任意整理 返済期間

任意整理の返済期間について解説をしていきます。

任意整理では和解契約を締結した後、一括返済する場合もありますが、残債を分割返済するのが借金返済方法の一般的な流れです。

基本的に任意整理での返済期間は3年ですが、場合によっては5年以上(60回以上)や7年という長期分割返済でも支払いが可能となるケースがあります。

ただ、実際に返済期間や月々の返済額がどうなるかは、債務者の借金の状況によって異なります

ですから、気になる方は、こちらの方法で具体的にシミュレーションされることをオススメいたします。

支払い開始時期は?

任意整理の手続きを開始すると、代理人である弁護士や司法書士が債権者に対して、受任通知を送り、その段階で支払い義務がストップします。

しかし、それはあくまでも一時的なもので、任意整理の交渉期間を経て、和解契約が締結されれば、その約2週間後ぐらいから返済としての支払いが再び開始されるようになります。

参考記事:任意整理の和解までにかかる期間は?

ただ、和解が締結されるまでは、一銭も払わなくても良いかというとそういうワケではありません。

任意整理を代理人に依頼した場合、弁護士や司法書士に支払う費用が発生するからです。

任意性整理の場合は

  • 着手金:業務開始前に支払うお金
  • 成功報酬:和解成立時に支払うお金
  • 減額成功報酬:債務が減額できた場合に発生する報酬
  • 実費:切手や通信費など

などの費用が掛かってきます。

参考記事:任意整理の費用を比較!

ですから、任意整理後の返済期間が開始する前まではこれらの支払いが出来るように対応するのが良いでしょう。

返済期間は5年以上や7年でも可能?

任意整理の返済期間の基本は3年(36回払い)です。

これは民事再生(個人再生)での返済期間が3年を原則としているところから来ていると言われています。

しかし、債権者によっては5年以上(60回以上)の支払いで応じてもらえるケースもありますし、交渉によっては7年(84回払い)という長期分割弁済が認められるケースもあります

例えば、楽天カードなどは、返済期間が長くても対応してもらえるケースが多いです。

参考記事:楽天カードの任意整理

この返済期間はあくまでも代理人と債権者との交渉によって決まるので、債権者が同意さえしてくれれば返済期間を延ばすことも可能なのです。

ここら辺は任意整理を依頼する弁護士や司法書士がどれくらい債務整理の交渉を得意としているかによっても異なって来ます。

返済期間は長いほど良いのか?

任意整理の場合、将来利息はカットされるので、金利がついている場合と違って、返済期間が延びても余分な利息を払う必要はありません

そういった意味では、返済期間が長いほど得をするという見方も出来ます。

ただ、あまり返済期間を長くしすぎると、債務者が借金を返済するモチベーションを維持するのが難しくなってきますし、その点を業者(債権者)も心配するようになります。

また、任意整理で返済期間を10年にしなければ難しいという方は任意整理ではなく個人再生や自己破産など、別の債務整理の手続きを検討した方が良いでしょう。

返済期間は月々の返済額が負担になり過ぎない範囲で、あまり長すぎないようにされることをお勧めいたします。

返済期間の延長は可能?

任意整理後、返済期間中に、思わぬ出費があったり、病気などで収入が減ったりして、返済が難しくなってしまうこともあります。

この場合は、代理人を通じて債権者と再協議し、正当な理由として認められ、債権者が同意すれば返済期間の延長は可能です。

ただ、債権者が同意しない場合は、個人再生や自己破産など、さらにもっと踏み込んだ形で手続きを行なう場合も出て来ます。

繰上げ返済はした方が良い?

その一方で、任意整理の返済期間中に余裕が出来てくれば、繰上げ返済をするのはどうかと考える方もいらっしゃいます。

実際、通常の借金の返済では利息が掛かるので、繰上げ返済をすれば利息分を節約できるというメリットがあります。

しかし、任意整理では、原則的に将来利息がカットされるので、繰上げ返済をしても金銭的なメリットはありません

逆に繰上げ返済をして、後から返済がキツくなると大変なので、余裕が出来ればその分は貯金に回しておかれることをオススメいたします。

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任意整理後の返済期間は、専門家とよく相談しながら、自分の返済能力に合った期間を決めるようにして下さい。