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アメックス(アメリカンエクスプレス)の返済ができない場合、債務整理の手続きを行なうことによって、返済負担を軽くすることも可能です。
では、債務整理をすると、具体的にどのようになっていくのか解説をしていきます。
目次
アメックスを債務整理の対象にできるケース
アメックスは、昔はキャッシング機能がありましたが、2012年に廃止されました。
また、ショッピング機能に関しても、通常は一回払いですが、ペイフレックスを利用することによって、リボ払いができるようになっています。
そして、アメックスが債務整理の対象となるのはペイフレックスを利用した場合のみとなります。
ペイフレックスについて
ペイフレックスでは、残高に応じて支払い金額が変わる残高スライド方式が採用されています。
リボ払いの残高が10万円以下の場合は、月々の返済額が3,000円で、残高が10万円増えるごとに返済額は3,000円ずつ増えていきます。
ですから、リボ払いの残高が100万円の場合は30,000円、150万円の場合は45,000円となります。
ペイフレックスの限度額は審査に基づいて設定されますが、2016年11月からは上限が100万円から150万円へ変更になっています。
また、ペイフレックスの手数料は年率14.6%です。
アメックスの支払いが遅れるとどうなる?
アメックスの支払いが遅れた場合、うっかり忘れていた場合は、アメックスのコールセンターへ連絡して、遅れた分の返済額と遅延損害金(年率20.0%)を振込み、または再引落しという形で支払うことになります。
ただ、返済できるだけのお金がなくて、さらに支払い催促の電話や郵送物を無視し続けているとカードが強制解約になってしまいます。
また、滞納期間が61日~3ヶ月になった段階で、信用情報機関に事故情報登録されてしまいます。
さらに、滞納を続けていると、アメックスから法的処置を取られて、最悪は差し押さえに遭ってしまう場合もあります。
ですから、アメックスに支払いができない場合は、早めに債務整理を行った方が良い時もあるのです。
アメックスを債務整理する場合
アメックスを債務整理の対象にする場合、債務整理の種類ごとの対応は以下のようになります。
任意整理を行なう場合
任意整理では、弁護士や司法書士を通じてアメックスと和解交渉を行ない、原則としては将来利息をカットして、元本だけを3年~5年で分割返済していくことになります。
ですから、アメックスのペイフレックスを利用している場合は、手数料14.6%をカットした上で分割返済できないか交渉をすることになります。
個人再生を行なう場合
個人再生では、借金を約5分の1に減らせるというメリットがあります。
ただ、最低弁済額は100万円以上となっているので、アメックスのみを個人再生の対象とする場合はメリットがありません。
ただ、アメックスだけでなく他の債権者からの分も合わせると、借金が300万、400万円あるようなケースでは個人再生を行なう価値があると言えます。
自己破産を行なう場合
自己破産では、借金をチャラにする手続きとなります。
ただ、自己破産を行なう場合は、借金の返済能力がないことを裁判所から認めてもらうことが必要となります。
ですから、アメックスだけでなく、他の債権者からの借金も多く、かつ、任意整理や個人再生では解決が難しい場合は、自己破産の手続きを検討していくことになります。
アメックスへの過払い金請求は可能?
アメックスは現在、キャッシングを行っていませんが、2012年6月以前は、キャッシングを行っていましたし、2006年以前は、グレーゾーン金利(利息制限法を超える金利)で、融資を行っていたと言われています。
過払い金請求ができるのは、最後の取引から10年間が過ぎるまでとなっていますが、もし、以前にアメックスでキャッシングを利用していて、取引きが、最近あるいは現在まで続いている場合は、過払い金返還請求ができるかもしれません。
ですから、条件が合致している人は、できるだけはやく弁護士や司法書士に相談されることをオススメいたします。
アメックスのペイフレックスで支払えない場合、もし他の債権者からも借金があるのであれば、まとめて債務整理をする価値がありますので、弁護士や司法書士へ気軽に相談をしてみて下さい。