自己破産を検討している方の中には、自己破産はずるいことではないかと思って、躊躇する人もいます。

確かに世の中には、借金が返せなくなれば自己破産を2回、3回やれば良いと思いながら反省することなく、借金を繰り返す人もいるからです。

そういった悪意をもった人に対して、許せないと思ってしまう人がいるのは、やはり当然だと思います。

実際、自己破産をすることに良心の呵責を感じる人もいるかと思いますので、ここでは、自己破産以外の解決法も含めてお伝えしていきます。

自己破産をする人は本当にずるいのか?

自己破産をずるいと批判する人が多いのは事実ですが、だからといって、自己破産をする人すべてにそのことが当てはまるとは限らないと思います。

なぜなら、本当に借金を返済することが出来なくて、中には、自ら死を選んでしまう人もいるからです。

実際、自殺をする理由の中で、借金苦が原因で自殺した人の割合は2番目に多くなっています

ですから、死を選ぶよりは、ずるいとか許せないとか言われようと、自己破産をして生きる道を選んだ方が絶対良いことは言うまでもありません。

そういった本当にお金に困った人に対しては、社会的な救済措置が絶対必要だと思うのです。

自己破産は悪意のある人には厳しい

また、自己破産の手続きも反省の色が見られない人には厳しくなる傾向があります

まず、借金の主要な理由が、パチンコなどのギャンブルや、贅沢などの浪費などであった場合は、免責不許可事由に該当し、簡単には免責がされなくなっています。

参考記事:自己破産ができない場合~免責不許可事由に該当したらダメ?

さらに、自己破産を2回、3回と繰り返す人に対しては、最初の自己破産で免責が確定した後、7年過ぎていない場合は免責を受けるのが厳しくなります。

また、7年過ぎた場合でも、裁判所や債権者からのチェックは厳しくなるので、免責不許可事由に該当して、管財事件となり、費用負担が増える可能性も高くなります。

参考記事:2回目の自己破産でも免責は受けられる?費用はどうなる?

つまり、自己破産は、悪意を持って借金の踏み倒しをしたい人に対してはめんどくいシステムになっているのです

自己破産のその後が気になる方へ

自己破産を弁護士を通じて行えば、守秘義務を守ってくれますので、同居していない家族や職場の人達に内緒で行なうことは十分可能です。

自己破産をすると肩身の狭い生き方をしなければならないのではと思う人もいるかもしれません。

しかし、実際は普段通りの生活をしている人の方が多いですし、借金返済のプレッシャーから解放されて平安な気持を取り戻している方もたくさんいらっしゃいます。

ただ、その一方で、債権者や保証人(連帯保証人)の中に、身内や友人がいる場合は、その人達からずるいとか許せないとか思われて感情的なしこりが残ってしまうこともあります。

そういった借金は免責の対象から外したいと思っても、自己破産では債権者平等の原則から、すべての借金を整理の対象とすることが義務付けられています

ですから、そこで余計な恨みを買いたくない場合は、任意整理の手続きで借金問題を解決出来ないか検討してみるのも良いでしょう。

任意整理は、借金をチャラにするのではなく、将来利息をカットした上で、毎月の返済額を減らしたりする手続きですが、整理の対象を選ぶことが出来るという大きなメリットがあります。

もし、身内や友人とのトラブルに繋がりそうな債務があるのであれば、対象から外すことが出来ます。

また、任意整理の手続きは裁判所を通さないこともあり、自己破産のようなめんどくさい手続きにはならないので気軽に行なうことが出来ます。

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任意整理では、借金や毎月の返済額を減らせますが、債権者に対する返済を続ける中で最低限の義理は果たすことも出来ますので、自己破産をすることに抵抗を感じる方は、一度、弁護士や司法書士へ気軽に相談してみて下さい。