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借金が増えて、苦しくなってくると、「他の人は、一体どういう理由で借金が増えているのか」と気になったりするものです。
そこで、ここでは、日本貸金業法が公表している統計データを元に、借金の理由のランキングをご紹介していきます。
また、それぞれの借金の理由に対する具体的な対処法についてもご紹介しているので、ご参考にしてください。
目次
借金の理由ランキング
今回、参考にしたデータは、日本貸金業法が令和元年に公表した資⾦需要者等の現状と動向に関する調査結果報告です。
この中に記載されている2,500名の個人を対象にした調査結果を元にまとめています。
それでは、一位から順番にお伝えしていきましょう。
第1位:趣味・娯楽(レジャー、旅行を含む)費
一番多かった借金の理由は、趣味や娯楽費用でした。
割合も41.7%とダントツに多かったです。
趣味や娯楽といっても、いろいろな種類がありますが、中には、かなりのお金がかかってしまうものがありますよね。
その代表的なものとしては、旅行、ゴルフ、車・バイク、ギャンブルなどがあります。
特にパチンコや競馬など、ギャンブルを趣味にしてしまうと、借金はアッという間に増えていきます。
もちろん、趣味は、人生を豊かにするために欠かせないものだというのも事実です。
しかし、趣味のために借金が増えて、生活が苦しくなってしまったら、本末転倒です。
ですから、趣味にお金がかかりすぎていると感じたら、意識的に、散歩、読書、映画鑑賞、瞑想、サイクリングなど、お金がかからない趣味に切り替えていくことが大切です。
また、稀なケースとはなりますが、ギャンブルなど、中毒性のある趣味にハマってしまった場合は、カウンセリングを受けるなど、第三者の力を借りるという方法もあります。
第2位:食費
借金の理由ランキングの第2位は、食費で17.0%となっています。
食事は、衣食住の中でも、特に欠かせないものだとも言えますよね。
食費に関して、難しいのは、あまり削り過ぎると、エネルギーが失われて、元気がなくなったり、下手をすれば、病気になったりしてしまうことです。
ですから、食費をある程度、節約することは良いにしても、過度の節約は、気をつけるべきです。
ただ、その一方で、ミニマリストのような方の中には1日の食事の回数を1~2食に減らしている方もいらっしゃいます。
実際、一日3食は食べすぎであり、老化のリスクを高めると主張する人もいらっしゃいます。
そういった話も参考にしながら、借金を契機に、食の習慣を見直していくこともありかもしれません。
第3位:外食等の遊興費
借金の理由ランキングの第3位は、外食等の遊興費で14.5%になっています。
遊興費は、人によって捉え方が違ってくるかもしれませんが、ここでは、“外食費等”となっているので、外食や飲食関連と考えても良いかと思います。
特に、仕事をしていると、付き合いの関係で、断りたくても断れないことが多かったりしますよね。
それが一時的であれば良いのですが、定期的に誘われ続けてしまうと、出費は、どんどん増えていきます。
ただ、遊興費は、強い意志を持てば、思い切ってカットすることも可能です。
遊興費を削ると、ケチな人だと一時的に思われてしまうかもしれませんが、ここら辺は、メリハリを付けて、割り切っていけば良いでしょう。
第4位:家賃の支払い(住宅ローンの返済を除く)
借金の理由ランキングの第3位は、住宅ローンの返済を除く、家賃の支払いで11.8%でした。
賃貸で生活をしている方の中には、家賃の負担が、かなり大きいという方は多いのではないでしょうか。
特に都心やその近郊に住んでいると家賃は跳ね上がってしまいます。
ただ、その一方で、築年数や駅からのアクセス、そして家の広さに目をつぶると、安い物件がいろいろ出てくるのも事実です。
住宅ローンは一度、組んでしまうと引っ越し自体が難しくなり、月々の返済額を減らすのも困難になってしまいます。
