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銀行や消費者金融から、限度額いっぱいまでお金を借りてしまった方の中には、「名前を借りると、またお金を借りられるようになるかもしれない」と思う方がいらっしゃるかもしれません。
ただ、結論から申し上げると、それまでお金を借りられなかった人は、名前を変えてもお金を借りることは、まず難しいです。
ここでは、その理由と、より具体的な対処法について解説をしていきます。
目次
名前を変えるとお金を借りられるようにはならない
名前を変えると、それまでお金を借りることができなかった人が、借りられるようにはならない理由を、まず4つの観点からお伝えしていきます。
適当な名前は書けない
まず、銀行や消費者金融からお金を借りようとする際、申請書類に適当な名前を書くことはできません。
審査を受ける際には、必ず、免許証、パスポート、健康保険証、住民票など、氏名を確認するための公的書類の提出が求められるからです。
そこで、万が一、書類を偽造して申請した場合は、詐欺罪や、有印公文書偽造罪・同行使罪が適用されてしまう可能性があるので、絶対にやってはいけません。
ただ、その一方で、
- 婚姻をして姓が変わった
- 奇妙な姓や名のために正しく読んでもらえない
- 通称として長く使ってきた姓や名がある
- 異性や外国人に間違えられる名である
などの理由で、家庭裁判所を通じて、手続きを行ない、正式に名前が変わっているケースもあるかと思います。
しかし、その場合でも、以下のような理由から、やはり、審査が甘くなることはありません。
旧姓は記載義務がある
名前を変える理由で、最も多いのは、やはり、結婚をして姓が変わるというパターンではないでしょうか。
しかし、銀行や消費者金融でお金を借りようとした際、氏名の記入欄には、旧姓を書く項目があります。
もし、結婚をして、苗字が変わった場合は、必ず旧姓も書く必要があるので、その時点で、名前を変えても、審査が甘くなることはないことが分かります。
名前以外の情報からも判別される
では、結婚をして名前が変わったというパターンではない人たちは問題ないかというと、そういうわけでもありません。
信用情報機関では、あなたが過去に銀行や消費者金融から、お金を借りた際、あなたを特定するための個人情報を登録します。
その上で、あなたが、新たにお金を借りようとした際、銀行や消費者金融は、その情報を参照するようになります。
そして、信用情報機関の一つであるJICC(株式会社 日本信用情報機関)では、以下の情報を管理しています。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 電話番号
- 勤務先
- 勤務先電話番号
- 運転免許証などの記号番号等
つまり、本人を特定するための方法は、名前だけではないのです。
銀行や消費者金融は、以前に比べると、より審査を厳密にしているところがあり、様々な観点から本人を特定していきますので、名前を変えたからといって、別人だと思われる可能性は低いのです。
スーパーホワイトだと審査が厳しくなる
それでも、万が一、銀行や消費者金融のチェックをスルーして、まったく新しい別の人物として、認識されたとしましょう。
ただ、それでも最後の難関が待っています。
それは、別人として認識されたあたなは、信用情報機関から見ると、スーパーホワイト状態になっているということです。
スーパーホワイトとは、信用情報機関に、銀行、消費者金融、クレジットカードでの一切の利用履歴がない状態を指します。
もし、あなたが20歳になりたての方であれば、さほど、問題にはならないでしょう。
しかし、20代後半以降の年齢であるのに、一切の情報が登録されていないと、逆に怪しまれてしまいます。
その結果、やはり審査に落ちてしまう確率は高くなってしまうのです。
名前を変えずに借金問題を解決する方法
借金の返済が難しいと、これ以上、お金を借りるのが難しいという気持ちがついつい出てきてしまうかもしれませんが、発想を変えれば、他にも方法はあります。
その一つが、今ある返済総額を減額してしまうというやり方です。
以下のサービスを使って、借金の減額診断を受ければ、借金の負担を減らすためのアドバイスをもらうことができます。
今、ある借金の負担を減らすことができれば、無理にお金を借りる必要もなくなってきますし、債務整理は、より確実に返済総額を減らせる可能性が高いので、気になる方は気軽に無料の診断を受けてみてください。