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よく借金が返済できないとマグロ漁船に乗せられるという話がありますが、それって本当なのでしょうか。
実際、マグロ漁船で借金を返済することは、できない訳ではありませんし、一気に返済ができるのかもしれません。
しかし、その一方で、マグロ漁船には、デメリットも多く、かつマグロ漁船による借金返済という話には、ちょっと怖い話もあります。
そこで、ここではマグロ漁船で借金を返済するという選択肢について、徹底的に解説をしていきます。
目次
マグロ漁船はどうやったら乗れるの?
マグロ漁船は、一般的に、漁業組合が求人をしていると言われています。
また、一般の求人サイトでは、以下のような求人内容がありました。
- 仕事内容:北大西洋でのマグロ延縄漁業従事(一等航海士、一等機関士候補生)
- 給料:年収600万円
- 資格:18~40才、4~5級航海、機関
こちらは、資格を要する求人なので、年収は高めに設定されていますね。
- 仕事内容:船頭の指示のもと延縄の投縄、揚縄、漁具の補修等の漁労作業等を行う
- 給料:平均年収350~450万円(歩合制)
- 資格:16歳~50歳
その一方で、こちらは、資格は要らない代わりに、補助的な仕事なので給料は低めに設定されています。
マグロ漁船で借金を返すメリット
では、マグロ漁船で借金を返すということは、どれくらいのメリットがあるのでしょうか。
マグロ漁船での給料は?
マグロ漁船での給料に関しては、こちらのYouTube動画で、実際にマグロ漁船に乗っていた人が詳細を解説しています。
それによると、マグロ漁船は、員級Bという段階から始まり、スキルが上がっていく中で、給料も上がって行きます。
- 員級B:月額30~34万円(363万円~410万円)
- 員級A:月額38~42万円(450万円~510万円)
- 航海士:月額48~58万円(580万円~650万円)
- 船長:月額64~72万円(770万円~860万円)
- 漁労長:月額90万~104万円(年収1075万円~1240万円)
これは、基本的な金額で、水揚げが良ければさらに給料がアップしていきます。
マグロ漁は、一攫千金みたいなところがあるので、夢がありますよね。
年齢や学歴が一切問われない
マグロ漁船では、年齢や学歴は、基本的に問われません。
もちろん、資格がなければ、食堂のスタッフやトイレ掃除など補助的な仕事を中心として行うことになります。
ただ、何も資格がなかったとしても、月給で30万円稼げてしまうので、スキルがない方にとっては、魅力的に映るかもしれません。
生活費が掛からないから返済しまくり
マグロ漁船では、食費、家賃、光熱費、通信費が一切掛かりません。
借金の返済を行う上で、生活費を節約できるかは非常に重要な要素となります。
しかし、マグロ漁船に乗れば生活費が掛からないので、後は、借金を返しまくり、逆に貯金を殖やしまくることだって可能な訳ですね。
マグロ漁船の大変さとは?
しかし、その一方で、マグロ漁船には、様々な大変さがあります。
マグロ漁は過酷
マグロ漁は、近海であれば2週間~1ヶ月、遠洋であれば、半年~1年を掛けて行います。
マグロ漁船に乗ったら、延縄(はえなわ)漁といって、幹縄と呼ばれる長い縄(100~150km)に一定間隔(約45m)で枝縄をつけ、その先の釣り針にアジやサバなどを付けて海に投げ込み、しばらくしたら回収するという漁法を使って、マグロを捕ります。
釣り針に、一つ一つに餌を付けていくのも大変な作業です。
縄は、相当長いので、投げ込みだけでも4~5時間掛かります。
ですから、投げ縄をするために、朝は4時ぐらいに起きなければならない時もあります。
投げ込みをしたら、2時間ぐらい待つ必要があるので、そこで昼休みを取ります。
その後、縄にマグロで引っかかっていれば、人の手で引き上げる必要がありますが、それだけでも重労働です。
マグロが捕れたら船の上で、一尾ずつ、内蔵や血を取る作業が必要なのですが、それは投げ縄の倍以上の時間がかかります。
結果的に、仕事が終わるのは、夜中となって、結果的に1日の労働時間が17時間~20時間になってしまう時もあるのです。
また、船の上ですから、当然、船酔いになることありますし、下手をしたら、ずっと吐きながら作業を続けなければならないことも。
このようにマグロ漁は、ムチャクチャ過酷なのです。
手足を失うリスクも
マグロ漁船は、危険と隣り合わせです。
延縄には、マグロだけでなく、サメが引っかかる時もありますが、そのサメに噛まれて負傷する人もいます。
また、針が手で刺さってしまう時もありますし、バランスを失うと、暗い海に投げ出されてしまう人もいます。
その際に、ロープに引っ掛かって手足が切れてしまうことも・・・
一瞬の油断が大きな怪我や命取りになってしまうので、絶えず、緊張していなければなりません。
実は狭き門!?
マグロ漁は、1970年代は、かなり儲かっていましたが、最近は、漁獲量が減って来たので、以前ほどは稼げなくなってきています。
マグロ漁の過酷な労働環境を考えると、そこまでの苦労をして、借金を返済すべきなのか考える必要があるかと思います。
しかし、それでもマグロ漁船は、生活費が掛からないことを考えれば、大きく稼げる仕事であることに違いないのかもしれません。
ただ、現在、日本人に関しては、船舶免許や海技士、あるいは機関士などの資格を持っていなければマグロ漁船に乗せてもらえないという話もあります。
その一方で、船長と機関長以外の甲板員は、インドネシア人やフィリピン人など、外国人労働者の割合が増えているというのが実情です。
そういった点から考えると、マグロ漁船は、どんどん狭き門になりつつあります。
隠語で使われるマグロ漁船の恐ろしい意味
また、これは、闇金の世界での話ですが、こちらのYouTube動画によると、借金を返済しない場合は、本当に闇金業者から「借金を返すためにマグロ漁船に乗れ」と言われるケースもあるそうです。
ただ、ここでのマグロ漁船は、隠語で、実際は船に乗せられた後、マグロがいるところではなく、別のところに連れていかれるのだとか。
そして、行き着いた先で、臓器を取られてしまうという恐ろしい話もあります。
ですから、もし、闇金からマグロ漁船に乗れと言われたら、絶対に断わらなければなりません。
マグロ漁船より債務整理がマシ
このようにマグロ漁船は、確かに学歴や年齢に関係なくできますし、生活費をほとんど掛けないまま、一年間で400万ぐらいのお金を稼げるので、その大半を借金返済のためにつぎ込むことができます。
しかし、マグロ漁船での仕事は過酷ですし、一歩間違えたら、指や、手、或いは命を失ってしまうリスクもあります。
さらに闇金業者から、マグロ漁船に乗れと言われたら、別のところで、命を失うことになるかもしれません。
ですから、マグロ漁船に乗るぐらいであれば、債務整理を行った方が遥かに楽です。
債務整理は、今ある借金を弁護士や司法書士を通じて、合法的に減らしたり、場合によってはチャラにしてもらうことができる手続きです。
もちろん、債務整理をするために、過酷な労働をする必要は一切ありません。
ただ、弁護士や司法書士に相談をして、債務整理の依頼をし、必要な書類をそろえて、あとは任せるのみです。
怪我をしたり、命を失ったりするリスクは一切ないので、マグロ漁船に乗ろうという勇気があるのであれば、それよりも遥かに小さな勇気で、無料相談されることをお勧めいたします。

マグロ漁船で借金を稼ぐことは可能ではありませすが、それよりも債務整理をする方が遥かに楽なので、懸命な判断をされることを願っています。