自己破産 失敗したら

自己破産を検討している人達の中には、失敗したらどうなるのか、不安に思われる方もいらっしゃいます。

ただ、自己破産ができない確率は統計上ほぼ0%となっています。

ですから、自己破産で失敗したらというのは、ほとんど仮定の話になってしまうのですが、その点も含めて解説をしていきます。

免責されずに失敗したケースってあるの?

自己破産が失敗してしまう要因の一つとして免責不許可事由に該当してしまうということが挙げられます。

詳しくはこちらの記事で詳しく解説しています。

参考記事:自己破産ができない場合~免責不許可事由に該当したらダメ?

具体的には、

  • 借金の主要な理由が賭博やギャンブルなどの射幸行為や浪費であった
  • 財産隠しを行った
  • 不当な形で債務を抱えた
  • 自己破産する直前に借り入れをした
  • 一部の債権者を優遇した
  • 出納帳、決算書、確定申告書などを隠ぺいした
  • 虚偽の債権者名簿を提出した
  • 破産管財人などの業務を妨害した

というような内容が免責不許可事由に該当してしまいます。

しかし、万が一、債務者が免責不許可事由に該当してしまっても、実際には、裁判所から裁量免責という形で免責されるケースがほとんどです。

(ただし、免責不許可事由に該当すると、管財事件となって、予納金が50万円以上(少額管財事件の場合は20万円以上)掛かるので、免責不許可事由に該当しないのに越したことはありません)

ここで統計データを見てみましょう。

2014年破産事件及び個人再生事件記録調査の資料によると、2014年は、破産申立てが1240件あったのに対し、免責許可が決定したのは1195件となっています。

つまり、自己破産の成功率は96.37%ということになります。

逆に、免責がおりなかった確率は3.63%ということになりますが、この中には、申立てを棄却または取り下げをしたり、申立人が途中で不明になったり、死亡したりした件などがいろいろ含まれています。

さらに、免責不許可決定が正式に決まったのは0件となっています。

ですから、まともにやって免責がおりなかった人の割合は2014年に関しては0%となっているのです

こういったデータを見ても自己破産が失敗することは、まずあり得ないことが分かります。

自己破産ができない場合

自己破産が失敗する確率は、ほぼ0%ですが、自己破産ができない場合は、少なからずあります。

それは、返済能力があることが判明したため、自己破産ができないというケースです。

この場合は、任意整理や個人再生など別の債務整理の手続きで解決をしていくようになります。

こういったケースは自己破産の失敗ではありませんし、逆に、より負担の軽い方法で借金問題を解決できるので、良いことだと言えます。

万が一、自己破産に失敗したら

ただ、免責不許可事由に該当して、かつ悪質なケースだと判断され、裁判所から裁量免責が下りないケースもない訳ではありません。

そのように万が一、自己破産に失敗した場合は、消滅時効が来るのを待った上で、時効の援用を行なうしかありません。

借金の時効は、借入先の債権者が

  • 家族や友人である場合:10年
  • 銀行や消費者銀行など法人である場合:5年

となっています。

しかし、最終的に時効が成立するのは簡単ではないので、ご注意ください。

参考記事:借金返済をしないで時効が来るまで待つのはこんなに大変!

takeshi1

ただ、自己破産を失敗することは、最初に書いたようにまずないので、是非、希望を持って弁護士など法律の専門家に相談されることをオススメいたします。