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20代 借金 平均

20代の借金の平均はどれくらいなのでしょうか?実際、20代で借金が何かと増えてしまうと、同じぐらいの年齢の人達はどれくらいの借金があるのか、ついつい気になってしまいますよね。

ここでは公的機関が発表している統計結果から20代の借金の平均を紹介すると共に、20代が借金の特徴や、危険水域となる分岐点、また返済が困難になった場合の解決法について詳しく解説していきます。

この記事を書いた人

 

借金問題専門家 タケシ

以前、325万円の借金を任意整理を行なって完済した体験を持つ借金問題の専門ライターです。
借金問題や債務整理に関するコンテンツは、既に1,500記事以上、執筆しています。

20代の借金の統計データ

20代の借金の統計に関しては、金融広報中央委員会が、家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 平成26年調査結果にて詳しくデータをまとめています。その中の部を抜粋していくと以下のような結果が出てきました。

20代で借金がある人の割合

まず借金がある人の割合です。

  • 借金がある:17.4%
  • 借金がない:82.6%

他の世代は、30代(23.0%)、40代(21.6%)、50代(30.4%)となっているので、20代で借金がある人の割合は低めであることが分かりますよね。

20代では、結婚をせず、子供がいない人達も多いですし、住宅ローンを組んでいる人達の割合が多いので、借金は少な目の傾向があるものと思われます。

20代の借金の平均

次に20代の借金額の平均ですが、20代全体と借金がある世帯で平均額は以下のように違います。

  • 20代の世帯全体:34万円
  • 借金がある20代世帯:204万円

借金がある世帯で見てみると、他の世代は、30代(298万円)、40代(831万円)、50代(677万円)となっているので20代の借金の平均額は、相対的に少な目です

そして20代で借金がある世帯の借金額の内訳を見てみると、

  • 50万円未満:36.1%
  • 50万円~100万円:12.3%
  • 100万円~200万円:16.4%
  • 200万円~300万円:13.9%
  • 500万円~700万円:1.6%
  • 700万円~1,000万円:1.6%
  • 1,000万円~1,500万円:0.8%
  • 1,500万円~2,000万円:0%
  • 2,000万円以上:1.6%
  • 無回答:4.9%

となっていて、大半の方は借金が50万円未満であり、借金が大きい場合でも100万円~300万円の範囲に収まっていることが分かります。

逆に、20代で借金が500万円以上あると、かなり危険かもしれません。

20代の借金の特徴

実際、統計データだけで見てみると、20代の借金の平均は、他の世代に比べて、低くなっているので、それほど問題がないように見えます。ただ、その中でも他の世代にない特徴もいくつかあるのでお伝えしていきます。

20代は借金も少ないが収入も少ない

まず、20代は借金が少ない代わりに収入も少ないという特徴があります。同じデータで平均年収を見てみると

  • 20代:183万円
  • 30代:304万円
  • 40代:311万円
  • 50代:466万円
  • 60代:229万円

というように、20代の収入は他の世代に比べて、ダントツに少なくなっています。そのため、収入に見合わない形で借金をしてしまうと、他の世代に比べて返済不能に陥りやすいのです。

個人的な出費による借金が大きい

実際、20代で借金を抱えている人達の声を見てみると、家族の状況というよりは、個人の支出で借金を増やしてしまい、返済不能になっている方をよく見かけます。

まず、こちらの女性は車やエステなどで借金が膨らんでしまっていることが分かりますよね。

私は23歳の女性です。かなりの借金があります。

ア○ムから100万
ア○フルから150万
プ○ミスから50万
その他、信販会社から80万
車のローンが200万
エステのローンが60万

あります。1年足らずでこの額になってしまいました。

こちらの公務員の方は、借金が200万円もあるのに、トヨタの高級車であるハリアーを買おうとしています。

24歳公務員、貯金50万借金200万あります。

20代でこんなにあるのはまずいですか?
来年ハリアーも買おうと思ってます。

結婚をしている人であれば家族が止めるところだと思います。しかし、独身の間は、そうやって止める人がいないというのがちょっと怖いかもしれませんね。

さらに、次の方は車のローンが300万円前後も残っているのに、交通事故まで起こしたため、20代前半であるにも関わらず借金地獄で苦しんでいます。

20代前半男性です。

借金地獄に悩んでいます。
3社に貸し入れしており
総額で100万前後です。
あと交通事故の慰謝料で150万前後
車のローンが300万前後
月々の給料が僅かしか残りません。

