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競艇 借金地獄

ギャンブル依存症には、様々なパターンがありますが、その中の一つに競艇があります。

競艇をやると、なぜ、借金地獄にハマるリスクが高まるのでしょうか。

そして、どうすれば、競艇の借金地獄から抜け出すことができるのでしょうか。

ここでは、実際に競艇の借金地獄にハマってしまった方の体験談をもとに、対策について解説をしていきます。

この記事を書いた人

 

借金問題専門家 タケシ

以前、325万円の借金を任意整理を行なって完済した体験を持つ借金問題の専門ライターです。
借金問題や債務整理に関するコンテンツは、既に1,500記事以上、執筆しています。

競艇で借金地獄にハマった人の体験談

競艇の借金地獄の恐ろしさについて、40代前半の会社員の方から、体験談を寄せていただきました。

まずは、その内容をご紹介していきます。

ギャンブル好きだった私


競艇をはじめたのは、かれこれ5年くらい前だったと思います。

詳しい年までは覚えていません。

競艇にハマる前は、パチスロにかなり入れ込んでいて、30代そこそこまでに、大手サラ金に300万近くの借金を作り、月々の返済と生活の両立ができなくなり、任意整理をしました

整理した借金は5年かけて返済しましたが、完済後、魔が差して、またパチスロを打ちはじめたのです。

家賃ほか生活費が足りなくなるまで打つようになり、今度は審査の甘い街金から借りるようになりました。

そして、その借金も段々と膨れ上がってきたタイミングで、初めて競艇に手を出しました。

パスチロから競艇の借金地獄へ自動シフト!

自分の場合、少し特殊だったかも知れません。

普通は、誰か競艇に詳しい人に連れていかれて、舟券を買いはじめたりするものだと思いますが、私は全く何も知らない状況で、一人でボートピアに足を踏み入れました。

パチスロが打ちたくて仕方がない、でも手元に小銭しかない(千円札がないとコインも借りれませんから)、競艇ならできるのでは?

この500円を5,000円にできれば、またパチスロが打てると思い、舟券を買ったのです。

インの艇が有利、A級・B級の階級が選手にあるなど、基本的な知識も全くないまま、2連単を買って外した記憶があります。

その時は、なんだこれは?と腹を立ててすぐに帰りましたが、手持ちの札が無くなる度に、ちょくちょくボートピアに足を運ぶようになりました。

次第に、壁に貼られている予想の表や、入り口に置かれている予想紙を見るようになり、誰からも教えてもらうことなく、競艇の基本的なことを独学で学んでいきました。

そのうち、パチスロにどんどん規制がかかって、出玉も少なくなりはじめ、一撃性がなくなっていき、自然とパチスロから競艇にシフトしていきました。

そして、最終的にはパチンコ屋には全く足を運ばなくなりました。

競艇で借金が増えやすい理由


今のネット社会は本当に便利で、舟券は、スマートフォン1つで、手軽に、いつでも買うことができます

パチスロは、パチンコ屋まで赴き、台横のサンドに札を入れて、コインを借りてようやくプレイできますが、競艇は家でゴロゴロしながらスマホで投票サイトを開くだけですぐできちゃうんですよね。

こういった手軽さが、競艇の借金地獄から抜けられなくなる理由の一つだと思います。

とにかく、自分の部屋が、車の中が、時には職場の机の上が、いつでも地獄になるんです。

借金をしてパチスロ、競艇の両方をしていたので、競艇で作った借金がいくらなのか、詳しくまでは、分かりません。

ただ、舟券を買うようになってから、物凄いスピードで街金3社の借金総額が150万円と少し(総量規制で借りれなくなりました)になりました

その後、あの手この手で親から金を借り続け、その額は130万円を超え、知人二人から30万円、10万円を借りました。

知人二人のうち一人は、以前働いていた小さい会社の社長の奥さんです。

最早、人間の所業ではありませんよね。

競艇の借金地獄の恐ろしさとは

パチスロを打っていた頃も辛かったですが、今はあの時の比にならないほどの恐怖の日々です。

常に頭の中は、次のレースの展開予想。

そんな思惑通りになんてなるはずもないのに。

ジリジリしながら2号艇のサシが届いたらどうしよう?

4号艇に捲られたらどうしよう?

と怯える毎日です・・・

もしもタイムマシーンがあるなら、ボートピアに行こうとする自分を殴ってでも止めたと思うのですが、今となっては、どうしようもないんですよね。

競艇の借金地獄から脱出をするには?

このように競艇の借金地獄に、ハマってしまうと、そこから抜け出すのは、本当に難しくなってしまいます。

では、そんな地獄から脱出するには、どうすれば良いのでしょうか。

競艇依存症を克服する


競艇は、非常にハマりやすいギャンブルだとも言えます。

今回の体験談を書いていただいた方もおっしゃっていたように、舟券が気軽に買えるというというのも、競艇がハマりやすい大きな理由の一つです。

テレボートという投票サイトを使えば、誰でも簡単に舟券が買えてしまうので、ハードルは圧倒的に低いと言えます。

それに、競艇は、当たりやすいというメリットもありますよね。

競艇は6艇のボートでレースを行うため、単勝であれば、6分の1の確率で当たります。

そして、複勝であれば、当たる確率は、3分の1までアップします。

さらに、競艇は毎日レースを開催しているので、やりたければ、毎日、楽しめてしまうわけです。

ただ、その分、一度、競艇にハマってしまったら、抜け出すのも本当に大変になってしまうのも事実です。

ですから、まずは、自分が、競艇依存症になっていることをはっきり自覚して以下のような対策を行ってみてください。

  • 競艇は胴元が25%持っていくので儲からない仕組みになっていることを客観的に理解する
  • テレボートを解約する・入金しない・アプリを削除する
  • どうしても辞められない場合は毎月決まった金額の範囲内で楽しむ
  • ギャンブルする暇がなくなるくらい仕事に没頭する
  • 自助グループに参加する
  • 精神科でカウンセリングを受ける

