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任意整理中 スマホ分割 通った

任意整理を行うと、約5年間、ブラックリスト状態になってしまうので、原則は、スマホなど携帯の分割購入の審査には通らないと言われています。しかし、知恵袋などで、実際の事例をみると、任意整理中でもソフトバンク、ドコモ、auなど主要なキャリアでスマホの分割払いの審査に通ったという人は意外に多いんですよね。それは一体なぜなのでしょうか?

そこで、この記事では、任意整理中でもスマホ分割の審査に通った人たちの事例をご紹介すると共に、分割の審査に通った理由として考えられる要因や、あなたが任意整理中でも、より確実にスマホを持つための方法について詳しくお伝えしていきます。

この記事を書いた人

 

借金問題専門家 タケシ

以前、325万円の借金を任意整理を行なって完済した体験を持つ借金問題の専門ライターです。
借金問題や債務整理に関するコンテンツは、既に1,500記事以上、執筆しています。

任意整理中にスマホ分割の審査に通った人

任意整理中でもスマホの分割購入ができたという方は、知恵袋などを見ても意外に多くいらっしゃることが分かります。

任意整理の半年後にソフトバンクの機種変更で分割審査に通った人

こちらの方は、任意整理をしてから半年後に、ソフトバンクでiPhoneの機種変更を行って、分割審査に通ったという方です。

恥ずかしい話、任意整理してます。
この前新しいiPhoneに機種変更の際に分割審査が通りました。ガッツリ信用情報に事故残ってるのに無事通りました。整理したのは半年前くらいです。
キャリア
はSoftBankでもう11年使ってます。
たまに滞納あったくらいで、期日まで支払いできてました。

任意整理をしてから半年というのは、まさにブラックリスト状態の真っ最中ですよね。そういった時でもソフトバンクのスマホ分割払いができたというのは、すごいことだと思います。

任意整理中にドコモでスマホの分割購入ができた人

こちらの方は、任意整理中にドコモで割賦購入ができたという方です。

分割ローンというのは割賦購入のことですよね?
だとしたら、任意整理中でも割賦審査は通ることはありますよ。
実際任意整理で割賦審査が通らなかったって人がどのくらいいるのか分かりませんが、私は実際に任意整理中にdocomoで割賦購入しました。

実際、任意整理をしてから具体的にどれくらいの期間が経過していたのかは明記されていません。しかし、それでも、この方は任意整理中にドコモでスマホの分割購入ができたとはっきりおっしゃっています。

任意整理の返済中でもauのスマホ分割に通った人

最後にご紹介するのは、知恵袋からではないのですが、任意整理の返済中にauのスマホを分割で購入できたという方です。

うちは夫婦で任意整理をしていて、まだ返済中です(完済は3年後)。
つまり返済中にも関わらず、auのスマホを分割で購入できています。

ご本人は旦那さんが10年以上auを使っているからなのではないかとおっしゃっていますが、それでもすごいですね。

このように見てみると、任意整理中に、スマホの分割払いをするのは難しいは言われていながらも、意外に、審査に通った人が多いことが分かります。では、なぜ、ブラックでも携帯分割できた人がいるのか、その理由について迫っていきます。

任意整理中のスマホの分割購入は原則難しい

最初は原則的な話をしますが、任意整理中の人は、基本的にスマホの分割購入をすることはできなくなります。では、なぜ、そうなってしまうのでしょうか。

スマホの分割購入が難しい理由

任意整理中の人が、原則としてスマホの分割購入ができない理由は、審査の段階で、任意整理中であることが、携帯電話の会社側に分かってしまうからです。任意整理を行うと、約5年間、信用情報機関に任意整理を行ったという事故情報が記載されてしまいます。

スマホの分割購入をする場合は、個別割賦販売契約に該当するため、携帯電話会社は、信用情報機関に契約者の個人情報を照会することになります。例えば、auでは、そのことを個品割賦販売契約(分割払い)にあたってとうい資料で明記しています。