実際、若い内は、

  • 欲しい車があったので、すぐローンを組んで買ってしまった。
  • 遊びの楽しさを覚えて、ついついギャンブルにハマってしまった。
  • 買い物にハマってクレジットカードを使いすぎてしまった。
  • 綺麗になるためエステにハマった。

という方が、結構いらっしゃいます。

もちろん、若い時の経験は宝だと言うこともできます。しかし、自分の収入を考えずに、お金を借りてしまうと、後から痛い目に遭いますので、十分気を付けるようにしてください。

>>20代女性の借金の理由と早く解決した方が良いワケとは?

20代の借金はいくらからがヤバイ?

では、20代の人たちは、借金がいくらぐらいになるとヤバいのでしょうか? そういった話を聞くと、どうしても20代の借金の平均額に目が行ってしまいがちですが、実際に比較すべき対象は、20代の借金の平均よりも、借金と収入の割合です。基本的に借金が年収の3分の1を超えてくると危険水域に入ってきます

例えば、20代で年収が180万円である場合、その3分の1である60万円を超えると、返済をするのがかなりキツクなってくるはずです。特に、20代の人たちの中にはアコムやプロミスなど消費者金融から高い金利でお金を借りているケースが多いですよね。

そうやって金利が高いと、月々の返済額の中で元金返済分よりも利息の方が高くなる現象が起こってきます。そういった状態になるとなかなか借金が減らなくなるので、かなりヤバイと言えるでしょう。

借金がいくらからがやばいかという点については以下の記事で詳しく解説しているので、ご参考にしてください。

>>借金はいくらからがやばい?借金まみれになる分岐点は?

20代の借金は債務整理でも解決が可能

20代の借金の傾向を見てみると、

  • 20代の借金の平均は他の世代に比べて少ない
  • 20代は収入が少ないので、借金が増えると返済が困難になりやすい

という特徴が見えてきます。つまり、収入が少ないので、少しでも借金が増えてしまうと、返済が厳しくなってしまう可能性は高いと言えるのです。しかし、20代の方が借金の返済が困難になってしまった場合でも、債務整理によって借金問題を解決できる場合があります。

例えば、クレジットカードを使い過ぎて、返済の負担が増えてしまった人に対して、クレジットカード会社はリボ払いを勧めてきます。確かにリボ払いにすると、月々の返済額は減りますが、手数料も15%近く掛かるので、なかなか残債が減らず、借金地獄にハマってしまう可能性は高いです

しかし、そういった場合では、債務整理の中の任意整理という手続きを行えば、将来利息をカットすることによって、元本だけを返済できるようになり、月々の返済額も減らすことが可能です

また、任意整理が難しければ、借金を約5分の1に減らせる個人再生という手続きやすべての借金をチャラにできる自己破産という方法もあります。具体的にどういった手続きをするのが最も合っているかは以下のサービスを使えば簡単に診断ができるので、チェックしてみてください。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1~2分】

債務整理を行なうと約5年~10年はブラックリスト状態になって、その間はローンを組むなど新たな借金ができなくなるというデメリットがあります。ただ、20代は、まだ人生のやり直しがきく時なので、そこからのリカバリーも十分可能です。

>>20代で借金まみれになってもまだまだ逆転できる!

まとめ

ここでは20代の借金の平均を統計データも引用しながらご紹介しましたが、借金の負担はあなたの収入によっても違ってきます。ですから、一度、借金の返済プランを立てながら、あなたご自身の完済までのシミュレーションを立ててみることをおすすめします。

また、20代の借金は早く解決しないと、結婚など将来設計に大きな影響を与えかねません。ですから、自力返済が難しいと感じたら弁護士や司法書士に相談することも一つの方法です。

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今回、お伝えした20代の借金の平均を見ながら、もし借金が多いかなと感じたら、早めに対策を打たれることをオススメいたします。