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任意整理ではいくらまでの借金なら可能という具体的なルールが決まっている訳ではありません。
しかし、だからといって、あまりに借金の額が大きすぎると任意整理はできない場合があります。
では、具体的にあなたの借金がいくらぐらいであれば任意整理が可能であるかチェックするためのポイントをお伝えしていきます。
また、あなたの借金が任意整理で解決可能か知りたい方は、こちらの方法で無料診断を受けることができます。
目次
任意整理がいくらまで可能か判断するポイント
月々の返済額がいくらになるか?
もり、任意整理をしないで、高い金利のまま何年も返済を続けていると、利息だけで何十万円、場合によっては100万円以上余分に債権者へ支払うことになってしまいます。
しかし、任意整理の手続きを行なうと、基本的に将来利息をカットできるので、それだけでもメリットは非常に大きいと言えます。
また任意整理では債権者と和解を締結した後、残債を3年~5年の期間で返済していくのが基本的な流れとなります。
ですから、残債を3年であれば36回で、5年であれば60回で単純に割って出てきた月々の返済金額を払えるかが、任意整理ができるかできないか判断する一つの大きなポイントになってくるのです。
残債の額に応じた月々の返済額は以下のようになります。
残債 | 3年で返済 | 5年で返済 |
---|---|---|
100万円 | 27,778円 | 16,667円 |
200万円 | 55,556円 | 33,333円 |
300万円 | 83,333円 | 50,000円 |
400万円 | 111,111円 | 66,667円 |
500万円 | 138,889円 | 83,333円 |
600万円 | 166,667円 | 100,000円 |
700万円 | 194,444円 | 116,667円 |
無理な返済プランは立てない
また、ここで重要なポイントになってくるのは、決して無理なプランを立てないということです。
なぜなら、任意整理には、手続きを行えた後、信用情報機関に情報が登録されて、約5年間、新たな借入ができなくなるというデメリットがあるからです。
つまり、もし無理な返済プランを立てて、途中で支払いができなくなってしまうと、他のところから借りられず任意整理が失敗するという結果になりかねないのです。
払い過ぎた利息がどれくらい発生しているか?
残債に応じた月々の返済金額の表を見て、「自分の借金の額なら任意整理はできないかなあ・・・」と諦めてしまう人もいるかもしれません。
でも、諦めるのはまだ早いです。
なぜなら、任意整理にはもう一つ借金を減らすための重要な観点があるからです。
もし2007年~2010年にかけて改正貸金業法が実施される前に消費者金融からお金を借りていた人は、払い過ぎていた利息(過払い金)が発生している場合があります。
この過払い金は100万円以上発生するケースもザラにあります。
ですから、その場合は、残債が一気に減るため、元々の借金の額が大きい人でも任意整理が成功する確率がグッと高くなるのです。
任意整理ができない場合は?
ただ、借金の額が多すぎて、将来利息をカットしても、返済はできないというケースも出て来ます。
その場合は、自己破産をして借金をチャラにするという方法もありますが、その前に個人再生という手続きもあります。
個人再生では、民事再生法によって借金の額を約5分の1にしたりすることができます。
個人再生は任意整理と違って、裁判所を通して行なうので、手続きが複雑にはなりますが、より多くの借金を減らせるというメリットがあります。
また、自己破産と違って、住宅ローンを整理の対象から外すこともできますら、生活へダメージをより少なくすることもできます。
実際、任意整理がいくらまで可能かどうかは、その人の借金の状況や返済能力によっても大きく変わってきますから、まずは気軽に法律の専門家に相談してみて下さい。