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多重債務者になってしまうと、一体、どういった末路が待ち受けているのでしょうか。
闇金、裁判沙汰、夜逃げ、ホームレス、あるいは自殺など、そこには、様々な末路がありますが、実情としては、かなり悲惨なものが多いです。
しかし、そういった状況の中でも、最悪の自体を免れる方法があることをご存知でしょうか。
ここでは、具体的な解決策も含めて、解説していきます。
目次
多重債務者の末路で考えられるパターン
多重債務者の末路としては、大きく分けて5つのパターンがあります。
闇金地獄に陥る
多重債務者とは、いわゆる銀行や消費者金融など複数の債権者からお金を借りている人たちのことを指します。
一つの債権者からお金を借りて、返済日までに支払いができなければ、別のところからお金を借りて、返済にあてていく。
しかし、そうやって一時しのぎをしても、借金を本質的に解決することはできません。
そして、プロミスやアコムなど、大手の消費者金融からは借入れができなくなっていくので、次は、審査の甘い中小の消費者金融からお金を借りていかざるを得なくなります。
中小の消費者金融と言えば、セントラル、フクホー、フタバなどが有名ですよね。
ただ、そこからも借入れができなくなった人たちの中には、闇金に手を出してしまう人も出てきます。
しかし、闇金にハマってしまったら法外な金利によって、借金をまったく返せなくなる方がほとんどです。
そして、結果的に
- 半永久的に返済ができなくなる
- 家族や職場の人たちに取り立ての連絡が行ってしまう
- 暴力や殺人をほのめかすような脅迫を受ける
- 奴隷契約を結ばされ、男性は過酷な労働、女性は水商売などをさせられる
というような悲惨な末路を迎えていくようになってしまうのです。
裁判で訴えられる
闇金には手を出さなかったとしても、返せない借金は返せないと思う多重債務者の方も多いと思います。
そういった方が陥ってしまいやすい末路は、裁判で訴えられることです。
返済日が来ても、その日までに支払いができないと、まず遅延損害金が発生します。
遅延損害金の年率は、債権者によっても異なりますが、年20%のところが多いです。
ただ、遅延損害金が発生したからといっても返せない時は返せないものですよね。
ということで、それでも借金を放置していると、取り立ての連絡がバンバン来るようになります。
また、支払い期限を過ぎてから、2ヶ月を過ぎたあたりぐらいには、信用情報機関に事故情報が登録され、ブラックリスト状態となります。
ブラックリスト状態になっている間は、新たな借入れをしたり、クレジットカードを使ったりすることができません。
そして、それまでは、分割払いでOKだったものが、期限の利益の喪失で、一括請求をされるようになります。
しかし、それでも返済ができないと、裁判所を通じて支払い督促や訴状が届きますが、さらに無視を続けていると、強制執行という形で、給与や財産が差し押さえに遭ってしまいます。
もちろん、命まで奪われることはありませんが、給与が対象になった場合は、手取りの給与の4分の1(4分の3の金額が33万円を超える場合に、超える分の全額)が差し押さえに遭います。
また、預金口座も差し押さえに遭って、そこから勝手にお金を抜かれたりするなど、不自由極まりない末路を迎えてしまうのです。
夜逃げをする
多重債務者の方が、取り立てや裁判沙汰を防ぐ方法の一つとして、夜逃げをするというやり方があります。
夜逃げをすれば、住所不定となり、債権者は取り立てをすることも裁判を起こすこともできなくなってしまいます。
そう聞くと、夜逃げは、多重債務で追い込まれた人にとって妙案に思えるかもしれません。
しかし、結果的に悲惨な末路が待っていることに変わりはないのです。
なぜなら、夜逃げをして、住所不定になると、住民票が取得できなくなったり、場合によっては抹消されたりしてしまうため、
- 普通に仕事ができない
- 家を借りることができない
- 免許の更新ができない
- 健康保険が利用できない
などの問題が次々と起こってしまうからです。
ホームレスになる
多重債務者の末路として、ホームレスもその一つに挙げられます。
もちろん夜逃げという形で家を出て、結果的にホームレスになる方もいらっしゃいます。
あるいは、闇金からの借金の取り立てがキツくて家を出たり、家賃を払えなくなって、強制退去になったりする方もいらっしゃいます。
厚生労働省が出しているホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)の分析結果で出てくる路上(野宿)生活をするようになった理由(複数回答)を見てみると、
- 倒産や失業;26.5%
- 仕事が減った:27.6%
- アパート等の家賃が払えなくなった:13.2%
- 借金取り立てにより家を出た:3.3%
- 差し押さえによって立ち退きさせられた:0.4%
というように、やはり金銭的な理由で、ホームレスになってしまった方はたくさんいらっしゃいます。
もちろん、ホームレスになっても何とか生き延びることはできますが、その現実はあまりに悲惨です。
最悪は死を選ぶ方も
多重債務者の人たちが最も避けるべき末路は・・・
死を選ぶことです。
厚生労働者が発表している自殺対策白書の原因・動機別の自殺者数の推移を見てみると、経済・生活問題で自殺をした人の数は、2番目に多くなっています。
その中に多重債務者の方が含まれていることは言うまでもありません。
ただ、死を選んでしまったら、再起の道は完全に閉ざされてしまいます。
そして、何よりも、周りの家族や友人たちが悲しみます。
ですから、どんなことがあっても、死を選ぶという末路は絶対に避けなければならないのです。
>>借金苦で自殺・死亡する人の数と死ぬことを考える前にやるべきこと
多重債務者の悲惨な末路を防ぐには?
