※この記事にはプロモーションが含まれています。

自己破産をすると、それから約5年~10年は、クレジットカードを作ることができないと言われています。しかし、クレジットカードの中には、自己破産後でも作れると言われているものがいくつか存在しているんですよね。

その中でも、有名なカードの一つがイオンカードです。もちろん、自己破産後でも必ず審査に通るというわけではありませんが、実際に自己破産後でも審査が通った方がいるのも事実です。

そこで、この記事では、自己破産後にイオンカードでクレジットカードを作れた方の事例も紹介しつつ、なぜ、そんなことができたのか、考えられる理由についてお伝えしていきます。

この記事を書いた人

 

借金問題専門家 タケシ

以前、325万円の借金を任意整理を行なって完済した体験を持つ借金問題の専門ライターです。
借金問題や債務整理に関するコンテンツは、既に1,500記事以上、執筆しています。

自己破産後にクレジットカードが作れないと言われる理由

まずは、なぜ自己破産をするとクレジットカードの審査が厳しくなるのか、その理由についてお伝えしておきましょう。

クレジットカードの審査では、主に「信用情報機関」に登録された情報が重要視されます。信用情報機関とは、クレジットカードやローンの契約履歴、返済状況、延滞・自己破産などの金融事故が登録されている機関です。

主な信用情報機関は以下の3つです。

これらの機関には、自己破産などの情報が「事故情報」として登録され、CICやJICCではおおよそ5年、KSCでは10年間保管されるとされています。つまり、この期間内は「ブラックリスト状態」となり、クレジットカード会社の審査ではマイナス要素として扱われてしまうのです。

イオンカードを自己破産後に作れた人

まずは、自己破産後にイオンカードを作れた方の体験談をご紹介していきます。

自己破産の3年後にイオンカードを取得

こちらの方は、自己破産の3年後にイオンカードを取得されたという方です。

自己破産したのにクレジットカードがつくれました。
ちょうど3年前に自己破産しました。最低8年ぐらいはローンはもちろん、クレジットカードは作れないのはわかっていたのですが、知り合いから
成績の為にどうしてもと頼まれイオンカードの申し込み書に記入しました。
100%審査落ちとおもってたのに、先日、JCBのクレジットつきのイオンカードが送られてきました。
イオンカードは審査がゆるいとは聞きますが、さすがに自己破産3年後にクレジットカードは聞いたことがなくて。

こういったケースは稀であるとは言え、一つの希望的な事例としては、良いかなと思います。

自己破産後7年半でイオンカードを取得

自己破産をすると最大で10年間は、クレジットカードを作ることができないと言われています。

しかし、実際のところでは、自己破産後5年を過ぎると、イオンカードも含めて、一部のクレジットカードが作れるようになったという方が、ちらほらと出てきます。

私は9年前に自己破産・免責決定を受けました。
6年後にネット決済その他でクレジットカードの必要性を痛感して3社ほど申込みましたが否決秒殺メール1社に否決郵送が2社で、やはり当然ですが自己破産者には作れないと諦めて預金残高範囲で使用の「スルガVISAデビットカード」を作りました。

7年半後に正に駄目もとで(クレヒス無しのホワイト)申込んで「OMC」と「イオン」が可決で作れました。

このような感じで、数は決して多くなくても、自己破産後にクレジットカードを作れるようになったという人は、実際にいらっしゃるのです。

イオンカードを自己破産後に作れた人がいる3つの理由

こうやって自己破産後でもイオンカードが作れたと聞くと、なぜ、作れたのかが、気になりますよね。そこで、ここでは、自己破産後の方でもイオンカードを作れた理由として考えられるものを3つの観点からお伝えしていきます。

流通系のクレジットカードだから


イオンカードは、流通系のクレジットカードとして区分されます。流通系のクレジットカードは、食料品や日用品を購入する際によく使われますよね。イオンカードも、イオン、ダイエー、マックスバリューなどイオングループ関連の店舗での購入を促進するために作られたカードだと言えます。

こういったクレジットカードのターゲット層は、主に主婦層です。主婦の方々は、安定した収入のない方が多いというのが現状です。

イオンカードがサラリーマンのような安定したステータスの人たちをターゲットにして、審査基準を上げてしまうと、会員数が増えず、本来の目的を達成することができなくなってしまいます。そのため、他のカードに比べると、イオンカードは審査に通りやすくなっていますし、自己破産後でもイオンカードが作れる人が出てくるのです。

ちなみに流通系のクレジットカードと言えば、楽天カードも有名ですが、楽天カードも自己破産後に作れたという方をちらほらと見かけます。

>>自己破産後に楽天カードを作れた人はいる!でも注意が必要

キャンペーンの期間中だったから?


