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楽天カード 任意整理

楽天カードの支払いが難しくなってしまった場合、楽天は具体的にどういった流れで対応をするのでしょうか?

また、どうしても楽天カードの返済ができない場合は、弁護士や司法書士に依頼をして任意整理(債務整理)を行なった方が良い場合もあります。

ここでは、楽天カードを任意整理するメリットや過払い金発生の有無、そしてデメリットや対処法についてお伝えしていきます。

この記事を書いた人

 

借金問題専門家 タケシ

以前、325万円の借金を任意整理を行なって完済した体験を持つ借金問題の専門ライターです。
借金問題や債務整理に関するコンテンツは、既に1,500記事以上、執筆しています。

楽天カードで支払いができないとどうなる?

楽天カードで支払いができないと、楽天は以下のような順番で対応していくようになります。

4営業日後までは再振替で対応

楽天カードは、毎月27日が支払日(自動引落とし日)となっています。

もし、27日の支払日に引落し額を準備できなかった場合は、再振替サービスの対象となっている金融機関(※)の口座を持っていれば、お支払日以降の4営業日が、再振替サービスの対象日となります。

※楽天銀行、みずほ銀行、三井住友銀行など、全国の主要な17銀行プラスゆうちょ銀行が対象金融機関となりますが、ゆうちょ銀行だけは再振替サービス対象日が支払日の翌営業日のみとなっています。

もし、対象金融機関の口座を持っていない場合は、楽天カード側が指定する口座へ振り込む必要があります。

ちなみに、支払日に引落しができないと、一時的に楽天カードは使えなくなります

ただ、上記の方法で、返済を行なえば、再度、楽天カードを使えるようになりますので、うっかり入金を忘れてしまったという方は、すぐに対応を行なって下さい。

1ヶ月後には強制解約

再振替サービスでの対応が難しかった場合、コンビニ払いができる振込用紙と一緒に催促状が送られて来ます。

また、延滞をした後は、遅延損害金(年20%)が掛かるので、その金額を含めたお金を支払う必要があります。

そして、支払日から1ヶ月を過ぎても、返済をしない場合、楽天カードは強制解約となり、復活させるのは難しくなります

また、その段階で、リボ払い分も含めた残額に関しても一括請求を要求されるようになります。

61日~3ヶ月後にはブラックリストに載る

それでも、楽天カードでの支払いの滞納を続けていると、滞納が61日~3ヶ月ぐらいになると、信用情報機関に延滞をしたという情報が登録されてしまいます。

いわゆるブラックリストに載った状態となり、約5年間、事故情報が残ってしまうため、その期間は新たな借入をしようとしても審査に通るのが難しくなります。

その後の対応は督促状が送られるなど、裁判所も含めた対応となり、最悪は財産や給与の差し押さえという事態に発展する可能性もあります

楽天カードを任意整理すべきタイミングは?

