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ブラックリストと聞くと、ちょっと怖いイメージがありますが、どういった時、載ってしまうのでしょうか?

ブラックリストに載るには、いくつかの条件がありますので、ここでは具体的にお伝えしていきます。

また、ブラックリストに運悪く載ってしまった場合、信用を回復していくための方法も含めて解説をしていきます。

この記事を書いた人

 

借金問題専門家 タケシ

以前、325万円の借金を任意整理を行なって完済した体験を持つ借金問題の専門ライターです。
借金問題や債務整理に関するコンテンツは、既に1,500記事以上、執筆しています。

ブラックリストに載る条件と期間

よく「ブラックリストに載る」と言われますが、具体的には信用情報機関に不利益な異動情報(事故情報)が登録されることを意味します

信用情報機関は、

  • CIC(株式会社シー・アイ・シー)
  • JICC(株式会社日本信用情報機構)
  • KSC(全国銀行個人信用情報センター)

の3つの機関がありますが、ブラックリストに載る条件はいくつかのパターンがあります。

その条件について何年、期間が続くかという点も含めてお伝えしていきます。

貸金業者への返済を延滞(滞納)した

消費者金融や銀行、或いは、クレジットカードなどで、返済を延滞(滞納)しているとブラックリストに載る可能性が出て来ます。

といっても、1日でも滞納したら、すぐにブラックリストに載る訳ではありません。

例えば、CICでは、返済日より61日以上または3ヶ月以上の支払遅延(延滞)があるものまたはあったものは、異動情報が登録されるとなっています。

ですから、2か月以上滞納したら、いつブラックリストに載ってもおかしくないと考えておくと良いでしょう。

また、貸金業者だけではなく、携帯の機種代を滞納した場合にも、ブラックリストに載る可能性が出て来ます。

CICでは、割賦販売法対象商品の支払い状況に関する記録が登録されるからです。

また、滞納をしてしまった場合、CICでは、契約期間中および契約終了後5年以内の期間でブラックリストに載ってしまいます。

短期間で複数の業者から借入れを行った

例えば、JICCでは、申込みに関する情報が、申込日から6ヶ月を超えない期間、登録されます。

この情報自体が、ブラックリストの情報となる訳ではありません。

ただ、短期間で複数の貸金業者から借入れを行うと、新たな借入れをしようとした際、審査をする人が、申込情報を見て、

「この人はお金に困っているのかな」

と判断をして、審査に落ちる可能性が出て来てしまうのです。

強制解約になった場合

クレジットカードの現金化など不正利用をしていて、それがカード会社に発覚した場合、強制解約の対象となります。

JICCでは、強制解約となった情報が、契約継続中及び契約終了後5年以内の期間で、登録されてしまいます

ですから、強制解約もブラックリストに載る条件となるのです。

債務整理を行った場合

債務整理を行うことも、ブラックリストに載る条件となります。

債務整理にはいくつかの種類がありますが、基本的、ブラックリストに載る期間は、

  • 任意整理:約5年間
  • 個人再生:約5年~10年
  • 自己破産:約5年~10年

となっています。

債務整理を行った場合、どのようにブラックリストに載るかは以下の記事で詳しく書いています。

>>CIC・JICC・KSCの違いと信用情報開示の請求方法

過払い金返還請求はブラックリストに載る?

債務整理に似た手続きとして、過払い金返還請求という手続きがあります。

これは、貸金業者に対して払い過ぎた利息があった場合、払い過ぎた分を過払い金として返還請求ができる手続きです。

過払い金請求を行った場合、ブラックリストに載ることを心配する方もいらっしゃいますが、過払い金請求後も借金が残っていなければ、信用情報に傷はつきません

>>過払い金請求後の信用情報はどうなるの?

社内ブラックにご注意

上記の内容は、信用情報機関に載るという形でブラックリストに載る条件ですが、これとは別に社内ブラックリストというものがあります。

これは、各貸金業者やその関連会社で保有している顧客情報に登録される情報となります。

もちろん、その管理方法は会社によっても異なりますが、一つ言えることは、社内ブラックリストに登録されると、通常のブラックリストと違って半永久的に登録されてしまうリスクがあるということです。

ですから、その場合は、お金を借りる際、別の業者、或いは別系列の会社を利用するしかありません。

信用回復をするには?

ブラックリストに載ると、銀行や消費者金融から新たな借り入れをしたり、クレジットカードを作ったりすることが原則として難しくなってしまいます。

審査の際は、信用情報機関の情報は確実に照会されてしまうからです。

では、そうなった場合、どうすれば信用回復をすることができるのでしょうか?

原則は期間を全うするしかない

一度、ブラックリストに載ってしまった場合、そこで決められた期間をまっとうするまでは、事故情報は消えません。

なので、そこから、信用回復をするには、新たな事故情報が増えないよう気を付けながら、その期間を全うするしかありません

もちろん、アメックスや楽天カードなど、ブラックリストに載っている期間でも作れると言われているカードはありますが、あまり無理はされないことをお勧めいたします。

>>任意整理中に楽天カードは作れる?体験談と審査に通った後の注意点

また、ブラックリストに載っている情報を確認したい時は、信用情報機関(CIC、JICC、KSC)へ信用情報開示請求を行うことによって、1,000円ちょっとぐらいの費用で、簡単に調べることができます

滞納がズルズル続きそうな時は?

ただ、信用回復をしようとしても、収入や借金の状況によっては、なかなか返済ができない方もいらっしゃるかと思います。

そうすると、ずるずると滞納を続けてしまうことになり、いつまで経ってもブラックリストの状況から抜け出すのが難しくなってしまいます。

ですから、そういった場合は、思い切って債務整理を行い、借金の悪循環を断ち切ってしまうのも一つの方法です。

もちろん、債務整理を行っても、ブラックリストには載ってしまいます。

ただ、任意整理を行った場合、ブラックリストに載る期間は約5年間ですし、滞納をした場合も約5年間で、ほとんど同じです。

ですから、この場合は、任意整理などを行ってしまって、借金の負担を減らし、早めに決着をつけてしまうのが信用回復の近道になるかと思います

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1~2分】

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このようにブラックリストに載る条件はいくつかありませすが、深みにハマりそうであれば、弁護士や司法書士に相談して、早めに解決されることをお勧めいたします。