
借金を返せない人には、どんな末路が待っているのでしょうか?
借金の返済ができず、地獄のような生活を味わっている人は、
「一体、このままいけば、どこまで行ってしまうのだろうか?」
という不安に襲われてしまうかと思います。
ここでは、借金を返せない時に起こり得る末路を5つのパターンで紹介していきます。
ただ、そこから、立ち直っていく方法はありますので、その方法についても4つの観点からお伝えしていきます!
目次
借金を返せない人の末路
借金地獄のどん底状態にハマる
借金を返済日までに返せず、滞納が始まると、銀行や消費者金融からの取り立てが始まります。
取り立ては、電話や郵送物で行われますが、人によっては、そこで過度なプレッシャーを受けることになります。
また、手元のお金に余裕を持たせることはできないので、極度の節約生活を強いられます。
お子さんがいらっしゃる方は、お子さんが学金を受けざるを得なくなりますが、それでもお金がない場合は、進学を断念することになるかもしれません。
借金地獄に陥ると、自分だけでなく、家族にも、様々な形で影響が生じてしまうのです。
強制執行されて会社にもバレる
借金を返せない場合、最初は、電話や督促状が来ますが、それでも返せないと、裁判上の手続きになる可能性が出て来ます。
具体的には訴状や支払督促が来るのですが、それを無視すると、債権者は仮執行宣言の申立てを行うことになり・・・
そこでも返済ができない場合は、財産や給与が差し押さえの対象となってしまいます。
例えば、給与が差し押さえに遭うと、基本的には給与から税金を差し引いた金額の四分の一が差し押さえの対象となります。
当然、会社にも借金がバレるという末路を迎えるので、注意が必要です。
闇金地獄にハマる
借金が返せない人の中には、別のところから借りて、返済に充てるという方もいらっしゃいます。
ただ、この方法は、その場しのぎにしかなりません。
なぜなら、しばらくすれば、元々の債権者への返済と、新しい債権者への返済がダブルで来るからです。
そして、さらに新しいところから、借入れを行うとしても、審査に通らなくなってしまうのも時間の問題です。
そのような借金地獄に陥ったサラリーマンや主婦が手を出してしまうのが闇金です。
しかし、闇金は、金利が高いだけでなく、勝手に融資をして、完済できないようにしたり、脅迫も含めた違法な取り立てを平気で行ったりします。
闇金にハマって精神的に追い詰められていく人の末路は悲惨です。
夜逃げする
債権者から裁判で訴えられるのを避けるために、あるいは闇金からの取り立てを防ぐために夜逃げを検討する方もいらっしゃいます。
しかし、夜逃げで成功する事例はほとんどありません。
なぜなら、夜逃げをすると、住民票を異動できないので、
- 健康保険が利用できない
- 免許の取得や更新ができない
- 普通の仕事に就けない
- 賃貸契約ができない
などの不自由が生じ、まともな生活ができなくなるからです。
もちろん、家族には多大なる迷惑を掛けますし、下手をしたら末路はホームレスです。
夜逃げをする人の目的は、「時効が迎えるまで逃げ切って、借金を踏み倒す」ことですよね。
ただ、借金の時効を成立させるには、不自由な生活を最低でも5年続ける必要があります。
(もちろん、途中で失敗して、時効が中断するケースもあります)
夜逃げをする時は、それだけの覚悟があるか、一度、冷静になって検討してみる必要があります。
自殺してしまうケースも
世の中には借金が返せずに自殺をする人が、数多くいらっしゃいます。
2015年の自殺対策白書では、経済・生活問題で自殺をした人の数は、約4,000名でした。
借金を返せない人の末路としては、死というのが最も悲惨ですし、絶対、避けるべきことです。
ただ、借金地獄の厳しい現実にハマってしまうと、未来に対して希望を持つことができず、自らの命を絶ってしまう方がいるのも事実です。
借金地獄から抜け出す3つの方法
借金を返せない人の末路は、借金を放置しておくと、本当に悲惨です。
しかし、そういった中でも最悪の末路を逃れるための方法はいくつかあります。
おまとめローンで返済負担を軽くする
もし、消費者金融など複数の貸金業者から借金している場合は、借入れ先が分散している分、金利が高くなってしまっているはずです。
そういった場合は、銀行などが行っているおまとめローンを利用することによって、金利を下げ、返済負担を軽くするという方法があります。
もちろん、おまとめローンを受けるには、審査に通る必要がありますし、人によっては審査に通るのが簡単ではありません。
ただ、審査にさえ、通れば、借金が返せないという状況を回避できるかもしれません。
時効の援用をする
もし、銀行や消費者金融から借金をしていて、5年以上、一切、返済していない場合は、消滅時効の期間を経過したということになります。
(借入れ先が、信用金庫、農協、日本学生支援機構、農協、あるいは個人である場合は、時効が10年となるので、ご注意下さい)
ですから、その場合は、時効の援用手続きを行うことによって、返済義務を免れることができます。
そうすれば、合法的に借金を踏み倒すことが可能となるのです。
ただ、債権者側は、時効の過ぎる前に、時効を中段するための手続きを取ってくるので、時効を成立させることは、通常、簡単ではありません。
ただ、もし、時効の期間を過ぎているのであれば、弁護士、司法書士、あるいは行政書士を通じて、時効の援用手続きを行うと良いでしょう。
公的な支援から借入れを受ける
借金を返せない時、一番やってはいけないのは、審査は緩いけれども、もっと金利が高いところからお金を借りることです。
それよりは、公的機関で手続きを行えば、低い金利でお金を借りることができます。
窓口は、最寄りの社会福祉協議会となりますが、そちらでは、
- 総合支援資金
- 福祉資金
- 教育支援資金
- 不動産担保型生活資金
という形で、無利子または、1.5%程度の金利で融資を受けることが可能です。
貸付限度額は、資金の種類によっても異なるので、厚生労働省の公式HPをご確認下さい。
債務整理で解決をしてしまう
もし、おまとめローンだと審査に通らない、時効の援用も厳しい、公的機関からの借入れだと間に合わないという方でも、合法的に借金問題を解決する方法があります。
それは、弁護士や司法書士を通じて、債務整理を行い、借金を減らすというやり方です。
自分で返すことができなければ、法律の力を借りるのは有効な方法です。
債務整理は、合法的であるだけでなく、安全ですし、何よりも一番楽です。
実際に、債務整理でどれだけの借金が減らせるかは、以下の方法で気軽に無料診断を受けてみて下さい。
返せない時は早めに対策を
借金は基本的には自力で返済するのが、絶対良いのですが、ある分岐点を超えると、自力での返済は難しくなります。
一般的には、借金が収入の3分の1を超えるとヤバいという話がありますが、パチンコやギャンブルなど依存症になった場合は、知らない間に、借金地獄へ一気に突入してしまうので注意が必要です。
ですから、借金の返済がキツイ時は、早めに返済のシミュレーションを行って、事前に対処法を考えてみることをお勧めいたします。

借金が返せない人の末路は、必ずしも悲惨なものばかりではないので、希望を持って、法律の専門家に相談をしてみて下さい!