
借金が500万円まで膨らんでしまうと、「一体、この借金を返済するまでに何年かかってしまうのか?」大きな不安を感じる方がいらっしゃるかと思います。
実際、借金が100万円、200万円ぐらいだったら、何とか返済できそうな気もしますが、500万円まで借金が膨らんでしまうと、見通しが立てづらくなってくる方も多いのではないでしょうか?
そこで、ここでは、500万円の借金の返済方法について役立つ情報をお伝えしていきます。
目次
500万円は何年で返せる?
500万円の借金を抱えてしまうと、人生に絶望して、現実から目を背けたくなる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そんな時こそ、冷静になって、今のペースで返済を続けたら、完済までに何年掛かるのか、シミュレーションを立ててみることが大切です。
まずは、今の家計のやりくりで、毎月、いくらだったら、返済費用に回せるか算出してみて下さい。
また、現在、複数の銀行や消費者金融から借金をされているかと思いますが、平均の金利を割り出してみると、大体の返済シミュレーションを立てることが出来ます。
平均金利が8%
月々の返済額 | 返済期間 | 完済までに支払う利息 |
---|---|---|
15万円 | 3年2ヶ月 | 673,451円 |
12万円 | 4年1ヶ月 | 877,086円 |
10万円 | 5年2ヶ月 | 1,102,199円 |
8万円 | 6年10ヶ月 | 1,489,465円 |
平均金利が10%
月々の返済額 | 返済期間 | 完済までに支払う利息 |
---|---|---|
15万円 | 3年4ヶ月 | 882,054円 |
12万円 | 4年4ヶ月 | 1,167,505円 |
10万円 | 5年5ヶ月 | 1,494,843円 |
8万円 | 7年5ヶ月 | 2,092,181円 |
平均金利が12%
月々の返済額 | 返済期間 | 完済までに支払う利息 |
---|---|---|
15万円 | 3年5ヶ月 | 1,112,453円 |
12万円 | 4年7ヶ月 | 1,500,294円 |
10万円 | 5年10ヶ月 | 1,966,136円 |
8万円 | 8年3ヶ月 | 2,885,815円 |
500万円の最大返済期間と利息を把握しておく
ここでは、返済期間だけではなく、トータルで支払う利息の金額も敢えて記入しておきました。
もちろん、月々の返済金額はこれ以上減らしてはいけませんし、さらに、借入れを増やすことは、もってのほかです。
ただ、現在の返済ページを最低限キープ出来れば、これ以上、返済期間が延びたり、利息が増えたりすることはありません。
まずは、人生最大のピンチによって、どれだけの期間、耐え忍ぶ必要があるのかを知り、覚悟を決めることが大切です。
あとは、繰り上げ返済をして、返済期間を縮め、損失を減らすことに全力を傾けていきましょう!
借金500万円を効率よく返済するために
借金500万円を効率よく返済するために必要なことは、やはり繰り上げ返済です。
そのために、まず、やるべきことは、収入を増やすか、支出を減らすのいずれかです。
上記の表を見れば分かるように、月々の返済額を今よりも2万円増やせば、返済期間は1~2年短くなり、トータルで支払う利息の総額は、20~30万円以上少なくなります。
「こんなことしたって、焼け石に水ではないか」と思うかもしれませんが、それを続けることが出来れば、そんなことは決してないことはお分かり頂けるかと思います。
収入を増やす(副業)
収入を増やすために、副業が出来ないか探してみることも一つの方法です。
もちろん、会社で副業禁止になっている場合は、内緒でやる必要がありますが、「500万円を絶対返済する!」という強い意志があれば、何とかやっていけるはずです。
平日仕事が忙しい人は、週末にアルバイトををしても良いでしょう。
1週間に1日に、日給1万円のアルバイトが出来れば、月の返済額は一気に4万円増やせます。
また、パソコンを使ってネットビジネスを行えば、自宅で作業を行いながら、月に数万円、多い人は数十万~100万円稼ぐ人もいらっしゃいます。
そうすれば、500万円の借金なんて、あっという間に返済できますよね。
支出を減らす(節約)
副業が難しい方でも、支出を減らすことによって、返済に回すお金を増やすことは可能です。
会社勤めの方は、しばらくの期間、飲み会に行くのを控えると1回あたり数千円の節約になります。
(人間関係が悪化しないよう、気を付ける必要はありますが)
また、保険料を見直したり、スマホも格安スマホに切り替えたり、家賃が安いところに引っ越しをしたりすることによって、支出を大幅に減らす方もいらっしゃいます。
さらに、支出の大半を占める食費に関しても、外食やお酒を控えたり、水筒を持ち歩いて自販機では何も買わないようにしたり、お勤め品を探したりするなどすれば、1日に200~300円、月に1万円節約することも十分可能です。
500万円の返済スピードを一気に加速する方法
500万円を少しでも早く返済するには、副業や節約などの日々の努力も大切ですが、思い切ったやり方で一気に返済していく方法もあります。
500万円をおまとめローンに借り換える
今、銀行や消費者金融など、複数の貸金業者から10%ぐらいの金利で借りている方は、おまとめローンに借り換えることによって、金利を数%に下げることも可能です。
例えば、楽天スーパーローンだと、おまとめローンであれば、年4.5%~7.8%が適用されます。
仮に、その中間の6%で借り換えが出来たとしましょう。
その場合の返済期間や利息の金額は以下のようになります。
月々の返済額 | 返済期間 | 完済までに支払う利息 |
---|---|---|
15万円 | 3年1ヶ月 | 483,382円 |
12万円 | 3年11ヶ月 | 620,776円 |
10万円 | 4年10ヶ月 | 768,037円 |
8万円 | 6年4ヶ月 | 1,010,050円 |
上記の表と比べると、返済期間が短くなり、利息の金額もかなり激減することが分かるでしょう。
500万円を債務整理する
借金が500万円の場合、おまとめローンだと審査に通らなかったり、審査に通っても金利が高くて現状とあまり変わらないケースもあります。
また、今の返済のペースでは、完済の見込みが立たない場合は、債務整理を検討する方が良いかもしれません。
任意整理では、将来理的に掛かる利息を原則カット出来るので、あとは、元本のみの返済となり、返済スピードは一気に加速します。
>>500万円の借金を任意整理したら月々の返済額はどうなる?
個人再生では、住宅ローンを守りながら、500万円の借金を100万円まで減額することも可能です。
それでも返済が難しい場合は、自己破産で借金をチャラに出来る場合もあります。
実際に、500万円の借金を債務整理した場合、どれくらい借金を減らせるかは以下の方法で無料で診断を受けることが可能です。
>>借金をどれだけ減らせる可能性があるか調べてみる【所要時間1~2分】
まとめ
500万円の借金を返済しようとした場合、まずは、今のペースで返済をすれば、返済期間がどれくらい掛かるのか、そして利息がどれくらいになるのかを算出しながら、現状を把握することが大切です。
その上で、月に1万円でも2万円でも繰り上げ返済できるように、副業や節約をがんばれば、損失を数十万円単位で減らすことも可能です。
そして、抜本的に解決したい場合は、おまとめローンに借り換えても良いですし、それでも難しい場合は、弁護士や司法書士に相談をして、債務整理で解決するという方法もあります。

借金が500万円まで膨らんでしまうことは人生の一大ピンチですが、現実をしっかり見つめた上で、自分に一番合った方法で、確実に返済できるようがんばって下さいね。