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借金が70万円ある場合、どうやって返済をすれば良いのでしょうか。
金額的にはそれほど大きくないかもしれませんが、収入や借金の金利によっては、ズシリと重みを感じる方もいらっしゃるかと思います。
ここでは、70万円の借金を返済するためのシミュレーション、状況別の対処法、そして債務整理で解決することができるかという点についてお伝えしてきます。
目次
借金70万円はどう返済する?
借金70万円の返済プランは、金利によって、決まってくるところがありますし、あとは、月々の返済額でどれだけ支払えるかによって、返済期間や完済までに支払う利息が決まっていきます。
そこで、代表的な金利ごとの返済プランについて、お伝えしていきます。
金利が18%の場合
もし、消費者金融から70万円の借金がある場合、金利は、最大で18%になっている可能性が高いです。
その場合の返済シミューレションは以下のようになります。
月々の返済額 | 返済期間 | 最終的に支払う利息 |
---|---|---|
7万円 | 11ヶ月 | 64,131円 |
6万円 | 1年1ヶ月 | 75,270円 |
5万円 | 1年4ヶ月 | 91,664円 |
4万円 | 1年9ヶ月 | 118,109 円 |
3万円 | 2年 5ヶ月 | 168,007円 |
2万円 | 4年 2ヶ月 | 299,979円 |
月々の返済額が7万円であれば、1年以内の返済が可能ですが、それだけの金額を返済するのは、結構、大変だったりしますよね。
だからといって、月々の返済額が2万円程度ですしと、最終的に支払う利息が30万円弱になってしまうので、注意が必要です。
金利が14%の場合
もし、70万円を銀行のカードローンから借りているのであれば、金利は14%程度になっている可能性が高いです。
その場合の返済シミュレーションは以下の通りです。
月々の返済額 | 返済期間 | 最終的に支払う利息 |
---|---|---|
7万円 | 11ヶ月 | 48,730円 |
6万円 | 1年1ヶ月 | 56913 円 |
5万円 | 1年4ヶ月 | 68,777円 |
4万円 | 1年8ヶ月 | 87,562円 |
3万円 | 2年4ヶ月 | 121,876円 |
2万円 | 3年10ヶ月 | 204,903 円 |
金利が18%の時に比べたら、返済負担は、若干、下がりますが、それでも、返済期間や最終的に支払う利息は、それほど差がないと感じる方が多いかもしれません。
やはり金利が10%を超えていると、その重みはズシリと来てしまうものです。
返済シミュレータを使う場合は?
ここまでは、銀行や消費者金融から70万円を借りている場合の返済プランについて、一般的な金利の観点からご紹介しました。
あとは、金融機関が運営している返済シミュレーションで直接、データを入力して検証してみるという方法もあります。
などは、使い勝手が良いので、気軽に試してみてください。
借金70万円の状況別返済方法
借金が70万円あるといっても、あなたがどういう立場であるかによって、返済方法や考え方はかなり違って来ます。
そこで、状況別の対処法についてお伝えしていきます。
大学生で借金70万円あったら?
大学生は、勉強をすることが本業なので、仕事にそれほど時間を割くことはできません。
せいぜい、アルバイトをがんばるくらいです。
もちろん、ある程度、安定した収入がないと70万円の借金はできないかと思いますが、それでも実際にそれだけの額の借金を抱えてしまうと返済はかなりキツイでしょう。
ですから、場合によっては親に相談してみるのも良いと思います。
それが難しければ、大学生は比較的、時間に余裕があるので、それを活かして小資本ビジネスをやったりしてみるのも良いでしょう。
特に、夏休みなどは、まとまった時間を取れるので、そういった時に住み込みのバイトをやって、一気に70万円の借金の大半を返済してしまうのもアリだと思いますよ。
>>大学生で借金地獄!やばいと思った時に役立つ7つの対処法!
20代なら借金70万円をどう返済する?
もし、40代、50代で、借金が70万円あると、既に結婚をしている場合は、子供の教育費も掛かったりして、かなり大変になってくるところがあります。
しかし、20代で、かつ独身であれば、70万円の借金は、十分に跳ねのけることができるはずです。
ただ、20代の方が気を付けないといけないのは、人生経験が少ない分、下手をしたら、借金が70万円に留まらず、さらに増えてしまう可能性があるということです。
若気の至りとも言いますが、若いからといって、あまり油断していると、本当に痛い目に遭います。
ですから、将来のことも考えながら、返済期間の目標を決めて、その期間は、がむしゃらに働いたり、節約をしたりしながら、借金の返済に集中していきましょう。
70万円ぐらいの借金であれば、1~2年、その気になって返済すれば、十分、完済できるはずです。
さらに、返済する中で、お金の大切さなど、多くのことが学べるはずなので、逆の人生の肥やしにしてしまうぐらいの気持ちで取り組んだら良いと思います。
借金が70万あると結婚できないのか?