楽天カードで1ヶ月以上、滞納すると、楽天カードが強制解約になりますが、その段階では、まだ楽天の社内のみでの対応となっています。

ブラックリストに載ってしまうのは、滞納を61日~3ヶ月続けた場合なので、それまでは任意整理を行なわず何とか自力返済ができるよう努力するという選択肢もあります。

また、一つの方法として、返済方法をリボ払いに切り替えて、月々の返済額を減らすことによって、滞納を免れるという対処法もあります。

ただ、リボ払いは月々の支払い額を減らせる代わりに、トータルの返済額は逆に増えるというデメリットがあるので、そのリスクは事前に理解しておいてください。

実際、返済ができるかどうかというのは、最初の段階でも、ある程度、分かって来るものです。

ですから、もし、このままがんばっても、支払いが難しいと判断した場合は、その時が、楽天カードを任意整理すべきタイミングだと思って下さい。

そして、早めに弁護士や司法書士に相談されることをオススメいたします。

楽天カードを任意整理するメリット

楽天カードを任意整理すると以下のようなメリットがあります。

取り立てが止まる

楽天カードの債務整理を弁護士や司法書士に依頼すると、すぐに受任通知が楽天カード側が送られます。

受任通知が送られると、楽天からの取り立て・催促がストップします

さらに、遅延損害金が発生しなくなくなるだけでなく、債務整理の手続きが終わるまでは、月々の返済額を支払う義務も一時的になくなるいうメリットがあります。

そのような意味で、楽天カードの返済をズルズル滞納するよりは、任意整理を早めに行なった方がずっと良いと言えます。

将来利息をカットできる

楽天カードを任意整理すると、遅延損害金や将来利息(リボ払いの場合は、将来的に掛かる手数料)をカットすることができます

もし、一括返済を希望する場合は、全体の返済額自体を減らしてもらえるよう楽天側に交渉することも可能です。

そして、残債を3年~5年で分割払いをするという形で和解交渉を行うことによって、月々の返済額を減らすことができます。

さらに、楽天カードの場合、任意整理に対しては柔軟に対応してくれる傾向があり、和解後の返済も、5年~10年という長い期間で行なっても大丈夫なケースが多いです。

実際に、あなたの楽天カードの月々の返済額をどれくらい減らせるかは以下の方法で簡単に調べることが可能です。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1~2分】

楽天カードは個人再生だと反対される?

任意整理が難しい場合、個人再生で解決する方法もありますが、楽天カードは、個人再生の場合は反対する時もあるので、必ず、弁護士や司法書士によく相談しながら、対策を検討されることをお勧めいたします。

>>楽天は個人再生だと反対する?その場合の対処法は?

楽天カードで過払い金は発生するか?

楽天カードを任意整理する人の中には、過払い金が発生するか気になる方もいらっしゃるかと思います。

もし、楽天カードを、楽天KC時代(2011年6月以前)の頃から利用していて、かつキャッシング枠を使っていた場合は過払い金が返還される可能性もあります。

ただ、KCが分離された以降から楽天カードを使い始めた方やショッピングリボのみを使っている場合は、過払い金が発生しないのでご注意下さい。

楽天カードを任意整理するデメリットと対応策

楽天カードを任意整理の対象にすると、信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。

楽天カードは、CICとJICCという2つの信用情報機関に加盟していますが、JICCに5年を超えない期間で債務整理を行った記録登録されてしまいます。

その期間は、ブラックリストの期間となり、楽天カードだけでなく他のクレジットカードも使用できなくなるというデメリットがあります

>>任意整理後にクレジットカードを残すことは可能?

ですから、任意整理後は、楽天カードも含めてすべてのクレジットカードが使えないことを理解した上で、任意整理中にお金がないという事態が発生しないよう余裕を持って返済計画を立てるようにして下さい。

デビットカードなら持つことが可能

任意整理中はクレジットカードを使えなくなりますが、楽天銀行のデビッドカードであれば、任意整理をした人でも使うことができます

デビットカードはETCの機能を付けることができませんが、基本的には、クレジットカードと同じような感じで使えるので、任意整理を行なった後は、デビットカードを申込んでおくと便利です。

>>任意整理(債務整理)後でもETCカードを使うには?

家族カードを持つことは可能?

任意整理をした後でも、家族カードであれば、原則として持つことが可能です。

ただ、楽天カードを任意整理の対象にした人は、楽天の社内ブラックリストに載ってしまうため、楽天の家族カードだと審査に通らなくなるリスクが発生します

ですから、家族カードを持つ場合は、別のクレジットカード会社のものにすることをお勧めいたします。

任意整理をすると家族カードは持てなくなる!?

任意整理で楽天カードを残すことは可能?

ただ、中には借金問題は解決したいけれども、楽天カードは今後も使い続けたいという方もいらっしゃるかと思います。

その場合は、楽天カードを任意整理の対象とするかどうかによって対応が分かれます。

楽天カードを任意整理の対象から外した場合

任意整理では、対象とする借金を選ぶことができるので、楽天カードの借金がそれほど多くなければ、楽天カードを任意整理の対象から外すことも可能です。

それでも、任意整理を行った後、約5年間は楽天カードを持つことが難しくなりますが、信用情報機関から事故情報が消えれば、再度、楽天カードを持てる可能性は高くなります

>>任意整理で楽天カードを残すことは可能?落とし穴にご注意

楽天カードを任意整理の対象にした場合

その一方で、楽天カードを任意整理の対象にした場合は、信用情報機関だけでなく、楽天の社内ブラックに債務者の情報が記録されてしまいます

ですから、ブラックリストの期間が終わった後、楽天カードに再申し込みをしても審査に通るには難しいです。

楽天銀行スーパーローンを任意整理する場合は、以下の記事を参考にして下さい。

>>楽天スーパーローンを任意整理する場合の対応と注意点

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楽天カードを任意整理するとデメリットもありますが、それ以上のメリットもありますので、まずは弁護士や司法書士に相談されることをお勧めいたします。