クレジットカードは、キャンペーンの期間中だと審査に通りやすくなるという話があります。キャンペーンを行っていることは、裏を返せば、クレジットカード会社が、会員数を増やそうとしていることを意味しますよね。

そのために審査の基準を少し甘くしている可能性は十分に考えられるのです。イオンカードでも定期的に新規入会キャンぺーンを行っています。

こういったキャンペーン中の期間を狙うと、イオンカードの審査に通る確率は上がるかもしれません。

自己破産後5年が過ぎたら可能性あり

自己破産を行なうと、一般的に約5年~10年間は、ブラックリスト状態となり、クレジットカードを作るのが難しいと言われています。その期間中は、信用情報機関に自己破産を行なった記録が事故情報として登録されてしまうからです。

しかし、イオンカードの場合、自己破産後、5年が過ぎれば、審査に通る確率は高くなります。その理由は、イオンカードが加盟している信用情報機関であるCIC(株式会社シー・アイ・シー)には、自己破産を行なった情報が、最大で5年までしか残らないからです。

もし、あなたが銀行系の金融機関から、自己破産をしてしまった場合は、銀行が主に加盟しているKSCには、10年を超えない期間で、自己破産を行なった情報が登録されてしまいます。そして、信用情報機関はCRINというシステムを使って、信用情報を共有しているとは言われています。

ただ、自己破産などの債務整理を行なった情報に関しては、共有されていないという話もあります。そういった点から、自己破産後、5年が過ぎたら、イオンカードを加盟しているCICに信用情報開示請求を行って、CICで自己破産の記録がなくなっていないかチェックしてみると良いでしょう。

>>CIC・JICC・KSCの違い!

審査に通りやすいイオンカードの種類とは?

イオンカードには複数の種類があります。そのため、自己破産後に再チャレンジする場合は、できるだけ審査に通りやすい種類のものを選択する必要があります。イオンカードの中でも「イオンカード(WAON一体型)」はもっともベーシックでおすすめです。

イオンカード(WAON一体型)は申し込みから最短5分での即時発行が可能です。インターネットで申し込んだ後、近くのイオン店舗で仮カードを受け取ることができ、その日から利用を開始できるという手軽さを売りにしているので、そういった点からも比較的審査に通りやすいということができます。

一方で、イオン銀行との連携が必要な「イオンカードセレクト」や、ゴールドカード、他社との提携カードは審査基準が高くなりやすいので、避けた方が無難だと言えるでしょう。

もし審査に落ちたら代替手段も検討しよう

もしイオンカードの審査に落ちてしまったとしても、すぐに諦める必要はありません。まずは一定期間(半年以上)空けてから再申請するのが基本です。短期間に複数のカードを申し込むと、審査で「申し込みブラック」として不利になるためです。

また、どうしてもクレジットカードが必要な場合は以下のような代替手段も検討できます。

イオン銀行キャッシュ+デビット(VISA/JCB) デビットは口座残高の範囲内で利用でき、審査が不要です。JCBブランドのカードを作ることができるので、使い勝手も良いでしょう。
家族カード もし、家族がイオンカードを持っている場合、その家族カードとして申し込む方法があります。この場合、審査は基本的に家族に対してのみ行われるので、自己破産後の人でも作れる可能性は高いです。

まとめ

自己破産をすると、当分の間、クレジットカードが一切使えなくなってしまうのではないかと心配する方が結構いらっしゃいます。もちろん、自己破産後は、約5年~10年の間、ブラックリスト状態になってしまうので、クレジットカードが使いづらくなってしまうことも事実です。

ただ、クレジットカードの中には、イオンカードのように自己破産後でも作れるようなものも存在します。また、イオンカードにチャレンジする以外にも、デビッドカードや家族カードを確実に取得していくというやり方もあります。

そのような感じで、自己破産後でもカードを持てるチャンスはいろいろあるのです。

>>自己破産に強いおすすめの弁護士事務所はこちら

takeshi1

自己破産を検討中の方は、まずは、気軽に弁護士や司法書士に相談してみることから始めてみてはいかがでしょうか。