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うつ病になって仕事が満足にできないと借金返済が難しくなってしまう可能性が出て来ます。
実際、借金返済ができなければ、そこから受けるプレッシャーもうつ病をさらに悪化させることに繋がりかねません。
ここでは、うつ病の人が借金返済を効率よく進めていくための対処法についてお伝えしていきます。
目次
仕事ができない場合は債務整理で借金を減らす
もし、うつ病になって、仕事が満足にできない場合は債務整理の手続きで借金を減額することも一つの有効な方法です。
なぜなら、債務整理を行えば、法律の手続きで簡単に借金の額や返済額を減らすことができるからです。
実際、借金を減らすことができれば、今まで受けていた借金のストレスが軽減されるという効果も生まれます。
それによって、うつ病が軽減され、明日に向けた力が湧いてくる可能性は十分あると言えます。
債務整理で実際にどれくらい借金を減らせるかは、以下の方法で簡単に調べることができます。
うつ病がひどい場合の対処法
ただ、債務整理で借金を減らせた場合でも、うつ病で仕事ができなければ、今後の生活が大変になってしまいますよね。
うつ病の症状が重たいと休職や退職を強いられてしまう可能性もできてます。
その場合は、障害基礎年金、障害厚生年金、障害手当金がもらえないか検討をしてみると良いでしょう。
障害基礎年金
うつ病の診察を受けた初日に国民年金に加入していた人に支給されます。
障害等級が、1・2級の人が受けることができます。
支給額は、
- 1級:年間97万4,125円(月額81,177円)
- 2級:年間77万9,300円(月額64,941円)
となり、18歳未満の子供(あるいは20歳未満の障害者の子供)がいる場合は、子供の人数に応じて、さらに金額が加算されます。
障害厚生年金
うつ病の診断を受けた初日に厚生年金に加入していた人に支給されます。
障害厚生年金は、障害等級が3級の人から受けることができますが、1・2級の場合は、障害厚生年金に障害基礎年金が上乗せされます。
支給額は以下のようになります。
- 1級:報酬比例の年金額×1.25+障害基礎年金1級(年間97万4,125円)
- 2級:報酬比例の年金額+障害基礎年金2級(年間77万9,300円)
- 3級:報酬比例の年金額(最低保障額は年間58万4,500円)
障害手当基金
うつ病の診断を受けた初日に厚生年金に加入していた人が対象となります。
ただし、支給の対象になるのは、障害等級が1・2・3級以外の人達となります。
支給額は、報酬比例の年金額の2年分となり、最低保証額は116万9,000円となっています。
うつ病と障害等級について
うつ病は、肉体的な障害ではないので、障害等級を判断するのは難しい側面もあります。
ですから、日常生活に与える影響という観点から障害等級を判断することになります。
こういった点に関しては、担当のお医者さんとよく相談するようにして下さい。
債務整理をしても障害年金をもらうことは可能
債務整理をすると、障害年金がもらえなくなるのではないかと心配する人もいますが、債務整理後も障害年金は問題なくもらうことが可能です。
ただ、障害年金を先に申請して債務整理を行なう場合は、特に自己破産を行なう際は注意すべき点があります。
参考記事:自己破産と障害年金の関係
また、債務整理を行なう際、自己破産ではなく任意整理や個人再生の手続きを選択した場合は、債務整理後も残債に対して約3年~5年間弁済していくことになります。
この場合でも障害年金のお金を借金返済に充てることが可能です。
うつ病で生活保護を受ける場合
うつ病で仕事がまったくできず、借金返済がまったくできない場合は、生活保護を検討する人もいらっしゃるかもしれません。
ただ、生活保護で受けたお金は、障害年金と違って借金返済に回すことが厳しいというのが現状です。
参考記事:生活保護費で借金返済するのは禁止されている?法的根拠は?
ですから、その場合は、自己破産を最初に行ない、その上で、生活保護の申請を受けるというのが基本的な流れになります。
借金返済がただでさえ厳しい状態で、うつ病になると、さらにプレッシャーが掛かりやすくなりますが、債務整理や障害年金をうまく活用しながら、お金の問題をしっかり解決していって下さい。