しかし、賃貸であれば、その時の家族の規模や経済状況に応じて調整することができるというメリットもあります。
仮に毎月の家賃を2万円下げることができれば、それは月々の収入が2万円増えることに匹敵します。
住まいに関して、妥協できる条件をいろいろ見つけられる人は、思い切って家賃の安いところへ引っ越しするのも良いのではないでしょうか。
第5位:衣料費
借金の理由ランキングの第4位は、衣料費で10.4%です。
浪費癖の強い人の中には、服を買い込んでしまう方が、よくいらっしゃいます。
例えば、こちらの方は、衣料費で、なんと月に5万~10万も使っています。
私はお給料が手取りで月12〜14万、1人暮らしで、家賃6万弱、なのにお洋服に月最低5万、多い月は10万程使ってしまいます…。
お洋服が好きすぎて、ボーナスもほぼ全て服、貯金は0です。引用元: Yahoo!ファイナンス
そういった方は、服を買ったのは良いけれども、ほとんどの服は大して着ることもなく、クローゼットが服で溢れかえっている可能性があります。
もし、買い物依存症に陥っていると感じているのであれば、対策について以下の記事でまとめているので、ご参考にしてください。
第6位:自動車の購入費(車検整備費用等を含む)
借金の理由ランキング第6位は、自動車の購入費で10.1%でした。
自動車の価格は、10年、20年前に比べると、グングン上がっています。
それが、若者の車離れの一因になっているとも言われています。
もちろん、経済的に余裕があれば、自動車を持っていると生活が便利になることも事実です。
週末は、少し遠出をして、ドライブを楽しんだり、美しい景色を楽しんだりすることもできますからね。
ただ、特に、都心に住んでいたりすれば、車がなくても、問題なく生活ができるケースは多いです。
借金の返済がキツイ場合は、車の売却を検討することも一つの有効な選択肢です。
借金の理由が分かれば対処法も見えてくる
借金のランキングに関して、第1位~第6位までをご紹介しましたが、第7位以降も含めた全体のランキングをまとめると以下のようになります。
- 第1位:趣味・娯楽(レジャー、旅行を含む)費 41.7%
- 第2位:食費 17.0%
- 第3位:外食等の遊興費 14.5%
- 第4位:家賃の支払い(住宅ローンの返済を除く) 11.8%
- 第5位:衣料費 10.4%
- 第6位:自動車の購入費(車検整備費用等を含む) 10.1%
- 第7位:住宅ローン等の返済資金不足の補填 8.5%
- 第8位:納税・納付などの支払 8.2%
- 第9位:医療費 7.3%
- 第10位:住宅のリフォーム費 7.0%
- 第11位:ギャンブル 6.6%
- 第12位:冠婚葬祭費 6.3%
- 第13位:水道・光熱(電気・ガス等)費 5.6%
- 第14位:授業料、保育料、給食費等の学校関係費 5.5%
- 第15位:通信費(電話料金やインターネット利用料等)4.6%
- 第16位:学習教材等の教育関係費:3.4%
- 第17位:資格試験・受験勉強のための予備校等受講料:1.7%
- 第18位:資格試験・学校等の受験費:1.5%
借金の返済に苦しんでいる人は、一度、なぜ、借金が増えてしまっているのか、その理由について、分析をしていくことをお勧めいたします。
なぜなら、借金の理由や原因が明確に分かれば、自ずと対処法も見えてくるからです。
そこで、ピンポイントで借金を減らすことができれば、借金の負担を効率的に軽くしていくことも可能です。
ただ、その一方で借金の理由を分析していくと、自力では、返済が難しいことが逆に分かってしまうことも時もあります。
ですから、その場合は、弁護士や司法書士に相談をして、債務整理を通じて、どれくらい借金を減らせるか、診断を受けてみるのも良いでしょう。
借金の理由を明確にすれば、自力でどこまで借金の負担を減らせるのかが分かってきますし、自分では何とかできない範囲も分かってくるので、現状をしっかり見極めた上で、ベストな借金問題の解決策を探してみてください。