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20代でも、借金の金額に対して、返済がまったくできない場合は、自己破産をすることになってしまう方がいらっしゃいます。
ここでは20代で自己破産をする人の割合と、若い内に、自己破産をするメリットについてお伝えしていきます。
目次
20代で自己破産をする人の割合
実際、20代で自己破産をする人は全体のどれくらいの割合を占めているのでしょうか?
日本弁護士連合会と消費者問題対策委員会が発表している2014年破産事件及び個人再生事件記録調査には年齢別に自己破産をした人の統計データが出ています。
そのデータによると、2014年に20代で自己破産をした人の割合は6.37%でした。
ちなみに、10代(20歳未満)で自己破産をした人は0%となっていますが、20代であれば、若いからといって自己破産ができない訳ではないのです。
20代の女性が自己破産をする割合は?
男性と女性の割合を見ると、男性46名、女性33名で、女性の占める割合は41.8%です。
自己破産は男性がするイメージが強いかもしれませんが、女性も意外に多いことが分かりますよね。
20代は借金を抱えやすい!?
20代で自己破産をした人の体験談を見てみると、借金を返せなくなってしまった理由としては、以下のようなものがあるようです。
- 奨学金を返済できない
- 酒・タバコのため、お金を借りまくった
- パチンコなどのギャンブルや風俗にハマった
- 収入が低く家賃など生活費が捻出できない
- 親から借金の保証人にさせられた
特に20代前半ぐらいだと、金銭感覚がよく分からずに、思いがけない形で借金を抱えてしまうことはあり得ます。
そして、借金が100万、200万円と借金が増えていく中で、最初は、感覚が分からず、何となくすぐ返せるんじゃないかと思う20代の若者も多いです。
(私自身、そうだったので・・・)
ただ、実際に返済をしてみようとすると、世の中はそんなに甘いものではないことを痛感する日は、そう遠くないのかもしれません。
20代の自己破産はメリットが大きい!?
自己破産をすることは、人生の終わりだと思う人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、本来、自己破産は、借金返済ができない人が生活を立て直すために作られた手続きであるという意味合いの方が実は強いのです。
もちろん、自力返済が可能なのであれば、強い意志で借金を跳ね返すぐらいの気持ちで、ガンガン繰り上げ返済をしていくのも良いかと思います。
ただ、様々な事情でどうしても返済が難しい場合は、以下の理由から、若いうちに自己破産をしてしまった方が良いと思います。
若いうちに信用情報が回復する
自己破産をすると信用情報機関に事故情報が約5年~10年間登録されてしまうので、その期間は新たな借入れができなくなります。
もちろん、その期間が過ぎれば、信用情報は元の状態に戻るのですが、30代、40代で自己破産をすると、住宅ローンや教育ローンを組むチャンスを失い、人生設計が大きく狂う可能性があります。
しかし、20代に自己破産をした人は、若いうちに信用情報が回復するので、そこから将来に必要なローンも組みやすくなるのです。
自己破産という人生の教訓を将来に活かせる
40代、50代で自己破産をすると、それまでに確立したライスタイルを崩すことは難しいので、そこから人生を立て直すのもそれなりに大変になってきます。
しかし、まだ人生観が確立していない20代の段階で、自己破産をした人は、そこから様々な人生の教訓を学びやすいとも言えます。
さらに、そこで得た教訓を、将来に活かす上で十分な時間も与えられています。
ですから、20代であれば、自己破産というマイナスの体験もプラスに変えていくことは十分可能なのです。

20代で自己破産をすると順風満帆の友達を見て、「何で自分だけ・・・」と落ち込む人もいらっしゃるかもしれませんが、苦労は若い時にしておいた方が後々成功しやすくなるという考え方もありますので、まずは一人で悩まず弁護士や司法書士に気軽に相談をしてみて下さい。