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旦那の借金が発覚したり、借金癖が治らなかったりする場合、離婚という選択肢を考える女性は多いのではないでしょうか。確かに旦那の借金が本当に酷い時は、離婚をした方が良いのかもしれません。ただ、そういった経緯で離婚をした場合、厳しい現実が待っていますし、離婚したことを後悔してしまう方も中にはらいっしゃいます。
この記事では、旦那の借金が原因で離婚したら後悔するのかという点について事例をご紹介すると共に、もし離婚すると後悔をしてしまう理由と、離婚しない場合、どういう選択肢が考えられるのかという点などについて詳しくお伝えしていきます。
目次
旦那の借金が原因で離婚したら後悔する!?
旦那の借金が原因で離婚したら後悔するのかという点について、後悔する派と後悔しない派の意見をチェックしてみました。すると、後悔しない派の意見の方が圧倒的に多かったんですね。そういう状況を踏まえた上で、それぞれの意見をご紹介していきます。
後悔をする派
まずは、旦那の借金が原因で離婚したあと、後悔をしてしまった方の事例です。
元旦那の借金二回、飲酒事故
嘘が多い。などの理由から数年我慢しましたが、
限界が来て子供2人連れて離婚しました。
女10歳男6才です。
(中略)
私が我慢してたらよかったのかと
最近後ろ向きになってきてしまい。
もう離婚したのだから仕方ないのですが、
子供から父親を奪ってしまった罪悪感が
離婚して落ち着いてきたときから
頭から離れません。引用元: 知恵袋
こちらの方は、離婚をした後、時間が経ってみると、ご主人が子供と仲良くしていた時のことを思い出して後悔をしているパターンです。離婚をすると、何だかんだといって罪悪感を抱いてしまうという方も中にはいらっしゃいます。
離婚をする際は、気持ちが高ぶって一時の感情に流されて決断をしてしまうことも多いですが、そういう時こそ、ふと立ち止まって冷静に考える必要があるのかもしれませんね。
後悔しない派
その一方で、那の借金が原因で離婚しても後悔をしていないという人たちも数多くいらっしゃいます。
離婚してスッキリしました。
同じ事の繰り返し、同じ事に悩み続けるより、新しい生活での苦難の方が遥かにいいです。
私は離婚して3年後に再婚しました。
引用元: 知恵袋
旦那が借金を繰り返すと、そのことで悩むよりも、離婚をしてしまった方が、気持ちをスッキリするので後悔はしないという考え方ですね。確かに一理あると思います。
元旦那から後悔ばかりしている、あの頃に戻れたらてメール来たけど
毎日のように晩ごはん捨てた事?
娘の財布からお金盗んで女とホテル行った事?
借金しまくって個人再生した事?
どれを後悔してるのだろうか。
やられた方は美談には絶対出来ないし、離婚に後悔は全くありませんけど。— (@moraotoenkirimk) February 28, 2022
こちらの方は、旦那が借金をしまくっている姿を見て、うんざりしたので後悔はしていないというパターンです。
最初にお伝えしましたが、ネット上での意見を見ると、後悔をしない方の意見の方が圧倒的に多かったのですが、それを象徴しているような言葉が以下のコメントです。
離婚して後悔した女性なんて聞いた事ありません。
引用元: 知恵袋
ただ、個人的にはネットで公開されている意見と、現実とは若干乖離があるようにも思えます。
旦那の借金が原因で離婚した場合、後悔している人は、その気持ちを周りの人たちに吐露しても、なかなか理解はしてもらえないので言えないケースが多かったりしますよね。その一方で、後悔をしていない人は、自分自身の気持ちを正当化するために、周りにアピールしやすい側面があるかもしれないからです。
もちろん、これはあくまでも仮説ではありますが…
旦那の借金が原因で離婚すると後悔する5つの理由
確かに旦那の借金癖が治らない場合「もう、あなたにはついていけません…」と言い放って、離婚することも一つの選択肢なのかもしれません。しかし、本当に離婚をするのが最善の策なのかというと、判断が非常に難しいところがあります。
もちろん、離婚によって、夫の借金癖から解放されてすっきりする人たちが多いのも事実です。しかし、旦那との離婚には、次のような5つのデメリットがあり、離婚後に後悔する人もいるので、離婚を具体的に検討する前に必ず知っておく必要があります。
- 子供に悪影響がある
- 母子家庭の現実は厳しい
- 慰謝料をほとんどもらえないケースも
- 夫の借金が財産分与の対象になる場合も
- 連帯保証人であれば返済義務が発生する
それでは一つずつ見ていきましょう。
子供に悪影響がある
子供がいる家庭では、両親が離婚をすると子供は確実に傷つきます。子供から見れば、お父さんもお母さんも大切な存在ですし、どちらかにほとんど会えなくなることは堪えがたいことでしょう。
特に子供が小学生や中学生など多感な時期であれば尚更です。実際、親の離婚に対して、子供は何の責任も罪もないのですから、親の身勝手な判断で、子供たちに様々な形で負担を与えてしまうことは絶対に良くありません。
母子家庭の現実は厳しい
もし、お子さんがいらっしゃって、かつ親権を引き取る場合は、母子家庭になるわけですが、母子家庭の現実は非常に厳しいものがありますす。まず、母子家庭に対する世間の目が厳しいです。そのことを以下のようにはっきり指摘する方もいらっしゃいます。
