アコムの借金を債務整理するメリット！再契約は可能？

アコムは大手の消費者金融ということもあり、気軽に借りることができますが、その一方で借金が膨らみ過ぎて返済ができなくなる方もいらっしゃいます。

アコムに返済できない場合は、債務整理を行なうというのも一つの方法です。

ここでは、アコムを債務整理するメリットと再契約ができるかという点も含めた注意点について解説をしていきます。

アコムの借金を返済できない場合

アコムの元本はなかなか減らない

アコムでは、返済方法として定率リボルビング方式という借入残高に対して、一定の割合をかけた額を最低返済金額にする方法を採用しています。

リボルビング方式を採用することによって、月々の返済額を抑えることが可能となりますが、それによって、返済額に占める利息の割合が増え、元本がなかなか減らなくなるリスクがあります。

＞＞アコムの借金や元金が減らない理由

もし返済が難しくなってきたら、アコムに相談して、事情を説明し、返済日を伸ばしてもらったりする必要も出て来ます。

アコムの遅延損害金は免除が可能？

ただ、仮に返済の猶予をもらえたとしても、遅延損害金は年率で20.0%掛かってしまいます。

人によっては、遅延損害金を免除または減額してもらえないかと思う方もいますが、その交渉は簡単ではありません。

ですから、どうしてもアコムの借金が払えなくなった場合は、弁護士や司法書士に相談をして債務整理の手続きを行なう方が良いでしょう。

アコムの遅延損害金を払えない場合は裁判沙汰になるケースもあるので、ご注意下さい。

＞＞アコムの遅延損害金を減額してもらうためのベストな方法

アコムで債務整理(任意整理)をするメリット

アコムで債務整理を行なう場合、個人再生や自己破産という手続きもあります。

自己破産であればアコムからの借入れも含めて借金はすべてチャラとなります。

また、個人再生の場合は、原則として借金を約5分の1に減らせます。

ただ、最初は、債務整理の中でも一番負担の軽い任意整理でアコムの借金問題を解決ができないかチェックしてみることをお勧めいたします。

なぜなら、アコムの借金を任意整理する場合、具体的に以下のようなメリットがあるからです。

裁判所を通さずに手続きができる

任意整理の良いところは、個人再生や自己破産と違って、裁判所を通さずに手続きを行なうことができるという点です。

任意整理の手続きは、債権者との任意の交渉によって行なわれますが、債権者によっては任意整理に応じてくれず、交渉が難航するところもあります。

しかし、アコムは、大手の消費者金融であり、三菱UFJフィナンシャル・グループに属していて財政がしっかりしているので、和解交渉に柔軟に対応してもらえるというメリットがあります。

また、任意整理をする場合は、アコムの債務整理用の連絡先を知らなくても、弁護士や司法書士が代理人となってくれるため、お任せしていれば大丈夫です。

もちろん、任意整理を弁護士や司法書士に依頼し段階で、アコムからの催促もストップしますし、アコムから本人に直接連絡が来ることもありません。

過払い金が発生する場合も

もし、2007年以前から、アコムと取引があった方は、過払い金が発生する可能性があります。

アコムでは、2007年までグレーゾーン金利(利息制限法を超える金利)で融資を行っていたからです。

過払い金が発生すれば、アコムの借金の残債を大幅に減額をすることができますし、場合によっては借金がなくなって逆にお金が戻ってくることもあります。

将来利息をカットして返済総額を大幅に減らせる

仮に過払い金が発生していなくても、任意整理には将来利息をカットすることができるというもう一つのメリットがあります。

アコムのような消費者金融の場合、15%～18%の高い金利でお金を借りている方も多いので、その分をカットできれば、将来的に払う利息がゼロになり、最終的な返済総額を大幅に減らすことが可能となります。

また、仮にアコムからの借金を滞納していて、遅延損害金が発生している場合、その分の支払いも免除してもらえる可能性は高いです。

さらに、任意整理を行なって和解をした後、通常は残債を3年間で返済していくようになりますが、アコムでは返済期間を5年で対応してくれることもあります。

返済期間が長くなれば、月々の返済額はさらに減らせますし、元本のみの返済となるので、非常に楽になるでしょう。

債務整理後にアコムの再契約はできるか？

社内ブラックリストに載るので再契約は不可

アコムで債務整理を行った後は、信用情報機関に約5年～10年間(任意整理であれば約5年間)、事故情報が登録されてしまうため、その期間は、新たな借入を行なうことができなくなります。

いわゆるブラックリストに載ってしまう訳ですが、事故情報が消えれば、再び、ローンを組んだり、クレジットカードを作ったりすることも可能となります。

ただ、信用情報機関から事故情報が消えた後も、アコムと再契約することはできません。

その理由は、アコムの借金を債務整理すると、アコムの社内ブラックリストに債務整理を行った記録が半永久的に残ってしまうからです。

もし、債務整理をしていなければ、アコムと再契約する際、属性などをチェックされ、在籍確認も行うという通常の審査の流れになります。

しかし、アコムの債務整理をした人は、それ以前の問題になってしまうのです。

過払い金でお金が戻ってくる場合は再契約も可能

ただ、もし、アコムの借金を債務整理しようとした際、過払い金が発生して、借金が減額されるだけでなく、逆にお金が戻って来る場合、信用情報機関に事故情報は載りません。

その場合は、アコムと再契約ができる可能性が出て来ます。

しかし、それでも利用限度額が少なくなるという話もありますし、債務整理を依頼したけれども過払い金が発生しなかった場合は、再契約が「不可能となるので、ご注意下さい。

万が一の時は別のところから借り入れを

債務整理した会社から借りることは、アコムに限らず、どの貸金業者でも厳しくなります。

ただ、アコムと再契約ができなくても、信用情報機関から事故情報がなくなり、属性に問題がなければ、プロミスやアイフルなど、他のカードローンを利用するという選択肢も生まれて来ます。

もちろん、債務整理を行えば、アコムの借金の返済負担を減らせるので、新たな借金に頼るのではなく、逆に貯金を作っていくぐらいの気持ちで取り組んで行かれるのが良いかと思います。

アコムの借金をどれくらい減らせるかは、以下の方法で簡単に調べることができます。

＞＞借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1～2分】