エステローンの中途解約は期限切れにご注意！払えない時はどうする？

エステローンを中途解約をしたい場合は、どうすれば良いのでしょうか？

実際、ついつい高額なエステローンを組んで分割払いすることになった後、払えなくなるケースって出て来るものですよね。

エステの契約は、特定商取引法の基本的な内容を押さえておけば、問題なく中途解約を行えますが、期限切れだと中途解約ができない可能性が高いので、気を付けなければなりません。

ここでは、中途解約ができず、エステローンも払えない場合の対処法も含めてご紹介していきます。

エステを中途解約する場合の流れ

エステを中途解約できるかどうかは、条件によって対応が異なるので、順番に解説していきます。

特定継続的役務に該当しているか？

エステの契約に関しては、まず、以下の条件を満たしているかによって、対応が変わって来ます。

上記の条件を満たしていれば、特定継続的役務に該当し、エステの契約後に、契約書面を交付することが義務付けられています。

そして、中途契約をしたい場合、有効期限内であれば、クーリングオフか中途解約という形で対応してもらうことが可能です。

5万円以下、1ヶ月以下の契約の場合は？

もし、契約金額が5万円以下で、契約期間が1ヶ月以下である場合は、クーリングオフや中途解約ができるかどうかは、エステ会社によって交付される契約書次第ということになります。

ただ、このケースでは、契約書自体がないケースもあるので、ご注意下さい。

8日以内の契約であればクーリングオフ

エステ会社が特定継続的役務の条件を満たしている場合、契約を解除したい時は、特定商取引法の第48条と第49条の観点から、クーリングオフか中途解約を選択するかが決まります。

ですから、まだ8日以内であれば、クーリングオフが可能です。

クーリングオフができれば、支払った代金の全額を返金してもらえます。

また、クーリングオフは、エステ会社に対して、契約解除通知書という書面を提出して行う必要があります。

書面の書き方は、こちらのサイトを参にして下さい。

8日を過ぎていれば中途解約

もし、契約から8日を過ぎているのであれば、中途解約という流れで手続きを進めていくことになります。

特定継続的役務に該当していれば、理由を問わずに中途解約をすることができます。

また、中途解約をすると、高額な違約金を請求されるのではと思う方がいらっしゃるかもしれません。

ただ、中途解約をした場合の違約金は以下の内で、安い方の金額が適用されます。

つまり違約金の上限は20,000円ということになりますので、法律上、高額な請求をされることはないのです。

そして、全体の契約金額から、違約金と既に利用したサービスの金額が差し引かれた分が返金されます。

期限切れだと中途解約ができない

ただし、上記の中途解約ができるのは、契約の期限切れになっていない場合でのお話です。

ここでの、契約期間とは、役務提供期間とも言いますが、契約の際に交付される契約書に記載することが義務付けられているので、そちらを確認してください。

もし、契約期間切れになっていると中途解約ができないのでご注意下さい。

有効期限切れの場合は返金は難しい？

エステの有効期限切れになっている場合、中途解約をして返金をしてもらうことは原則不可となります。

ただ、東京都消費生活総合センターは、サロン側に問題があると思われた場合は話し合いを行うことが可能だという見解を出しています。

例えば、

というケースであれば、話し合いができる可能性が高くなります。

また、エステの解約に関して、契約期限切れの問題などが生じて、会社側と揉めてしまった場合は、消費生活センター(消費者センターと呼ぶ人もいます)へ相談をするという方法もあります。

