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500万円の借金は何年で返すことができるのでしょうか?もし、住宅ローンや奨学金など低金利の借金であれば、利息は低く抑えることができますし、返済計画を立てやすくなりますよね。ただ、カードローンやリボ払いのような金利の高い借金がある場合は、利息の金額が雪だるまのように膨れ上がり、返済計画は座礁に乗り上げる確率が高くなります。
そこで、この記事では、500万円の借金は何年で返せるのか、様々な観点からシミュレーションをしながら解説をしていきます。
目次
500万円の借金は何年で返せる?
500万円の借金が何年で返せるかは、金利と月々の返済額によって大きく異なってきます。ただ、ここで一つ気を付けないといけないことは、金利が高くて月々の返済額が低いと最終的に支払う利息がとんでもないことになるということです。
実際、500万円の借金を一ヶ所から借りている場合は金利が低いケースが多いですが、複数の大手消費者金融などから借りている場合、平均金利(年率)が15%ぐらいになってしまうことがよくあります。その場合、毎月がんばって8万円ずつ返済をしたとしても、完済するまでに10年3ヶ月かかります。そして問題の利息ですが、なんと、4,787,521円を払うことになるんですね。
そういったことも念頭に置きながら、金利ごとに500万円の借金を返すのに何年かかるのか見ていきましょう。
金利1%の場合
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
12万円 | 43回(3年7ヶ月) | 90,981円 |
10万円 | 52回(4年4ヶ月) | 109,255円 |
8万円 | 65回(5年5ヶ月) | 137,028円 |
6万円 | 87回(7年3ヶ月) | 184,213円 |
金利5%の場合
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
12万円 | 46回(3年10ヶ月) | 503,304円 |
10万円 | 57回(4年9ヶ月) | 618,426円 |
8万円 | 73回(6年1ヶ月) | 804,089円 |
6万円 | 103回(8年7ヶ月) | 1,154,619円円 |
金利10%の場合
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
12万円 | 52回(4年4ヶ月) | 1,167,505円 |
10万円 | 65回(5年5ヶ月) | 1,494,843円 |
8万円 | 89回(7年5ヶ月) | 2,092,181円 |
6万円 | 143回(11年11ヶ月) | 3,571,897 円 |
金利12%の場合
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
12万円 | 55回(4年7ヶ月) | 1,500,294円 |
10万円 | 70回(5年10ヶ月) | 1,966,136円 |
8万円 | 99回(8年3ヶ月) | 2,885,815円 |
6万円 | 181回(15年1ヶ月) | 5,803,991円 |
金利15%の場合
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
12万円 | 60回(5年) | 2,106,927円 |
10万円 | 79回(6年7ヶ月) | 2,895,537円 |
8万円 | 123回(10年3ヶ月) | 4,787,521円 |
8万円 | 123回(10年3ヶ月) | 4,787,521円 |
実際、500万円を何年で返せるか、考えてみた場合、金利が低く、かつ毎月10万円以上返済できる場合は、5年前後で完済することができるでしょう。
ただ、返済金額が10万円を切ってくると、金利によっては、返せるまでに7年~8年、あるいはそれ以上の期間が掛かってしまいます。
もちろん、途中で経済的に厳しくなって、新たに借入れを行うと、完済までの期間が、ズルズルと長引いてしまうのは言うまでもありません。
>>奨学金500万は何年で返せる?早く返済するコツもご紹介
借金500万円の返済期間中に発生する深刻な問題
500万円の借金は10万円弱ずつ返済できれば、7~8年で完済できる道が見えてくるかもしれません。しかし、その一方で次のような深刻な問題が発生する可能性があります。
利息が莫大に膨れ上がる
最初に少しお伝えしたように、500万の借金を何年で返せるか考える際、最終的に支払う利息がいくらになるのかという点も押さえておく必要があります。実際、
- 金利が10%近く、またはそれ以上になる
- 月々の返済額が10万円を切る
という条件が重なってしまうと、最終的に支払う利息は、200万円、300万円、場合によっては500万円弱ととんでもない金額になってしまいます。これぐらいのお金があれば、車が一台ぐらい買えてしまいますよね。その分が利息だけで消えてしまうわけですから、何とももったいない話です。
500万円の返済に何年もかかると失うもの
もちろん「500万円を完済するまでに何年掛かっても良いから自力返済する」と気概を持って、返済をしていくのも良いでしょう。ただ、元本とは別に、200万円、300万円の利息を銀行や消費者金融に支払って、そのために人生の貴重な時間を失ってしまうのは、非常にもったいなくはないでしょうか?
