借金を返済する
昨今は、社会事情の変化で、副業をしやすい環境が整いつつあり、副業で本業の収入は足りない部分をカバーしている人が増えて来ています。
特に、最近は、インターネットを通じて自宅でできる副業も増えていますので、うまくやれば月数十万円稼いで、一気に200万円の借金を完済できる可能性もあります。
自分に合った副業をすれば、200万円の借金も返済できる道は見えてくるかもしれないので、チャレンジしてみる価値は十分あるかと思います。
節約で200万円の借金を返済する
節約に関しても、水道光熱費、食費、通信費など、家計をじっくり見直してみれば、いろいろと支払い金額を削れる部分も見えて来ます。
実際、意外なところで無駄使いをしているものです。
ただ、手取りが20万円とか収入が限られていると、借金が200万円ある場合は、節約をしても焼け石に水の状態になってしまう可能性もあります。
ですから、副業とうまく組み合わせを行なうことによって、効果を高められるようがんばってみて下さい。
おまとめローンは有効か?
200万円以上の借金を抱えている人は、一ヶ所ではなく、数ヶ所の消費者金融などから借りているケースが多いです。
ですから、それらの借金をまとめて、金利を下げるおまとめローンを利用すれば、返済の負担はある程度、軽くすることが可能です。
おまとめローンは、金利が下がるだけでなく、信用情報に傷が付かないというメリットもあります。
ただ、その一方で審査が厳しいですし、返済期間が延びて、トータルでは支払う利息(利子)があまり減らなくなるリスクもあります。
ですから、おまとめローンをすべきかどうかは、そのメリットとデメリットを理解した上で、判断されることをお勧めいたします。
本当にやばい時は債務整理が有効
ただ、借金200万円の返済シミュレーションを立てようとしても、金利が高かったり、収入が低かったりすると、簡単ではないことが分かります。
また、結婚を早くしたいと思っている人にとっては、借金200万円を返済する時間が脅威になるものです。
ですから、借金200万円がやばいと感じた人には、弁護士や司法書士を通じて、債務整理を行うという選択肢が有効です。
借金が200万円ある場合、返済能力がまったくなければ自己破産も一つの選択肢となりますが、ある程度の返済能力があれば、任意整理で借金問題を解決できる人は多いです。
任意整理のメリット
任意整理とは、裁判所を通さず、弁護士や司法書士が、あなたに代わって、債権者と借金の負担を減らすための交渉を行なう手続きです。
任意整理では将来利息は原則カットされ、元金だけを返済できるというメリットがあります。
将来利息をカットできれば、200万円の借金を自力返済する時に発生する数十万円~百万円単位の利息を支払う必要がなくなります。
そして、任意整理後は、元金だけを3年~5年で分割返済していくことになります。
仮に、払い過ぎた利息は発生しなかった場合でも200万円の借金の将来利息がカットされた場合、月々の返済額は以下のようになります。
- 3年間で返済:55,555円
- 5年間で返済:33,333円
200万円の借金で苦しんでいた人にとっては、ここまで毎月の返済額が下がれば、返せる範囲に入ってくるのではないでしょうか?
また、もし、過去に消費者金融に高い利息を払っていた人は、利息を払い過ぎていた場合があり、その場合は、借金の元本自体を減額できる可能性もあります。
借金200万円以上を任意整理で解決した人の体験談
借金が200万円以上あったけれども、任意整理で解決した人の体験談は、以前、ブログ(今は閉鎖されています)で紹介されていました。
簡単に書くと、こちらの方は以下のように借金を解決されました。
任意整理前 | 任意整理後 |
---|---|
借金約257万円 (計8社) |
借金約163万円 (計7社)1社は過払い金が発生 |
200万円以上の借金ができてしまった理由は、浪費だったそうです。
一人暮らしを始めるようになって、解放感の中から出費が増え、給料では払いきれないほど、借金が増えてしまったとのこと。
そして、返済をするために、別の貸金業者から借入れをするという悪循環にハマってしまいました。
さらに、クレジットカードのキャッシングで延滞をしてしまったのが運の尽き。
新たな借金ができなくなって、一気に追い込まれてしまったということです。
しかし、そこで弁護士事務所に相談をして、任意整理をした結果、一社から過払い金が発生したことも判明し、借金が94万円減額されたそうです。
最終的に残債の約163万円を約5年で返済するという形で和解をしました。
その一方で、弁護士費用が33万円近く掛かったので、トータルの支払額は200万円近くになりました。
そして、33,000円を毎月支払うことによって、平成25年の8月に完済をされたとのことです。
最近は、過払い金が発生するケースは少ないのですが、それでも任意整理で200万円の借金を返済したケースとしてご参考にして下さい。
個人再生を行う場合
もし、任意整理での返済が難しい場合は、個人再生や自己破産で解決ができないか検討をすることになります。
個人再生を行った場合、200万円借金は最低弁済額である100万円まで減額することも可能です。
また、個人再生では、基本的にすべての借金を整理の対象にする必要がありますが、住宅ローンだけは住宅ローン特則を利用することによって、家を残せるというメリットがあります。
そして、個人再生の手続き後、残債を3年間で弁済する場合、月々の返済額は、27,777円となります。(5年で弁済する場合は、16,666円となります)
ただ、個人再生を弁護士や司法書士に依頼した場合、費用は数十万円掛かるのが相場なので、その点も含めて、個人再生が有効かどうか見極める必要があります。
自己破産を行う場合
それでも返済が難しい場合は、自己破産ですべての借金をチャラにするという方法もあります。
「借金200万円で自己破産ができるのか?」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、統計データを見ると、自己破産をした人の、約20%は、債務が200万円以下の状態で破産の手続きを行っています。
>>自己破産の金額の目安はいくら?平均金額と収入制限の有無について
ですから、もし、返済能力がなければ、自己破産という選択肢はアリだと言えるのです。
まとめ
200万円の借金は、自力でも返済ができない訳ではありませんが、金利が10~18%ぐらいあった場合、返済までに支払う利息は、高額になってしまうので、注意が必要です。
例えば、平均金利が15%で、月々の返済額が4万円程度だと、総支払額は100万円を超えてしまうので、借金の重みがやばいと思った場合は、債務整理の検討をお勧めいたします。
任意整理であれば、利息をカットした上で、月々の返済額を3~5万円に減らすことも可能ですし、任意整理が難しければ個人再生や自己破産で解決するという方法もあります。
200万円の借金を債務整理で解決しようとする場合は、まずは、一番負担の軽いを任意整理を検討し、難しければ個人再生や自己破産の手続きを行うことになりますが、まずは、弁護士や司法書士に相談しながら、あなたに合ったベストな選択肢を見つけて下さいね。