過払い金請求後にクレジットカードが使えなくなるのではないかと心配される方がいらっしゃいます。

実際のところは、過払い金請求後もクレジットカードを利用できるケースの方が遥かに多いのですが、いくつか気を付けるべき点がありますし、場合によっては思わぬ落とし穴にハマってしまうこともあります。

ここでは、その内容について整理をしてお伝えしていきます。

クレジットカードが使えるか判断する基本的な基準

まず、過払い金請求後にクレジットカードを作れるかどうか判断するための基本的な基準は以下のようになります。

  • 完済後に過払い金請求を行った場合→クレジットカードは使える
  • 借金の返済中に過払い金請求を行って借金が0になった場合→クレジットカードは使える
  • 借金の返済中に過払い金請求を行って借金が残った場合→約5年間クレジットカードが使えなくなる

具体的には過払い金請求を行った段階で信用情報に事故情報登録されるかどうかという点がポイントになってきます。

より詳しい解説はこちらの記事で行っています。

過払い金請求後の信用情報~ブラックリストに載る条件とは?

これは、過払い金請求後にローンの審査を受けて、ローンを組めるかどうかという点でも同じことが言えます。

思わぬ落とし穴にハマることも

ただし、上記の基本的な基準とは別に例外となるケースもあります。

それは、過払い金請求をしたところと同じ系列の会社では社内のブラックリストに載ってしまうためクレジットカードを使えなくなる可能性が高いということです。

例えば、以下のように過払い金請求後にクレジットカードが使えなくなった方がいらっしゃいます。

過払い金請求後にずっと使用していた楽天カードが急に使えなくなった件について
結婚してから4年間ほど楽天カードを毎月20万近く利用していて、支払遅れなども一切ない状態で利用枠も100万までOKだったのに、ある日突然その楽天カードの利用が出来なくなってしまいました。

実は、こちらの方は、KCカードで過払い金請求をしていたのですが、KCカードは現在楽天カードとなっているので、同じ系列会社ということで楽天のクレジットカードが使えなくなってしまった訳です。

ちなみに信用情報機関に事故情報が載ってしまったことが原因で、クレジットカードが使えなくなった場合、約5年後(任意整理の場合)には事故情報が消えるので、それ以降はクレジットカードが再度使えるようになります。

しかし、こちらの方のように過払い金請求をした会社の社内的なブラックリストに登録されてしまった場合、いつかそれが消えるという保証はありません

基本的に過払い金請求後にクレジットカードは使えるのですが、こういった思わぬ落とし穴にハマってしまう方も時々いらっしゃいます。

ですから、そういった場合は、同列の会社でクレジットカードを作るのは諦めて、他の系列の会社でクレジットカードを作るしかありません。

過払い金請求はデメリットをよく理解した上で

こちらの楽天カードが使えなくなった方は、過払い金請求で戻って来たお金がたった2万円しかなかったそうです。

2万円を得た代償として、楽天カードが半永久的に使えなくなるというのはかなり痛手ですよね・・・

もしかしたら、過払い金請求を担当した法律事務所は、そういったデメリットをしっかり説明していなかったのかもしれません。

ですから、過払い金請求をする場合は、必ず過払い金請求の実績がある法律事務所に依頼をするようにして下さい。

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過払い金請求後でもクレジットカードが使えるケースは多いですが、時々、思わぬ落とし穴にハマってしまうケースもあるので、事前に弁護士や司法書士とよく相談した上で、進めるようにして下さい。