借金のある方が持ちやすい悩みとして「このまま結婚ができるか」という問題があります。
結婚をすると基本的にかなりのお金が掛かるからです。
結婚式、新婚旅行、新居、出産、子育てなどなど、子供が社会に出るまでは、出費が限りなく増えて行くでしょう。
そういった意味で、たとえ、70万ぐらいの金額であっても、借金を抱えたまま結婚をすることには、やはりリスクがあります。
それに、あなたは大丈夫でも、パートナーが借金があることに対して不安を感じるものですし、信頼関係の問題にも関わってきます。
ですから、70万円の借金は、独身の内に、短期集中で返済してしまうことがベストな選択だと言えます。
しかし、それが現実的に難しい場合、そのまま結婚をすることもやむを得ないことだとは思います。
ただ、一つだけ守らなければならないことは、借金があることをパートナーに決して隠してはならないということです。
借金を隠したまま結婚をしても、遅かれ早かれバレる確率は非常に高いです。
そして、バレた時は、今まで隠していた分、一気に信頼を失うことに繋がりかねません。
逆に、早く、正直に言ってしまえば、配偶者にお金を管理をしてもらったり、借金を完済するまでは、共働きでがんばってお金を返したり、様々な対策を打つことができます。
やはり、夫婦は、お互いの信頼関係があってこそですからね。
旦那に借金が70万あったら?
もし、旦那に借金が70万円あることが分かったら、どのように対応するのが良いのでしょうか。
まず、やるべきことは、旦那の借金が本当に70万円で収まっているか確認をするということです。
もしかしたら、もっと大きな借金を抱えていないか、旦那さんとしっかり話し合って把握をすることが大切です。
また、その際に、絶対、やめた方が良いのは、旦那の借金を肩代わりしてしまうことです。
一度、そういった甘えた対応をとってしまうと、旦那さんは、反省する機会を失い、再び、同じぐらい、いやもっと大きな借金を作ってしまう確率が高くなるからです。
あと、旦那さんに借金が発覚すると、すぐに離婚を考える方がいらっしゃいますが、離婚をすると女性の方がデメリットが大きいです。
>>旦那の借金が原因で離婚したら後悔する!?じゃあどうしたらいいの?
70万円の借金は、がんばれば何とか返済できる金額ですので、旦那さんには返済をがんばってもらいながらも、夫婦の信頼関係を維持できるよう努力されることをお勧めいたします。
70万円の借金は債務整理で解決できる?
70万円の借金は、100万、200万、あるいは300万円という金額に比べると、決して大きい額ではありません。
ただ、収入が低い方にとっては、かなりキツク感じてしまうことも事実です。
そういった場合に、債務整理という手段は有効なのでしょうか。
自己破産をする場合のデメリット
債務整理と聞くと、自己破産を思い浮かべる方が多いかと思います。
もし、無職の状態であるなど、返済能力がまったくない場合は、70万円の借金でも自己破産ができないという訳ではありません。
ただ、現在、普通に仕事をしていて、最低限でも安定した収入があるのであれば、自己破産することを裁判所が認めてくれないでしょう。
また、自己破産をする場合の最大のデメリットは、自己破産を弁護士を通じて行うと、数十万の費用が掛かってしまうということです。
数百万円の借金を自己破産する場合は、その分が免責となるので、数十万円の費用は、むしろ安いと感じるかと思います。
しかし、70万円の借金で自己破産するというのは、ある意味、もったいないと言えますよね。
個人再生はやる意味がない
個人再生は、住宅ローンの返済は続けながら、借金を約5分の1に減額できる手続きだと聞いている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、借金が5分の1になるケースは、債務が500万円以上1,500万円あるような方です。
借金が70万円の方は、将来的に掛かる利息がカットされても、弁済額は70万円から減額されませんし、個人再生も自己破産と同様、約数十万円の費用が掛かります。
ですから、個人再生はやる意味がないと言えます。
任意整理をする場合のメリット
債務整理の中でも任意整理は、借金が70万円ある方にとって、かなり現実的な方法となります。
その理由は、任意整理の場合、弁護士や司法書士に支払う費用が、債権者一社あたり3万円ぐらいで収まるケースも多いからです。
任意整理を行えば、弁護士や司法書士が債権者と交渉をして、基本的には将来的に掛かる利息をカットしてもらえます。
ですから、金利が18%で、月に2万円ぐらいしか返済できない方は、本来であれば30万円近く利息で取られてしまう分を免除してもらえることになります。
さらに、任意整理は、残債を3年~5年で返済するように交渉していきますので、その場合の月々の返済額は、
- 3年で返済する場合:月々19,444円
- 5年で返済する場合:月々11,666円
となり、かなり返済負担を減らすことができます。
ちなみに、任意整理は弁護士よりも司法書士に依頼した方が、安く済むケースが多いので、こちらで紹介している事務所などに、是非、気軽に相談をしてみてください。
まとめ
70万円の借金は、100万、200万円の借金に比べると、決して多い金額ではないと言えるかもしれません。
しかし、金利が高くて、かつ生活がギリギリで月々の返済額が1~2万円程度になってしまうと、最終的な利息による損失は、20~30万円ぐらいの規模になってしまう場合があります。
ですから、どうしても返済が厳しい場合は、任意整理も一つの選択肢として検討してみても良いかもしれません。
借金70万円は、大きな借金だとは言えないかもしれませんが、放置していると、さらに増える可能性もありますし、利息もジリジリ取られてしまうので、できるだけ早く完済して、スッキリしていきましょう。