離婚家庭、母子家庭が多くなりましたが、
世間の目は厳しいのは現実です。
何かあるとすぐに、母子家庭だからね、
なんて噂されたりします。そんな事、
気にしないほど強くなって欲しいですけどね。極端に気にするあなたのようなタイプ
だったら離婚しないほうがいいと思います引用元: 知恵袋
また、周りからの目が厳しくなるだけでなく、母子家庭は一般的に経済的にも厳しくなります。奥さんに経済力があれば、まだ大丈夫ですが、そこまでの経済力がない場合、母親一人で、子供を育てていくのは簡単ではありません。
厚生労働省が2022年に発表した「国民生活基礎調査の概況」の資料によると、一人親の貧困率は平均して約50%になっています。
確かに、借金癖のある旦那と離婚すると、旦那のことで心配をする必要がなくなるかもしれません。しかし、それ以上に深刻な経済的問題を抱える可能性は高いのです。
慰謝料をほとんどもらえないケースも
慰謝料の金額は相手の経済力に応じて決まってくる側面があります。ですから、既に多額の借金を抱えている夫から希望通りの慰謝料をもらうのは難しいケースが多いです。
養育費に関しては、旦那に借金があろうとなかろうと、妻が子供を引き取った場合は、夫から慰謝料を受け取る権利が発生します。そして、もし支払いが遅れたら、遅延損害金を請求したり、強制執行の手続きを行ったりすることができます。
しかし、その一方で、慰謝料は仮に請求できたとしても、その後、夫が自己破産をしたら、慰謝料は一切もらえなくなってしまう場合も出てきます。
>>借金がバレたら離婚になる?その可能性と知っておくべきこと
夫の借金が財産分与の対象になる場合も
離婚をすると財産分与が行なわれますが、その対象になるのは、プラスの財産だけではありません。借金も場合によっては財産分与の対象となってしまいます。
もちろん、夫がギャンブルなど自分のために借金をしていた場合は、財産分与の対象にはなりません。しかし、その一方で
- 家族で使うために購入した車
- 家族が住むために購入した住宅ローン
- 生活費の不足分を補うために作った借金
などは、財産分与の対象となってしまいます。
連帯保証人であれば返済義務が発生する
もし、あなたが夫の借金の連帯保証人になっていれば、離婚をしても夫が返済不能になった時、返済義務が発生します。これは夫の借金の理由に関係なく、法的に課せられる義務となるのです。
普段は、離婚することを前提として考えていないので、曖昧になっていた部分があるかもしれないので、そういった債務がないか、一度、確認をしてみる必要はあるかと思います。
旦那と離婚しないという選択肢
もし、旦那が借金癖を治らないのであれば、そのまま離婚というのも一つの選択肢なのかもしれません。もう、どうしようもくだらしがない旦那さんも中にはいらっしゃいますので…
しかし、旦那が十分、反省をしているのであれば、一時の感情で離婚をしてしまって後悔をするよりも、離婚をしないで、旦那が借金問題を克服できるよう、妻としてサポートしながらやり直してみるのはいかがでしょうか?
借金が多ければ債務整理で解決
もちろん、旦那の借金の金額が何百万もあると、現実的にどうやって返していけば良いのか分からず途方に暮れてしまうでしょう。ただ、そういった時は、夫に債務整理を行ってもらえば、借金を一気に減らして、夫婦として、やり直すことも十分可能です。
債務整理を行う場合、自己破産だと、借金は免責してもらえるけれども、家など一定以上の財産を失ってしまうリスクがあるので、心配する方もいらっしゃいます。しかし、その一方で、個人再生であれば住宅ローンを守りながら、借金を約5分の1に減らすことも可能です。
また、任意整理であれば、裁判所を通さず、債権者との和解交渉を通じて、将来利息をカットし、月々の返済額を減らすことも可能です。実際に夫の借金をどれくらい減らせるかは以下の方法で簡単に調べられますし、法律の専門家に無料で相談できるので、旦那さんに伝えてみて下さい。
旦那の借金癖も治せる方法はあるはず
もし、旦那の借金を減らすことができれば、借金癖を治すことにも前向きに取り組めるようになってくると思います。借金癖は、カウンセリングなどを利用して治す方法もありますので、借金を減らすと共に、取り組んでみてはいかがでしょうか?
ここで、旦那が借金癖を治そうとする意志がないのであれば、本当に救いようがないとも言えます。ただ、旦那に何とかがんばろうという気持ちがあるのであれば、そこに希望を見出しても良いのかもしれません。
まとめ
旦那の借金が発覚すると離婚をしてしまう方は、実際、数多くいらっしゃいます。もちろん、ギャンブルなどの借金癖が治らないどうしようもない夫であれば、思い切って離婚をしてしまった方が、精神的にすっきりするのかもしれません。ただ、離婚をした後、後悔してしまうケースもよくある話です。
ですから、そのような後悔をしないためにもできるだけ冷静になって、離婚した時に起こり得るリスクを考えていかれることをお勧めいたします。
また、それと同時に、離婚をしない場合は、どうやって旦那の借金問題を解決できるかという点についてもよく考えながら、最善の方法を選択されることを願っています。
離婚をしてから後悔をするよりは、夫を許し、弁護士の力も借りながら、一緒に旦那の借金問題を解決し、逆に夫婦の絆を深めていくことも一つの有効な解決策だと思いますよ。