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大学生は、学生ローンを通じてお金を借りることができますし、20歳を過ぎれば消費者金融や銀行のカードローンも利用することができます。
ですから、当然、中にはパスチロなどで借金地獄にハマってしまい、返済が難しくなるような人も出て来ます。
また、大学生の場合、奨学金をどうするかという問題も出て来ますよね。
そんな時、学生でも債務整理を行なうことはできるのか、また親にバレずに行なえるかという点も含めて解説をしていきます。
目次
学生が債務整理を行なう場合
たとえ、学生であっても債務整理を行なうことは可能です。
あとは、債務整理の中でも、具体的にどの手続きを行なうかがポイントになってきます。
自己破産や個人再生は意味がない?
もし、現時点で収入がまったくなくなってしまった場合は、自己破産の手続きを行なうことも可能ではあります。
ただ、学生の借金は、社会人に比べると、そこまで金額が大きくないケースも多いです。
自己破産の手続きを行なうと、弁護士への費用も含めて、数十万円ぐらい掛かって来てしまいます。
ですから、学生が自己破産を行なうことは、あまり現実的ではありません。
また、個人再生に関しても、借金は減らせても100万円までとなっていますし、費用も数十万円掛かるので、やらない方が良いケースの方が多いでしょう。
特定調停で解決するのも一つの方法
債務整理をできるだけ安く済ませたいという方は、特定調停の手続きを行うのも一つの方法です。
特定調停は、簡易裁判所で調停委員の仲介で、債権者と交渉をして、将来利息をカットして、残債を3年~5年で返済するという手続きです。
特定調停は、数千円の費用で行えるというメリットがあるので、費用をできるだけ抑えたいという方にはお勧めです。
学生には任意整理がおすすめ
ただ、特定調停は、費用が安いというメリットがある反面、裁判所に何度か通う手間が発生したり、調停委員によっては調停がうまくいかないケースもあります。
ですから、手続きをより確実に、そして簡単に済ませたい場合は、弁護士や司法書士を通じて任意整理の手続きを行うと良いでしょう。
任意整理でも、学生ローンやクレジットカードでの借金に対して、将来利息をカットして、3年~5年で返済する和解交渉を行い、月々の返済額も減額することが可能です。
また、任意整理は特定調停と違って、裁判所を通さない手続きなので、心理的な負担も軽くなります。
費用に関しても、費用は債権者一社あたり、数万円で抑えることができるので、自己破産や個人再生に比べれば安いですし、さらに費用が安い事務所も探せば見つけることができます。
学生が債務整理をする場合の相談先は?
ただ、実際に、学生という立場で、弁護士事務所や司法書士事務所に相談に行くのは、ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんよね。
そういった方でもオススメなのは、ネットを通じた借金減額相談サービスです。
スマホからでも簡単に相談できますし、相談に関しては完全無料なので、気軽に利用してみて下さい。
奨学金がある学生のリスクは?
学生の中には、奨学金をもらっている方も多いかと思います。
なかなか実感しづいかもしれませんが、奨学金も借金であることには違いありませんし、金額も数百万単位と莫大ですよね。
個人再生や自己破産をする場合のリスク
債務整理を行う場合、個人再生や自己破産だと、奨学金も整理の対象としなければならなくなります。
ただ、そこで人的保証という形で親が連帯保証人になっていると、債務整理で減額、または免責になった分がすべて親に請求されてしまいます。
その一方で、機関保証という形で奨学金をもらっているのであれば、そういった点での心配はありません。
>>奨学金が機関保証であれば自己破産や個人再生でのメリット大?
もし、病気などで就労が困難な場合は、奨学金を自己破産することも可能ではありますので、弁護士に相談してみると良いでしょう。
任意整理であれば奨学金は外せる
もし、任意整理の手続きをするのであれば、整理する借金を選ぶことができるので、奨学金を対象から外すことも可能です。
実際、奨学金自体は、任意整理の対象にしても意味がないですし、人的保証を利用している人は、この方法で借金問題を解決するのが良いでしょう。
また、奨学金の返済が厳しい場合は、日本学生支援機構に相談をして、返還期限を猶予してもらったり、月々の返済額を一時的に減額してもらったりすることも可能なので、そちらにも相談をしてみることをお勧めいたします。
債務整理をしたら親にバレる?
学生が債務整理を行なう場合、親にバレるかという点が気になるところだと思います。
親が連帯保証人になっている借金がある場合
もし、奨学金など親が連帯保証人になっている借金を債務整理の対象にすると、債権者は親に対して返済義務を求めるようになるため、そこで親にバレてしまいます。
ただ、任意整理は整理する借金を選ぶことができます。
ですから、親が連帯保証人になっている借金があれば、それを対象から外すことによって、親にバレないよう手続きをすることが可能となります。
親の同意は必要?
学生が未成年の場合は、債務整理を行なう際、親の同意が必要となってしまいます。
ですから、親にバレたくない人は、20歳になるまで待つというのも一つの方法です。
債務整理をすると就職活動への影響はあるか?
債務整理を行なうと信用情報機関に事故情報が約5年~10年間登録されます。
いわゆるブラックリストに載った状態となり、その期間はローンを組んだり、クレジットカードを作ったりするなど、新たな借入をすることができなくなります。
その際、学生は就職活動にも影響するのではないかと心配する人もいます。
しかし、信用情報機関の情報は、借り入れの審査をする時以外は見られることがありません。
ですから、学生が債務整理をしても就職活動への影響はありません。
まとめ
学生が債務整理を行う場合、借金の額がそれほど大きくはないケースが多いので、個人再生や自己破産よりは、特定調停や任意整理で解決することをお勧めします。
また、奨学金がある場合は、特に人的保証になっていると、債務整理を行うことによって、連帯保証人になっている親に迷惑が掛かってしまうので、そういった点でも任意整理の手続きが良いでしょう。
20歳以上になれば、親バレせずに債務整理を行うことも可能となりますし、債務整理をしたからといって就職活動に影響することはないので、借金の返済がキツイ方は、まず気軽に弁護士や司法書士に相談をしてみて下さい。
学生でも注意すべき点を押さえておけば、債務整理をすることは可能なので、まずは気軽に無料相談をするところから始めてみてはいかがでしょうか?