ギャンブル依存症の克服方法については、以下の記事でも詳しく解説をしています。

>>ギャンブル依存症で借金地獄!そんな時に便利な相談先一覧

ちょっとした心がけから、本格的な対策まで、競艇依存症を克服するための方法は、様々ありますが、まずは、自分のできる範囲から始めていくことが大切です。

債務整理をする


ギャンブルで、借金地獄にハマってしまったら、自力ではなかなか返済ができなくなってしまう可能性が出てきてしまいます。

そんな時は、弁護士や司法書士を通じて、合法的に借金の負担を減らしてしまうのも一つの有効な選択肢です。

もちろん、最悪の場合は、自己破産を行って、借金をすべて免責してもらうというやり方もあります。

ただ、自己破産の場合は、一定以上の財産を手放す必要があるなど、デメリットも大きいです。

さらに、ギャンブルで借金を作ってしまった方は、免責不許可事由に該当してしまうため、免責をしてもらうためには、余分な費用と時間が掛かってしまう可能性が高くなります。

>>ギャンブルによる借金だと自己破産できない?データを見ると・・・

ですから、場合によっては、任意整理を行った方が、良いかもしれません。

任意整理は、裁判所を通さず、弁護士や司法書士が債権者と任意の交渉を行って、

  • 将来的な利息をカットする
  • 遅延損害金をカットする
  • 残債を3年~5年で分割返済する

などの和解をしてもらうことも可能だからです。

実際に、あなたが、競艇で作ってしまった借金を、どうすれば最も効率的に減らせるかは、以下の方法を使えば簡単に調べることができます。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1~2分】

また、債務整理を行うと、約5年~10年は、ブラックリスト状態になって、新たな借金ができなくなります。

これは、一般的にはデメリットだと言われていますが、競艇の依存症の人から見たら、大きなメリットだと捉えることも可能です。

なぜなら、その期間は、舟券を買うための借金が強制的にできなくなるからです。

あと、今回の体験談を書いていただいた方は、任意整理の返済中は、大丈夫でしたが、返済が終わって借金がなくなった後、再度、ギャンブルにハマってしまったという苦い経験をしてします。

ですから、ギャンブルのための借金ができない期間は、もう二度とギャンブルをしないという決心を強くしていくことが大切だと言えます。

収入を増やす努力をする

競艇依存症を克服して、借金問題も何とかなりそうな目途が付いたら、次は、収入を増やすことに集中をしていくと良いでしょう。

もちろん、本業でバリバリ働くのも良いですが、本業以外に副業を行えば、手っ取り早く収入を増やすことができます

仕事が終わった後、或いは週末に、アルバイトをするのも良いですが、最近は、ネット環境を使って、様々なビジネスを行うことも可能です。

クラウドワークスやランサーズなどのSOHOで、仕事を探してみたり、ブログやYouTubeなどにチャレンジしてみたりするのも良いでしょう。

>>借金返済ができる副業の種類といざという時に有効な方法

ここで、収入が入ってくれば、それが金銭的な余裕を生み出します。

そして、もう一つの観点として、仕事に集中すれば、競艇に割く時間を自然と減らせるという意味でも効果があります。

お金のかからない趣味を見つける


競艇を始めた人の中には、人生が少し退屈で、何か刺激を求めている内に、ついついハマってしまったという方も多いはずです。

ですから、競艇にこれ以上ハマらないためにも、お金のかからない別の趣味を見つけるのも良いでしょう。

お金がかからない趣味としては、

  • 読書(一人でも楽しめるし、教養が身に付く)
  • 散歩(リフレッシュになる)
  • ジョギング(体力が向上する)
  • 筋トレ(たくましくなれる)
  • 映画鑑賞(DVDや動画配信サービスを使えば低コストで楽しめる)
  • ブログ(自己表現ができるし、やり方によってはお金も稼げる)
  • 釣り(道具さえそろえば、あとは、ほとんどお金がかからない)
  • 料理(健康管理にも役立つ)
  • サイクリング(自転車一台あればOK)

などがあるので、できそうなものがあれば、是非、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

競艇は、他のギャンブルに比べて、舟券を気軽に買いやすく、当たりやすいという側面があるため、ついついハマってしまう方も多いです。

しかし、その一方で、今回、体験談をご紹介したように、多額の借金を抱えて、苦しんでいる人が多いのも事実です。

ですから、競艇の借金地獄で苦しんでいる方は、

  • 競艇依存症を克服する努力をしていく
  • 債務整理などで借金を減らす
  • 収入を増やし、仕事にも没頭していく
  • お金のかからない趣味を持つ

などの方法で、生活を立て直していかれることをおすすめいたします。

takeshi1

競艇の魅力に取りつかれると、抜け出すのは大変ですが、できるだけ客観的に自分自身を見つめ、また、家族や第三者に相談しながら、計画的に、元の生活を取り戻していけるようがんばってください。