これは、ソフトバンクでもドコモでも同じです。ですから、照会した段階で任意整理中であることが分かると、審査に落ちてしまう可能性が高くなるワケです。

携帯の契約は問題なし
その一方で、スマホの分割払いは行わず、機種を一括で購入したりして、携帯電話の契約だけを行う場合は、任意整理中であることは、一切問われません。なぜなら、携帯電話の契約に関する情報は、信用情報機関ではなく、TCA(一般社団法人 電気通信事業者協会)で管理されているからです。つまり、審査の流れがまったく異なるワケですね。

TCAでは、契約者の携帯電話料金の滞納があった場合は、その情報を管理し、通信事業者間で情報を共有しています。携帯電話料金を滞納した情報は、契約解除後、最大で5年間は残ります。もし、過去の電話料金を滞納していた場合は、電話契約が難しくなりますが、任意整理中の人に関しては、問題がないのです。

機種代が10万円以下であるかがポイント

ただ、そういった事情があるにも関わらず、ソフトバンク、ドコモ、auに関係なく、任意整理中にスマホ分割の審査に通った人がいるわけですが、考えられる理由として、最も可能性が高いものは、機種代が10万円以下であるという点です。

経済産業省が発表している割賦販売法(後払信用)の概要という資料には、10万円以下の商品は、少額店頭販売品として指定され、過剰与信防止義務が定められています。そこでの対応については、

過剰な債務や延滞等がないこと、過量販売に該当しないこと指定信用情報機関の情報で確認することで、支払可能見込額を行わずクレジット契約を締結できる。

と記載されています。つまり、スマホの機種代金が10万円以下である場合は、信用情報機関の情報は確認されますが、より簡素化されているのです

もちろん、機種代が10万円以下であるからといって、必ず審査に通るという保証はありません。ただ、審査基準が緩和されることは間違いないですし、実際に任意整理中でもスマホ分割の審査に通った人はいるので、審査に通る確率は上がると言えるのです。

分割払いの審査に落ちた場合の対処法

しかし、それでも、任意整理中という理由で、スマホの分割払いの審査に落ちたとしても、以下の方法を使うことによって、対処することも可能です。

一括払いをする

スマホの機種代金を分割払いにする場合は、信用情報機関の情報が照会されますが、一括払いであれば、当然のことながら、審査は行われません。スマホの機種代は、一般的に最新で性能が良い機種であるほど高額です。ただ、少し古い機種にしたり、性能を抑えたりすれば、比較的安い機種も出てきます。

また、先に機種代金を全額払ってしまえば、その後の支払いはなく、気持ち的には楽になるので、可能な方は一括払いをおすすめいたします。

中古の機種を購入する

新品の機種は高くて、手が届かないという方は、中古の機種を購入して、それを携帯ショップに持っていき、携帯電話の契約を行うのも良いでしょう。アマゾンや楽天などで、“スマホ 本体” というキーワードを使って、検索すれば、新品のものも含めて、安い携帯がいろいろ出てきます

ですから、そこで安いものを探して購入してから、電話契約をすると良いでしょう。

家族名義で購入する

もう一つの方法としては、家族名義でスマホの分割払いの契約を行ない、それを使わせてもらうというやり方です。任意整理を行うとブラックリスト状態になりますが、家族の信用情報が影響を受けることはありません

>>債務整理と家族への影響

ですから、まずは、家族名義でスマホの分割払いの契約を行ない、任意整理後のブラックリストの期間が過ぎた後にでも名義変更を行なえば良いでしょう。

まとめ

任意整理中は、信用情報機関に事故情報が登録されてしまうため、一般的には、スマホの分割払いの審査には落ちると言われています。しかし、機種代が10万円以下であれば、審査が緩和されるため、任意整理中でも分割払いができる可能性は高くなりますし、実際、審査に通ったという方はいらっしゃいます。

また、仮に審査に落ちたとしても、一括で買ったり、中古を買ったり、あるいは家族名義で契約をしたりと、スマホを持つための方法は、いろいろあります。

takeshi1

実際、これから任意整理をしようか検討している方は、任意整理中、あるいは、任意整理後にいろいろと生活が不便になるのではないかと心配になるかもしれませんが、スマホの利用に関しては、何とかなるケースも多いので、前向きに検討されてみてはいかがでしょうか。