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600万円の借金を返すにはどんな方法があるのでしょうか?
実際、金利がある程度の基準を超えてしまうと、債務整理という選択肢も出て来るでしょう。
ただ、債務整理は、ある意味、最終手段でもあるので、ここでは自力返済をする場合のシミュレーションや注意点について解説をしていきます。
奨学金の借金であれば自力返済が基本
もし、600万円の借金の内訳がすべて奨学金であれば、自力返済をお勧めいたします。
その理由は、奨学金は金利が低く、月の返済額も2~3万円の範囲で収まるからです。
逆に、親や親族が保証人になっている段階で債務整理をすると、減額された分は、保証人に請求されて多大な迷惑が掛かってしまう可能性があります。
借金600万円の利息に要注意
ただ、600万円の借金の内訳が銀行や消費者金融のカードローンのような金利の高い借金であった場合は、自力返済が簡単ではなくなってきます。
仮に金利が10%であった場合でも、最終的に支払う利息は以下のように高くなっていくからです。
月々の返済額 | 返済期間 | 最終的な利息の金額 |
---|---|---|
12万円 | 65ヶ月 | 1793,827円 |
14万円 | 54ヶ月 | 1,453,747円 |
16万円 | 46ヶ月 | 1,224,104円 |
つまり、金利が10%前後の場合は、100万円以上の利息を支払う覚悟をする必要があります。
おまとめローンのカラクリ
もし、600万円の借金が大変な場合は、おまとめローンを利用するのも一つの方法です。
おまとめローンは、借入先を一ヶ所にまとめて、金利と月々の返済額を下げることによって、返済負担を軽くするという方法です。
ただ、おまとめローンで600万円を借りたとしても、金利は8%ぐらいまでしか下がらないでしょう。
また、おまとめローンは、返済期間を延ばすことによって、月々の返済額を下げるという手法を取っています。
ですから、結果的に金利を10%で借りている時以上の利息を払うリスクも出て来るのです。
債務整理も一つの返済方法
自力返済をするのが難しい場合、債務整理も一つの選択肢となってきますが、
「自己破産をするのは、申し訳ない」
と思ってしまう方もいるでしょう。
ただ、債務整理には自己破産だけでなく、任意整理や個人再生を通じて600万円の借金を減額して、残債を返済していくというやり方もあります。
その場合は、債権者に掛ける迷惑を最低限にすることも可能です。
600万円の債務整理した場合における完済までに返済シミュレーションはこちらの記事にまとめています。
参考記事:借金600万円を債務整理する場合の返済シミュレーション
まずは、借金の元を絶とう!
600万円の借金を抱えている人の中には、奨学金でやむを得ずというケースもいますが、
- FXや株で信用取引を行ない大失敗をした
- パチンコなどのギャンブルで借金を重ねてしまった
- 買い物依存症でクレジットカードを使い過ぎた
というような形で、借金癖が付いてしまっている方も多いです。
ですから、その場合は、600万円の借金を返済することも大切ですが、これ以上、借金をしない習慣を身に付けることも大切です。
600万円の借金は金利が高かったり、返済期間が長くなったりすると、かなりの利息を取られるリスクが生じますので、自力返済が難しいと思ったら、早めに弁護士や司法書士へ相談されることをお勧めいたします。