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借金が150万円まで膨らんでも、余裕で返済ができるのではと思われるかもしれません。
ただ、返済計画を立ててみると、利息は意外と多いことが分かりますし、いろいろな問題が起こってくる可能性があります。
ここでは、返済がキツクなってくるラインと、返済計画が長引きそうな場合の対処法について解説をしていきます。
目次
借金150万円の返済計画と返済期間
150万円を銀行から借りていた場合、金利はそれほど高くないですし、比較的余裕で返済できるでしょう。
しかし、消費者金融から借りていると、金利は15.0%になる可能性が高くなるので返済はかなりキツクなります。
実際、金利ごとに返済期間がどうなるかシミュレーションをしてみると以下のようになります。
金利5%の場合
まずは、金利5%の場合の返済期間を見ていきます。
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
10万円 | 16回(1年4ヶ月) | 52,194円 |
8万円 | 20回(1年8ヶ月) | 65,118円 |
5万円 | 33回(2年9ヶ月) | 105,707円 |
3万円 | 57回(4年9ヶ月) | 185,506円 |
仮に毎月の返済額が3万円であった場合、返済期間は、5年弱ほど掛かりますが、それでも最終的に支払う利息は、18万5,000円です。
そういった点から考えると、150万円の返済は余裕だと言っても良いでしょう。
ただ、キャッシングの場合、150万円の借金で、金利5%というのは、あり得ないのが、残念なところではあります。
金利8%の場合
では、次に金利が8%の場合です。
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
10万円 | 16回(1年4ヶ月) | 85,704円 |
8万円 | 21回(1年9ヶ月) | 107,726円 |
5万円 | 34回(2年10ヶ月) | 179,170円 |
3万円 | 62回(5年2ヶ月) | 330,633円 |
金利8%でも、毎月5万円ずつぐらい返済できれば、利息の負担は、18万円程度に抑えることができます。
ただ、毎月5万円ずつ返済に回すことは、人によっては、ちょっとキツイですし、余裕とは言ってられないかもしれませんね。
金利10%の場合
金利10%というのは、銀行のカードローンから150万円を借りた場合、現実的に設定されやすい金利です。
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
10万円 | 17回(1年5ヶ月) | 109,068円 |
8万円 | 21回(1年9ヶ月) | 107,726円 |
5万円 | 35回(2年11ヶ月) | 233,301円 |
3万円 | 65回(5年5ヶ月) | 448,426円 |
金利が二桁になると、毎月3万円程度しか、返済ができなければ、利息が45万円近くに膨れ上がりますし、月5万円の返済ペースでも、利息は23万円になります。
これだけの損失を避けたければ、毎月の返済額をさらに8万、10万と上げていくしかないのですが、そうすると、生活に余裕がなくなってしまう可能性が高いかもしれません。
金利12%の場合
金利12%は、150万円を消費者金融から借りた時に設定されやすい金利です。
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
10万円 | 17回(1年5ヶ月) | 133,405円 |
8万円 | 21回(1年9ヶ月) | 169,443円 |
5万円 | 36回(3年) | 292,289円 |
3万円 | 70回(5年10ヶ月) | 589,806円 |
毎月の返済額が3万円程度だと、数十万円の利息を払うことになります。
ですから、月の返済額は、必然的に8万~10万円に上げていく必要があるので、そうなってくるとキツイと感じる人が増えてくるでしょう。
金利15%の場合
金利15%というのは、一つの銀行や消費者金融から、150万円を借りている人に対して、科せられる最大限の金利です。
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
10万円 | 17回(1年5ヶ月) | 171,592円 |
8万円 | 22回(1年10ヶ月) | 219,977円 |
5万円 | 38回(3年2ヶ月) | 391,756円 |
3万円 | 79回(6年7ヶ月) | 868,611円 |
金利15%だと、月々の返済額が3万円~5万円程度だと、40万円~80万円の利息を払わないといけないので、余裕をかましている訳にはいきません。
最低でも月に8万円は返したいところですし、余裕があれば、繰り上げ返済にもどんどんチャレンジしていく必要があります。
金利18%の場合
金利18%というのは、借金150万円を複数の消費者金融などから分けて借りている際に設定されやすい金利です。
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
10万円 | 18回(1年6ヶ月) | 212,063円 |
8万円 | 23回(1年11ヶ月) | 274,539円 |
5万円 | 41回(3年5ヶ月) | 507,721円 |
3万円 | 94回(7年10ヶ月) | 1,293,252円 |
金利18%で、毎月の返済額が3~5万円程度だと大損です。
下手をしたら、利息の返済ばかりに追われて、元本がほとんど減らないという落とし穴にハマり兼ねないので、とにかく必死になって借金の返済に集中しましょう。
150万円の借金を余裕で返せるラインとは?
