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借金の金額が多くて金利も高いと、とにかく借金の返済を優先していこうと考えてしまうものですよね。ただ、その一方で手元にある程度の貯金がないと、いざという時、ピンチに陥ってしまいます。しかし、だからといって貯金を優先すると、今度は借金の利息負担が増えて、ジレンマに陥っている人も多いのではないのでしょうか。
そこで、この記事では、借金返済しながら貯金する方法というテーマで、具体的にどうすれば、効率的に借金を返済し、かつ貯金もしていけるか解説していきます。
目次
借金返済しながら貯金する方法
借金返済しながら貯金するには、以下の6つの方法があります。
- 金利が高い借金は返済を優先する
- 低金利の借金の返済を続けながら貯金をしていく
- おまとめローンで全体の金利を下げる
- 親族に立て替えてもらう
- 副業で収入を増やす
- 任意整理をする
それでは、それぞれの方法について一つずつ解説していきます。
金利が高い借金は返済を優先する
借金の返済を優先すべきかどうか考える時に、注目すべき点はやはり金利です。金利が高ければ、返済が遅れると、その分、利息の負担がどんどん増えて、損失が膨らんでしまうからです。
例えば、もし金利が10%以上と二桁に突入しているのであれば、貯金よりも借金の返済に集中されることをおすすめいたします。そして、金利が高い借金の返済に目途が付いた段階で貯金について考え始めていく方が無駄な損失を最小限に留めることができます。
低金利の借金の返済を続けながら貯金をしていく
その一方で、借金の金利が低い場合は、そこまで焦って返済をしていく必要はありません。この場合は、返済期間を延ばしても利息の金額はさほど増えないからです。例えば、奨学金(第二種奨学金)もある意味、借金の一種ですが、金利に関しては0.01~0.8%ぐらいの間を推移しています。
住宅ローンに関しても、金利は1%前後ぐらいに収まっていることが多いですよね。これぐらいの金利であれば、無理に繰り上げ返済をしてしまうと、逆に手元にお金がなくなり、いざという時に困ってしまいます。
ですから、このようなケースでは、借金の返済はマイペースで進めながら、余裕ができたお金はどんどん貯金に回していけば良いと言えるのです。
おまとめローンで全体の金利を下げる
ただ、中には、高い金利の借金ばかりで、借入先が複数に分かれていて大変という方もいらっしゃいますよね。実際、借入先が分散してしまうと、一か所の貸金業者あたりの借金は少なくなるので、その分、金利は高くなってしまう傾向があります。
そのような時は、おまとめローンを利用して、借入先を一か所にまとめて、金利を下げるという方法もあります。金利を下げることによって、返済のペースを落とし、その分、貯金に回すお金を増やしてくいくというのもアリでしょう。
ただ、おまとめローンを使用したからといって、金利が劇的に下がるわけではありません。場合によっては、依然として10%を超えてしまう場合もあります。また、おまとめローンは、審査に通る必要がありますし、直近で滞納歴があると、ブラックリスト状態になり、審査に落ちてしまいます。ですから、そのような不確実な要素があることをあらかじめ認識しておく必要があると言えるのです。
親族に立て替えてもらう
もし、おまとめローンの審査に通るのが難しい場合は、いったん、親族に立て替えてもらって、高金利の借金から一気に返済を行ない、その後、親族にマイペースで返済をしていきながら、貯金をしていくという方法もあります。
親族の中には利息を要求してくる人もいないわけではないですが、基本的には無利子で貸してもらえるケースが大半でしょう。もし、親族から無利子でお金を借りることができれば、借金返済をしながら、貯金をすることが十分可能となってきますよね。
ただ、いくら親族だからといって、返済を思いっきり遅らせてしまうと、大切な親族からの信頼を失ってしまうので、あまり失礼にならない範囲で返済していくことをおすすめいたします。
副業で収入を増やす
おまとめローンや親族に頼りたくないという方には、副業という選択肢もあります。貯金も増やしたいけれども、月々の返済額も減らすわけにはいかないという時もありますよね。そういった時は副業をやって、そこで稼いだお金を貯金に回していけば良いのです。
もちろん、お金を稼ぐことは決して簡単なことではありません。しかし、いろいろと工夫をすれば、以下のような方法でお金を稼いでいくことが可能なので、あなたにあったやり方がないか、ぜひ探してみてください。
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任意整理をする
このように借金返済しながら貯金する方法には、いろいろなポイントがありますが、それでもにっちもさっちもいかなくなってしまい、貯金なんて夢のまた夢と思っている方もいらしゃるかもしれません。
もし、借金の金額が多いだけでなく、高い金利にも苦しんでいるのであれば、任意整理を行なうという方法があります。任意整理を行なえば、弁護士や司法書士が債権者と任意の交渉を行なって、将来的な利息をカットして残債を約3年~5年で分割返済をするという形で和解をしてもらうことも可能です。
将来利息をカットすれば、本来、完済するまでに支払うはずだった利息がカットできるので、そこで大幅に借金の負担を減らすことができます。また、任意整理の返済中は、利息が一切かからないので、心置きなく貯金をすることに専念することができます。
任意整理の手続きは、弁護士や司法書士に依頼して行う手続きですが、債権者との交渉は事務所の交渉力によっても結果が違ってくるので、任意整理に強い弁護士や司法書士に依頼されることをおすすめいたします。
ちなみに、任意整理をすると約5年間はブラックリスト状態になるため、その期間中は新たな借り入れをすることができません。そういった点からも任意整理後の返済をしている間は、借金の返済をしながら、積極的に貯金をしていかれることをおすすめいたします。
貯金は最低どれくらいあった方が良いの?
ところで、借金返済をしている間、貯金は最低どれくらいあれば良いのでしょうか。この点に関しては、りそなグループが緊急予備資金という名目で以下のような目安の金額を提示しています。
緊急予備資金とは、病気で働けなくなる場合や、会社の倒産などで収入が途絶える場合に生活を立て直すための資金です。予備資金の目安は、3~6ヵ月分といわれていますが、景気動向は誰にも読むことができません。万一のことを考えて、6ヵ月分~1年分を目安に用意できるとよいでしょう。1ヵ月の生活費で20万円を必要とした場合は最低でも60万円、できるなら120万~240万円分の貯金を確保しておくと安心です。
引用元: りそなグループ
この考え方を基準にすると、例えば、月収が30万円であれば、最低でも90~120万円の貯金が必要ということになります。また、これは30代で家庭を持っているような人に対する話となっています。そのため、例えば、20代の一人暮らしであれば、最低でも給料の3ヶ月分があれば良いという話もあります。つまり、その人の家族構成や一か月の出費によっても必要な貯金額は違ってくるのです。
こういった情報を参考にしながら、堅実に借金返済と貯金を両立していってくださいね。
まとめ
借金はできるだけ早く返済をするのに越したことがないのは言うまでもありません。ただ、借金の返済ばかりをして貯金がまったくないのは、やっぱり心配ですよね。
実際、借金の返済と貯金のバランスを取ることは、簡単ではないかもしれません。ただ、借金も効率的に返済をしながら、貯金もうまく増やすことができれば、ストレスからかなり解放されますので、ぜひこちらの記事でご紹介した内容を参考にしながら、チャレンジしてみてください。
借金返済でストレスを減らして、貯金で希望を増やしていきましょう!