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借金800万円を返済していく場合、金利によって完済するまでに利息に天と地の差が生じてきます。ですから、800万円の借金を返済しようとした場合は、まず金利ごとの返済シミュレーションをていく必要があります。
そこで、この記事では借金800万円の返し方について、金利ごとの返済シミュレーションをご紹介する共に、債務整理を行なった場合のシミュレーションもお伝えてしていいながら解説をしていきます。
目次
借金800万円の返し方
借金800万円という金額は当然ですが、簡単に返せるような金額ではありません。ですから、以下のようなステップを決めた上で臨んでいく必要があります。
- ステップ1:借金800万円の返済シミュレーショを立てる
- ステップ2:借金800万円を自力返済するデメリットを知っておく
- ステップ3:覚悟を決めたら働きまくる
それでは順番に一つずつ見ていきいましょう。
ステップ1:借金800万円の返済シミュレーショを立てる
まず、金利(年率)ごとで、月々の返済額によって返済期間や完済するまでに支払う返済額がどのように変わっていくのか知っておくことが大切です。そこで、金利と月々の返済額ごとに返済期間や最終的に支払う利息の金額がどう変わっていくのかお伝えしていきます。
金利1%の場合
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
25万円 | 33 回(2年 9ヶ月) | 111,988円 |
20万円 | 41回(3年5ヶ月) | 196,592円 |
15万円 | 55回(4年7ヶ月) | 186,625円 |
10万円 | 83回(6年11ヶ月) | 282,559円 |
金利1%ぐらいの金利であれば住宅ローン並みなので返済期間が長くなっても利息の金額はそれほど大きくはありません。ですから、これくらいの金額であれば自力返済をしていくことをおすすめいたします。
金利3%の場合
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
25万円 | 34回(2年10ヶ月) | 348,635円 |
20万円 | 43回(3年7ヶ月) | 439,389円 |
15万円 | 58回(4年10ヶ月) | 596,788円 |
10万円 | 90回(7年6ヶ月 ) | 936,875円 |
金利3%は自動車ローンの金利に近いものだと言えますね。3%としても金利はまだ低い方ではあります。ただ、毎月の返済額が10万円ぐらいだと最終的に支払う利息の金額が100万円近くになってしまいます。
金利5%の場合
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
25万円 | 35回(2年11ヶ月) | 604,031円 |
20万円 | 44回(3年8ヶ月) | 769,689円 |
15万円 | 61回(5年1ヶ月) | 106,6201円 |
10万円 | 98回(8年2ヶ月) | 1751,413円 |
金利が5%になってくると、月々の返済額を上げていかないと利息の金額がかなり高くなってしまいます。こちらの表を見ると月々の返済額が15万円以下になった段階で、最終的に支払う利息が100万円を突破してしまうことが分かります。
金利8%の場合
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
25万円 | 37回(3年1ヶ月) | 1,028,173円 |
20万円 | 47回(3年11ヶ月) | 1,335,747円 |
15万円 | 67回(5年7ヶ月) | 1,918,679円 |
10万円 | 109回(9年1ヶ月) | 2,807,499円 |
金利8%の場合は、毎月25万円ずつ支払ったとしても、利息の金額は100万円の超えてしまいます。やはり元々の借金の金額が800万円と高い場合は、金利が8%でも利息の金額はかなり高くなってしまうのです。
金利10%の場合
月々の返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|
25万円 | 38回(3年2ヶ月) | 1,343,586円 |
20万円 | 49回(4年1ヶ月) | 1,771,722円 |
15万円 | 71回(5年11ヶ月) | 2,624,222円 |
10万円 | 133回(11年1ヶ月) | 5,238,183円 |
借金800万円で金利が10%を超えると危険水域に入ってしまうのは、こちらの表を見ると一目瞭然かと思います。実際、複数の業者からお金を借りていてると、金利は高くなるので、10%を超えてくるケースも出てくるでしょう。その場合は、かなりやばいので普通の自力返済ではなく、別の方法を考えた方が良いと言えます。
ステップ2:借金800万円を自力返済するデメリットを知っておく
借金が800万円ある場合、金利によっても状況は変わってきますが、最低でも毎月20万円ぐらいは返済をしていかないと大変だということをお分かりいただけるのではないでしょうか。
800万円までお金を借りられるということは、あなたにはそれなりの収入がある方だと思いますので、毎月20万円前後の金額を支払っていくことは可能かもしれません。実際、こちらでご紹介したペースを参考にしていけば自力返済できるラインが見えてくるかと思います。
ただ、いくら収入があるといっても、20万円前後の返済額を捻出していくことは簡単ではありません。返済の生活をする中であなたはいろいろなものを犠牲にしてしまうというデメリットを抱えるからです。
車、家族との外食、旅行、最新のパソコン、まともな食事、マイホーム、そして結婚などなど… そして、あなたが節約をしたお金の大半は利息として銀行や消費者金融などに支払われていくことになります。
現実的な視点から見ると借金800万円を自力返済していくことには大きな損失が伴います。もちろん金利が10%近くになってくると、さらに損失は拡大していくことがお分かりいただけるかと思います。
なぜ、こういった話をお伝えするかというと、こういった現実を知っておかなければ800万円の借金を早く返済しようというモチベーションがアップしないからです。800万円の借金を自力で返済することは本当に簡単ではないので、まず現実をしっかり認識しておくことが大切なのです。
ステップ3:覚悟を決めたら働きまくる
借金800万円を返済するシミュレーションを立てて、自力返済をする覚悟を決めたら、あとは完済に向かって必死にがんばるのみです。そして、返済スピードを加速させるためには、やはり副業をするなどして収入を増やし繰り上げ返済していくことをおすすめいたします。
もちろん、節約をすることによって支出を減らし、その分を借金の返済に回していくという方法もあります。ただ、借金が800万円までに到達してしまうと節約だけでは限界があります。ですから、とにかく収入を増やしまくる方法を選択した方が得策となってくるのです。
借金の返済を加速させるための副業の手段については以下の記事をご参考にしてください。
>>借金返済に有効な副業!アルバイトから在宅でできる仕事まで!
