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「日本は、一度でも失敗したら終わりだ」という意見は多いです。
確かに、そう言われてもしょうがない社会の現実があることも否定はできません。
しかし、その一方で、失敗したら終わりかどうかは、あなた次第という要素が強いことも事実です。
ここでは、日本という国で、たとえ失敗したり、多額の借金を抱えてしまったりしても、立ち直ることができるかという点について解説をしていきます。
目次
日本は一度失敗したら終わりと言われる理由
そもそも、日本は、なぜ、一度失敗したら終わりだと言われてしまっているのでしょうか。
日本は世界でも珍しい新卒一括採用
日本では、世界でも稀にみる新卒一括採用の国です。
大学生は、3年生の秋から冬に差し掛かると、就職活動を開始します。
リクルートスーツを来た学生たちが、一斉に動き出し、就職というゴールに向けて、同じように行動していくのです。
そして、翌年の4月に新卒の人たちは、一斉に入社となり、大手企業を中心に盛大な入社式が行われていきます。
しかし、新卒一括採用の波に乗り切れず、就職ができなかった若者は、負け組、いわゆる失敗したグループに入ってしまう可能性が高くなってしまいます。
その後だと、好条件で就職できる確率は一気に下がってしまうからです。
また、その前段階として、良い会社に入るためには、良い大学に入る必要があると考え、とにかく偏差値が高い言われる大学へ入ろうとする風潮が日本には根強く残っていますよね。
そのため、逆に受験に失敗すると、そこから挽回するのが難しいと感じる方が多いのも事実です。
中途採用では高いスキルが求められてしまう
日本でも、中途採用をしてくれる会社は、もちろんあります。
ただ、その際は、高いスキルを持っていなければ、好条件で雇ってもらえません。
未経験、スキルなしでも、高い評価をしてもらえるのは、新卒採用の時ぐらいです。
ですから、一度、就活で失敗を味わってしまった人は、安い給料から出発していくしかありません。
さらに、正社員になれる確率は一気に下がり、派遣社員やアルバイトで雇われるケースも多くなります。
また、それもダメだとニートになってしまい、完全に人生の落伍者となってしまう人も出てきます。
氷河期世代というリアルな現実
新卒一括採用というシステムは、別の意味で、若者に厳しい現実を突きつけます。
それは、就活時期の日本の景気によって、その人の人生は大きく左右されてしまうということです。
1980年代の後半から1991年頃までは、空前のバブル景気で、求人市場は引く手あまたの状態でした。
特にこれといった努力をしなくても、自動的に良い会社に就職することができたのです。
しかし、その後、バブルが弾け、1993年から2005年頃まで、日本は厳しい不景気を迎えることになります。
そして、そこで就活を行った人たちは、氷河期世代と言われています。
氷河期世代と呼ばれる人たちの中には、日本という国が、一度、失敗をしたら終わりであることを証明するかのように苦しみ続ける人たちがたくさんいます。
多くの人たちが、一度も正社員になれないまま、非正規雇用の状態が続き、貯金もまともに作れず、歳を重ねるごとに高まる老後の不安に怯えながら生きているのです。
日本は失敗した人に対するネガティブなイメージが強い
日本には、失敗が許されない風潮があります。
失敗をすると、何か悪いことをしてしまったような罪悪感に苛まされる人は、かなり多いのではないでしょうか。
テレビを見ていても、芸能人や政治家は、一度、失敗したり、不祥事を起こしたりしたら、世間から散々叩かれて、二度と許されないような風潮もあります。
そういった雰囲気の中で、日本には、失敗することに対する恐怖心を根強く持っている人たちが多いと言えるでしょう。
その結果、失敗したら終わりだという雰囲気がどうしても広がりやすくなってしまうのです。
日本は失敗しても終わりではない!