では、多重債務者が、その悲惨な末路を避けるためにはどうすれば良いのでしょうか。
もちろん、心機一転して、ガムシャラになって働きまくるもも一つの方法かもしれません。
しかし、多重債務者になると、借金の管理がしっかりとできなくなりますし、借入先が分散すると、金利も高くなってしまいます。
その結果、必死に働いて返済しても、その大半が利息として吸い上げられ、元本がなかなか減らない悪循環に陥ってしまう可能性がどうしても高くなってしまうのです
そこで、おすすめしたい方法が債務整理です。
自己破産なら借金は原則チャラに
収入が思うように増やせず、借金が増えすぎて、どうしてようもならなくなった場合は、自己破産を行うという方法もあります。
自己破産は、原則、すべての借金が免責、すなわちチャラになるという手続きです。
もちろん、その分、自己破産を行うと、一定以上の財産を失ったり、官報という国の機関誌に名前や住所が記載されたり、復権するまで制限される資格や職業があったりと、デメリットもいろいろあります。
しかし、借金をいったんリセットして、人生を本気で再出発したいという方には、おすすめの方法です。
個人再生なら家を守れる
多重債務で苦しんでいる人の中には、住宅ローンの返済を抱えている方も多いです。
そんな方が自己破産をすると、借金がチャラになる一方で、家を失ってしまうことになります。
ただ、個人再生であれば、住宅ローンの返済をそのまま続けながら、借金を約5分の1に減額することも可能です。
また、残債の元本だけを、基本的には3年間で分割返済していくことになるので、借金の負担を一気に軽くすることができます。
多重債務者に有効な任意整理
借金を大幅に減らしたいのであれば、自己破産や個人再生も有効ではあります。
ただ、裁判所を通した手続きをする必要があり、弁護士や司法書士に支払う費用も、かなり高額になってしまうというデメリットもあります。
そういった方にお勧めなのが、任意整理です。
任意整理は、簡単に説明すると、
- 将来的な利息をカットする
- 遅延損害金をカットする
- 残債を約3年~5年で分割返済する
ことができるよう弁護士や司法書士が裁判所を通さず、あなたに代わって任意の交渉を行い、和解をしていく手続きです。
任意整理は、過去に払いすぎた利息がない限り、借金そのものが減額されることは、ありません。
ただ、現在の金利が高ければ高いほど、本来、将来的に支払うはずだった莫大な利息の支払いが免除されるので、経済的なメリットは大きくなります。
多重債務者の方の中には、高い金利によって苦しめられる方が多いので、その分、任意整理は有効に働く場合が多いと言えるのです。
また、実際、あなたにとって、どういった手続きが良いかは、以下のサービスを利用すれば、簡単に診断をしてもらえるので、気軽に試してみてください。
まとめ
一般的に、多重債務者の末路として思い浮かぶことは、闇金、裁判沙汰、夜逃げ、ホームレス、自殺など、どうしても悲惨なイメージが付きまとってしまいます。
しかし、その一方で、多重債務者の方が、債務整理を行えば、合法的、かつ効率的に借金を減らせる可能性が高いですし、そこから新たな人生の活路を見出すこともできます。
借金の重圧に苦しんでいると、どうしても悲観的になってしまいがちですが、そういった時こそ、弁護士や司法書士に相談しながら、明るい未来を見い出していってくださいね。