最寄りの消費生活センターはこちらから探すことができます。

中途解約を防ぎたいエステ会社が取る手段

こういう事情を把握しているエステの会社の中には、期限切れになる前に、中途解約をさせないよう、様々な手段を講じる可能性もあります。

そのやり方は様々で

などの方法があります。

実際、有効期限(役務提供期間)が過ぎるまで、乗り切れば、中途解約ができなくなりますので、もし、エステサロン側にそのような動きが見られる場合は、ご注意下さい。

中途解約は書面での依頼がスムーズな場合も

そういった意味で、中途解約の場合も、電話やメールよりは、中途解約通知書を書面で送った方が確実となりやすいです。

さらに、書面は、内容証明郵便で送ることをお勧めいたします。

中途解約通知書は、自分で作成をしても良いですし、より法的に確実に進めたい場合は、行政書士に依頼をしても良いでしょう。

エステローンはどうなる？

ここまでは、エステの中途解約についての話でしたが、エステローンを組んでいる場合、エステ会社だけでなく、ローン会社との契約も処理する必要があります。

エステローンを組んでいる場合、そこには2つの契約が存在しています。

エステを解約したい場合、まず、エステ会社に対して中途解約の手続きを行ない、その上で、ローン会社(クレジット会社)との契約を考えるという順番で行っていきます。

もし、中途解約を無事に行えて、お金が返金されたら、その分はエステローンの支払いに充てることが可能ですよね。

契約によっては中途解約をした後、残債の一括返済を求められることもありますが、その場合は、分割払いが可能かどうか交渉をして下さい。

エステローンが払えないと・・・

しかし、契約期限切れで中途解約自体ができなくなり、エステローンの分割払いが重たくのしかかって払えなくなった場合はどうなってしまうのでしょうか？

エステローンが払えないからといって滞納をしていると、未払い分に対して、損害遅延金が発生します。

さらに、ローン会社(クレジット会社)からの取り立ては以下のような流れでどんどんエスカレートしていきます。

もちろん、エステローンの支払いができず、滞納を続けていると信用情報機関に事故情報が登録され、ブラックリスト状態になってしまいます。

エステローンの時効は？踏み倒しは可能？

エステローンが払えない人の中には、時効が来るまで逃げて、踏み倒しができないか考える方もいらっしゃいます。

エステローンの時効はカードローンなど一般の借金と同じく5年となっています。

しかし、時効を迎えるまで逃げるのは、ほぼ不可能です。

なぜなら、エステローンの時効は、債権者となっている信販会社が、裁判上の手続きを行ったり、裁判所から差し押さえ・仮り差し押さえ・仮処分を受けたりすると、簡単に中断、あるいはやり直しになってしまうからです。

＞＞借金返済をしないで時効が来るまで待つのはこんなに大変！

エステローンの借金相談がしづらい場合は？

ですから、どうしても、エステローンが払えない場合は、状況が悪化する前に、早めに弁護士や司法書士に相談されることをお勧めいたします。

ただ、エステローンの支払いができず、悩んでいる女性の中には、男性の弁護士や司法書士には相談しづらいし、旦那に内緒で借金問題を解決したいという方もいらっしゃるかと思います。

そういった方には、女性スタッフが対応をしてくれて、かつ秘密も厳守してくる借金相談サービスをご紹介しているので、気軽に利用してみて下さい。

＞＞女性専用の債務整理無料相談を行っているおすすめ事務所

任意整理での解決も可能

エステローンが払えず、弁護士や司法書士に相談して、債務整理の依頼をすれば、債権者である信販会社に受任通知が送られ、すぐに取り立てが一時的にストップします。

また、弁護士や司法書士に相談をすると自己破産を勧められるのではないかと心配する方もいらっしゃいます。

しかし、エステローンは債務整理の中で最も手続きが簡単な任意整理で解決することも可能です。

任意整理では、滞納していた時に掛かった損害遅延金や将来的にかかる手数料(将来利息)を原則としてカットすることができます。

エステローンは金利の相場が15%～18%と通常のキャッシングやクレジットカードの金利と変わりません。

ですから、任意整理を行なうことによって、最終的に支払う手数料(利息)の金額を一気に減らすことが可能となります。

また、残債に関しても、弁護士や司法書士を通じてエステローンの債権者と和解契約を結び、3年～5年で分割返済することが可能となるため、月々の返済額も減額できます。

任意整理は裁判所を通さずに行う手続きということもあり、旦那に内緒でエステローンの借金問題を解決できる可能性が高いです。

ですから、まずはどれくらい借金を減らせるか、無料診断を受けてみることをお勧めいたします。

＞＞借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1～2分】

任意整理が難しい場合でも、個人再生でエステローンの残債を裁判上の手続きで大きく減額できる場合もあります。

また、最後の手段として自己破産の手続きがありますが、弁護士を通じて依頼をすれば、スムーズに行なうことも可能です。

一方、債務整理を行なうと、ブラックリストに約5年～10年間登録されてしまい、その期間はクレジットカードを作ったり、キャッシングをしたりすることができなくなります。

ここら辺は債務整理のデメリットとなりますが、それでもエステローンを払えないストレスや取り立ての苦しみからは解放されるので、あまり気にならない方の方が多いです。