このように日本には、失敗をしたら終わりだという思ってしまう風潮が強いのも事実です。
ただ、失敗をしたからといって、諦める必要はまったくないと私は思っています。
実はチャンスは増えている
確かに、以前の日本は、一度失敗したら終わりとも言えるような社会の風潮が強かったかもしれません。
しかし、今は、時代が変わりつつあります。
なぜなら、現代において、仕事の形態が少しずつ変わりつつあるからです。
その変化を生み出したが、ネット社会です。
インターネットの普及によって、仕事の選択肢の幅は一気に拡大しました。
パソコンとネット環境があれば、時間や場所の拘束を受けずにできる仕事がたくさん生まれてきています。
ですから、就活に失敗して、安月給に甘んじるしかない立場の人たちも、ネットを使って、副業することによって、収入を一気に増やすことが可能になってきたのです。
そういった環境を活用すれば、本人のがんばり次第で、いくらでも人生の挽回をすることが可能です。
逆に、本業の仕事では失敗をしてしまったため、副業では、その分、果敢にチャレンジをして、先を行っていた人たちよりも成功してしまう人も私自身、何人も見て来ました。
失敗に対する概念を変えよう
日本には、失敗に対してネガティブなイメージを持っている人が多いかもしれません。
しかし、世の中で大きく成功を収めた人たちの多くは、大きな失敗や挫折を味わっています。
アップルの創業者、スティーブ・ジョブズは、会社の売上が激減した時、自分の会社を追い出されるという失敗を味わいますが、そこから見事に復活して、iPhoneやiMacなどのヒット商品を次々と生み出していきました。
ハリーポッターシリーズの作者であるJKローリングは、20代の頃、貧困、離婚、シングルマザーというありとあらゆる失敗を経験しますが、それを糧として、今では、世界最高の作家となりました。
トーマス・エジソンは、3ヶ月で小学校を中退したり、仕事では2度も解雇させられたりしましたが、その後は、見事に世界的な発明家になりました。
そんな、トーマス・エジソンは、失敗に対して有名な名言をいくつか残しています。
私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
失敗したわけではない。
それを誤りだと言ってはいけない。
勉強したのだと言いたまえ。
つまり、うまくいかなかったことを失敗だとは思わず、そこから教訓を得られたと思えば、失敗は、成功のために必要な糧として活かすことが可能だというのです。
そして、先ほどもお伝えしたように、昔とは違って、失敗を挽回できるチャンスはいくらでもあります。
実際、「日本は失敗に対して不寛容だ」と嘆く人は多いですが、意外に、自分の失敗に対して一番不寛容になっているのは、自分自身であったりするものです。
まずは、自分自身を許して、心をフッと軽くすれば、そこから、新たな活力が生まれてくるでしょう。
実際、失敗を怖がって、何事にもチャレンジしなくなることが、ある意味、最大の失敗だとも言えるのではないでしょうか。
借金問題は解決できる
失敗からもたらされる負の結果として、借金があります。
借金の怖いところは、高い金利で借りてしまうと、いくらがんばって返済をしても、利息の支払いだけで大半が奪われて、元本がなかなか減らない性質を持っていることです。
そのため、一度、多額の借金を抱えてしまうと、そこから立ち直ることが非常に難しくなってしまいます。
そのような事情もあり、借金地獄にハマって抜け出せなくなってしまった方の中には、もうやり直しがきかないと思って、そのまま死を選ぶ方もいらっしゃいます。
>>借金苦で自殺・死亡する人の数と死ぬことを考える前にやるべきこと
しかし、日本においては、失敗をして多額の借金を抱え、自力での返済が難しくなってしまった場合、債務整理という形で、借金の負担を減らすこともできます。
つまり、社会的に失敗をしても、このような救済措置を受けることによって、人生の再出発のチャンスを得ることはいくらでも可能なのです。
まとめ
日本は一度でも失敗したら終わりだと思っている人は多いですが、その背後には、新卒一括採用というシステムがあり、そこでレールから外れてしまうと、なかなか、立ち直れなくなってしまうという現実があります。
また、日本の独特な失敗に対するネガテイブなイメージも、失敗したら終わりだという雰囲気を助長していると言えるでしょう。
しかし、今は、昔と違って、就職に失敗したとしても、ネットを使っていろいろな仕事ができるので、そこから新たなチャンスを掴むことも十分可能です。
また、失敗に対する捉え方も意識的に変えていけば、逆に成功のための糧とすることができます。
日本には、失敗して、多額の借金を抱えてしまった人でも、立ち直ることができるシステムがありますし、本人のやる気次第で、挽回することはいくらでも可能なので、是非、前向きな気持ちでがんばってください。