このように、車のローンやおまとめローンなどで金利が5%~8%ぐらいの範囲であれば、完済まで支払う利息の総額は20万円以内ぐらいに抑えられるなので余裕で返済できると思います。
しかし、金利が12%を超えて来て、かつ月々の返済額が5万円を下回ってくると、利息の負担は数十万単位になってくるので、返済負担はかなりやばいラインだと言えます。
最悪なのは、金利が利息制限法の上限である18%(複数の消費者金融から借入をしているとこのような金利になります)で、最低返済額に近い3万円で返済し続けるということです。
そうすると、完済までに支払う利息は1,293,252円と借りた150万円と同じぐらいの金額になってしまうので早急に対策を講じる必要があります。
ですから、結論的に言えば、
- 金利が5%~10%の場合:月々の返済額が3~5万円でも比較的に余裕は保てる
- 金利が12%~18%の場合:月々の返済額を8~10万円ペースに上げて早く返済する必要がある
という感覚でラインを決めていくと良いでしょう。
借金150万円は余裕だと思うべきでない理由
ただ、正直に言うと借金150万円は余裕だと思わない方が良いです。
なぜなら、余裕をかまして、借金150万円の返済がズルズル長引くと、以下のような支障が出て来るからです。
精神的にキツイ
150万円の借金を返済しようとすると、その間は、いろいろなことをガマンしなければならなくなります。
実際、ギリギリの生活をしながら借金返済をしている人からは、かなり切実な気持ちが垣間見えたりします。
うちは恥ずかしながらクレジットローンが150万くらいあります。
毎月なんとか払ってますが厳しい。泣きたくなります。引用元: 借金150万くらいある方
まずは、今月です。
様々な出費が重なり、私に残されたお金は25,000円。
給料日まで、あと17日。
食費以外に結婚式二次会などがあり最低でも交際費に2万円は必要です。
もう貯金は使いたくないので
⚫︎食費は5,000円で!!!
⚫︎足りなければ物を売る!!!
これでやっていきたいと思います。引用元: 借金150万円を完済する!
このように借金が150万円あって、返済のペースが落ちると、精神的に苦しくなる人が続出してきます。
ですから、少しでもお金に余裕があるのでれば、繰り上げ返済に回して、借金の負担を軽くした方が良いです。
借金がこれ以上増えないとは限らない
ここでご紹介したのは、あくまでも、借金返済だけをおこなった場合の返済シミュレーションです。
返済負担が大きいと、生活も苦しいままですし、下手をしたら、さらに借金が増えてしまうリスクもあります。
特に、パチンコ依存症などで借金癖があると借金地獄から抜け出すのは非常に困難になってしまうでしょう。
実際の返済計画を立てる中で、借金を減らす事だけでなく、増えることも考えたら、決して油断をしてはならないことがお分かり頂けると思います。
結婚に影響を与える場合がある
150万円の借金をまともに返済しようとすると時間が掛かりますし、その期間は貯金も作れないでしょう。
そのため、借金がその人の結婚に深刻な影響を与える場合があります。
まだ、結婚をしていない人は、婚期を逃してしまうリスクがあります。
既に結婚をしている人は結婚生活が破綻する可能性もあります。
実際、主婦の方からはこんなコメントがあったりします。
150万くらいあって、月5万。
離婚考えてます、旦那が作った借金だから。引用元: 借金150万くらいある方
たとえ、あなたが余裕だと思って、少しずつ返済していても、恋人や配偶者が、うんざりしている可能性はかなりあるのです。
借金150万円を効率的に返す方法
ただ、そういった中でも、できるだけストレスを受けずに、150万円の借金を効率よく返済していきたいものですよね。
そのためにはいくつかの方法があります。
副業で収入を減らす
一番のポイントは、利息が増える前に、いかに繰り上げ返済をしていくかということです。
まずは、副業などをしながら、収入を増やす努力をしてみてはいかがでしょうか?
週末に短期のアルバイトをしたりするだけでも、月に数万円稼げたりするので、これによってトータルで支払う利息を少なくすることができます。
或いは、本業で手堅く生活費を稼ぎつつ、副業では、ネットなどを使ってビジネスを展開していけば、月に10万円~数十万円稼げる可能性も出て来ます.
そうすれば、150万円の借金なんて余裕で返せてしまいます。
節約で支出を減らす
借金が150万円程度であれば、月にがんばって2万円ぐらい節約をするだけでも、かなり楽になります。
例えば、金利が15%で、月々の返済額が3万円から5万円になるだけで、利息は、476,855円節約できますから、その差は一目瞭然ですよね。
借金が300万、400万円となってしまったら、節約だけだと焼け石に水みたいな感じになってしまいますが、借金が150万円であれば、節約をする価値は十分あるはずです。
債務整理で借金の負担を減らす
ただ、それでもどうしても返済が難しいという方は、債務整理で、より効率的に借金の負担を減らすというやり方もあります。
例えば、任意整理の手続きであれば、将来的にかかる利息をカットすることができます。
そうすれば、余分な利息を払う必要がなくなり、後は元本だけを返済すれば良いという話になるので、毎月の返済にもかなり余裕が出て来ます。
実際に、債務整理でどれくらい借金を減らせるかは、以下の方法で簡単に調べることができますので、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
150万円の借金を余裕で返済できるかどうかは、金利と月々の返済額によって、大体決まってくるところがあります。
金利が10%以下であれば、月に3万~5万円ぐらいの返済でも比較的余裕を持つことができるでしょう。
その一方で、金利が12%以上あれば、月々の返済額は最低でも8万円以上をキープしたいところです。
ただ、金利や返済額に関係なく、150万円の借金に対して、あまり余裕を持ちすぎると、精神的にキツクなったり、借金が逆に増えてしまったり、或いは結婚に影響が出てしまったりと、様々な問題が発生します。
ですから、150万円の借金に対しては、気を引き締めて、しっかりと返済計画を立てていくことをお勧めいたします。
借金150万円の返済に余裕を持てない場合は、副業や節約で、返済スピードをアップさせることも一つの方法ですし、それが難しければ、債務整理を検討するなど、どの方法が最適なのか、是非、一度、検討してみて下さい。