特に、20代と若い人達であれば、借金の返済に追われることによって結婚のチャンスを失うリスクが出てきます。そうすると500万円の借金で、人生そのものをリスクにさらしてしまう可能性が出てきます。
もし、そういったリスクを覚悟してまでというのなら、500万円の借金を自力で返済し続けても良いかもしれません。しかし、借金のストレスを抱えながら返済に追われる日々を過ごすことに少しでも疑問を感じるのであれば、別の方法を考える必要があるのではないでしょうか。
債務整理で500円の借金は何年で返せる?
500万円の返済計画が思うようにいかず、完済するまでに一体何年掛かるか分からないという方は、弁護士や司法書士を通じて債務整理の手続きを行なうことも一つの選択肢です。債務整理には任意整理、個人再生、自己破産と3つの種類がありますが、それぞれの手続きごとに500万円の借金を何年で返せるのかお伝えしていきます。
任意整理では何年で返せるのか?
条件が整うのであれば、任意整理という裁判所を通さない手続きでも500万円の借金問題を解決することは可能です。任意整理の手続きは、払い過ぎた利息があれば減額し、将来利息をカットした上で、残債を3年~5年で返済していく手続きです。
そして、毎月、どれくらいの金額まで返済できるかが分かれば、500万円の借金を何年で返せるかが分かってきます。
- 3年間で返済:月々の返済額は138,889円
- 5年間で返済:月々の返済額は83,333円
- 7年間で返済:月々の返済額は59,523円
あとは、債権者との交渉次第となりますが、少しでも良い条件を引き出すために、任意整理に強い弁護士や司法書士に依頼されることをおすすめします。
任意整理のメリットは、原則として返済期間が長くなっても、余計な利息は一切払う必要がなくなるということです。そのため、そこでお金に余裕が生まれれば、他のところに回すこともできますよね。
>>任意整理は500万円の借金だとできない!?ポイントは3つ
個人再生では何年で返せるのか?
仮に任意整理の手続きが難しかった場合でも、個人再生の手続きでは、500万円の借金を100万円まで減額することも可能です。そして、この100万円を3年~5年で分割で返済することになります。
- 3年間で返済:月々の返済額は27,778円
- 5年間で返済:月々の返済額は16,667円
ここまで月々の返済額が減ってくれば、借金を完済する道筋が一気に開けてきますよね。
自己破産では何年で返せるのか?
自己破産を行なった場合は、そもそも500万円の借金の全額を免責してもらうことも可能です。強いて期間を言うならば、自己破産には一般的に半年から1年ぐらいの期間が掛かるので、その期間のみと言えますね。
ただ、自己破産をする場合は、借金500万円の返済能力がないと裁判所から認められなければならないので、最低限でも安定した返済能力があるのであれば、任意整理や個人再生で解決することになる可能性が高くなります。
実際にあなたが500万円の借金を債務整理でどうやって解決できるかは以下の方法で調べてみてください。
>>借金の負担を減らす方法、簡単チェック【所要時間1~2分】
まとめ
500万円の借金を借金は何年で返せるかは、金利や月々に支払える返済額によっても変わってきますが、月々の返済額が10万円を切ってくると、返済期間が7~8年掛かるようになってくるだけでなく、莫大な利息を払うことにもなってしまいます。
ですから、あなたの大切な人生において、それだけの貴重な時間とお金を本当に費やすべきなのか、冷静に考えてみて、場合によっては債務整理の手続きを行なうことを検討してみるのも良いかと思います。

債務整理の手続きを行えば、500万円の借金は、3年~5年で完済できる確率がグッと高くなりますので、まずは気軽に弁護士や司法書士に相談をしてみて下さい。