実際、800万円の借金を返済するための戦いは生か死かというぐらいの過酷なものになるかもしれません。ただ、目標を明確にしたら、あとは突き進むだけなので信念を持ってがんばってくださいね。
800万円の借金を債務整理した場合の返し方
ただ、800万円を自力で返済するという道は厳しいものになることに間違いはありません。ある程度の返済能力があり、かつ覚悟を決めて返済することができれば自力返済もできるでしょう。しかし、そこまでの犠牲を払いながら借金800万円を返済していく生活はうんざりだと思う方は、債務整理を検討することをおすすめいたします。
債務整理には任意整理、個人再生、自己破産と3つの種類がありますが、借金が800万円ある場合は以下のように解決していくことができます。
任意整理
任意整理とは弁護士や司法書士に銀行や消費者金融など各債権者と交渉をして将来利息をカットしてもらい、残債を3年~5年で返済していく手続きです。先ほどお伝えした表における利息の総額がカットされるので、その分、返済負担が軽くなります。
ただ、それでも800万円の借金を任意整理する場合、通常は任意整理後の月々の返済額は、以下のようにかなり高くなってしまいます。
- 返済期間が3年の場合;約22万2千円
- 返済期間が5年の場合:約13万3千円
そのため、800万円の借金を任意整理で解決するには以下のような条件を満たしていく必要があります。
- 奨学金など低金利の借金が多い場合
- 過払い金がかなり発生した場合
- 返済期間を長くしてもらえた場合
- 返済能力がある場合
詳細は以下の記事で詳しく解説していますが、もし上記の条件を満たしているのであれば、任意整理の手続きを行なっても良いでしょう。
>>800万円の借金を任意整理でも解決できる4つの条件とは?
個人再生
個人再生の手続きは借金を約5分の1に減額できる手続きです。ですから800万円の借金は160万円まで減額することも可能です。そうすれば月々の返済額は以下のような基準まで減らすことが可能です。
- 返済期間が3年の場合;約4万4千円
- 返済期間が5年の場合:約2万6千円
また、個人再生は住宅ローンの返済のみ整理の対象から外すことができるので、マイホームを失いたくないという方におすすめです。
>>借金800万円を個人再生の手続きで解決した方が良いケース
自己破産
自己破産では借金をチャラにしてもらうための手続きです。自己破産は、病気やリストラなどで、まともに仕事をすることができず返済能力がないことを裁判所に認められなければ、手続きをすることはできません。
ただ、やむを得ない事情で、任意整理や個人再生の手続きでは、いくら借金を減額してもらっても返済が難しい場合は、自己破産で800万円の借金を一気にゼロにしてもらうのもアリです。
実際、800万円の借金を債務整理すれば、約5年間~10年間はブラックリスト状態になりますが、それ以上にお金や自由、そして大切な時間を取り戻すことができるので、まずは気軽に弁護士や司法書士に相談をしてみてください。
>>借金の負担を減らす方法、簡単チェック【所要時間1~2分】
まとめ
借金が800万円ある場合、自力返済をすることは簡単ではありません。ただ、条件によってはできないこともないので、まずは平均的な金利を算出した上で、返済期間ごとに返済期間や最終的に支払う利息の金額がどのくらいになるかシミュレーションをしてみてください。
その上で覚悟を決めて自力返済をしていっても良いですし、自力返済をするのが厳しいと思ったら債務整理をすることも一つ方法です。いずれにせよ、大切なことは、自分に合った返し方を見つけて、できるだけ早く行動をしていくことなので、まずは状況の見極めをしっかり行っていくことをおすすめいたします。

自力返済ができるのに越したことはありませんが、800万円を自力返済することは誰でもできるわけではないので、シミュレーショを立てて難しいと思ったら、早めに法律の専門家に相談してくださいね。