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借金返済が厳しくなった場合、おまとめローンを利用することを通じて、返済を楽にするという方法があります。
おまとめローンとは、消費者金融や銀行など複数の貸金業者からの借入れをまとめて一本化し、金利や月々の返済額を下げてもらえるプランです。
おまとめローンには、メリットもいろいろありますが、場合によってかなり損をしてしまうかもしれないデメリットもあります。
そこで、ここでは、おまとめローンを利用する前に必ず押さえておくべきポイントなどについて解説をしていきます。
目次
おまとめローンのメリット
金利を下げることができる
おまとめローンの最大のメリットは、低金利で借りられるという点です。
特に、複数の消費者金融からキャッシングをしている人達は、18.0%の高金利で借りているケースが多くみられます。
それらの借金を一ヶ所に借り換え、数パーセント~15.0%ぐらいに金利を下げることによって、金利負担を軽くすることができます。
返済日が月一回になる
複数の貸金業者からお金を借りていると、返済日が異なり、一ヶ月で何回も借金返済のプレッシャーを受けることになってしまいます。
しかし、おまとめローンで借金をまとめれば、返済日は月1回になるので、かなりすっきりします。
ブラックリストに載らない
借金返済が難しくなってしまって、3ヶ月以上滞納をすると、信用情報機関に事故情報が登録されて、ブラックリストに載ってしまいます。
また、債務整理で借金を整理した場合でも、ブラックリストに載ってしまいます。
しかし、おまとめローンに借り換えた場合は、信用情報機関に事故情報が載ることはありません。
ですから、ブラックリストに載らないという魅力に引かれて、おまとめローンを利用される方は多いです。
おまとめローンのデメリット
その一方で、おまとめローンには、いくつかのデメリットがあり、中には事前に知っておかないとかなり損をするケースもあります。
審査が厳しい
おまとめローンは、基本的に審査が厳しいです。
元々、おまとめローンは、複数の貸金業者からの借金返済が厳しい人達に用意されたプランです。
ただ、そういった人達が、おまとめローンを利用しても、再度、借金返済が難しくなってしまう可能性はやはり高いと言えます。
ですから、おまとめローンの審査が厳しくなってしまうのは、ある意味、当然のことだと言えます。
保証人や担保が必要な場合も
おまとめローンを利用できる銀行などでは、不動産を担保にしたり、保証人を立てたりすることを要求する場合があります。
その場合、万が一、おまとめローンに借り換えた後、返済不能になってしまうと、担保にしていた財産を失ったり、保証人に多大な迷惑を掛けてしまったりする可能性が出て来ます。
それによって、さらにリスクが増えることになってしまうのです。
トータルの借金返済額が逆に増える場合も
おまとめローンでは、低金利で借りられるだけでなく、返済期間を長くすることによって、月々の返済額をグッと減らすことが可能です。
ただ、返済期間が長くなると、完済するまでのトータルの借金返済額が逆に高くなって損をしてしまうケースもあります。
おまとめローンで、月々の借金返済額が減ると、気持ちが緩んでしまう方も結構いらっしゃいます。
ですから、おまとめローンを利用した際は、繰上返済をしていきながら、余計な利息を払わないよう計画的に返済していくことが大切です。
借金を減らす機会を失う場合も
実は、消費者金融から高い金利でお金を借りていた方の中には、過去に利息制限法を超える金利(グレーゾン金利)で借りていて、高い利息を払っていた人も結構いらっしゃいます。
そうやって余分に払っていた利息を過払い金と言います。
消費者金融から取引履歴を取り寄せ、引き直し計算を行ない、もし過払い金が発生していれば、過払い金請求(過払い金返還請求)を行なうことによって、借金を一気に減らせるかもしれません。
しかし、おまとめローンに借り換えてしまうと、引き直し計算をしないまま、元の債権者に全額返済をしてしまうのでせっかく借金を減らせるチャンスを失ってしまう可能性があるのです。
おまとめローンを申込む前にやるべきこと
このようにおまとめローンは借金返済を楽にするメリットもあれば、場合によっては、かなり損をするというデメリットもあります。
もちろん、債務整理を行なうと、ブラックリストに5年~10年間情報が載ってしまうというデメリットがあります。
ただ、以下の方法を使って任意整理などの債務整理で借金がどれくらい減るのか調べてみると、そういうデメリットを差し引いても債務整理の方が良いというケースも出て来ます。
おまとめローンが良いかどうかは、あなたの借金をどれくらい減らせるか、一度チェックをしてから検討されるのが良いかと思います。