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自己破産 恨まれる

自己破産をするといろいろな人から恨まれるから、やらない方が良いのではと考える方がいらっしゃいます。

ただ、そうやって躊躇していると、さらに状況が悪化してしまうケースもあるので、注意が必要です。

そこで、ここでは、自己破産で恨まれる可能性と、円滑に進めるためのポイントについてお伝えしていきます。

この記事を書いた人

 

借金問題専門家 タケシ

以前、325万円の借金を任意整理を行なって完済した体験を持つ借金問題の専門ライターです。
借金問題や債務整理に関するコンテンツは、既に1,500記事以上、執筆しています。

自己破産をしたら恨まれる!?


自己破産をすることによって、恨まれることを恐れてしまう方がいらっしゃいますが、実際は、そこまで心配する必要がない理由をいくつかお伝えしていきます。

自己破産は違法行為ではない

まず、認識をしておくべきことは、自己破産は、国が認めている借金問題の解決方法であり、破産法によって定められた合法的な手続きであるということです。

よく、自己破産の手続きを借金の踏み倒しと混同される方もいらっしゃいますが、自己破産と踏み倒しは、180度と言っても良いぐらいでしょう。

もちろん、借りたお金は返すというのが、大原則です。

ただ、想定外の支出があったり、リストラにあったりするなど、様々な事情で返済不能に陥ってしまうケースはどうしても出て来てしまいます。

そういった時に借金問題を解決する術がなければ、闇金に走って、人生が崩壊したり、最悪は命を落としてしまったりするケースもあります

>>借金苦で自殺・死亡する人の数と死ぬことを考える前にやるべきこと

ですから、そういった最悪の状況を避けるためには、自己破産は必要な手続きであるということです。

周りから、恨まれるかどうかという問題以前に、あなたが借金を整理して、新しい出発をしていくことが、ある意味、とても大切なことなのです。

銀行や消費者金融からの借金は問題にならない

自己破産をして、恨まれる可能性があるとすれば、個人からの借金があるケース、或いは、個人に連帯保証人を依頼しているケースのいずれかでしょう。

その場合は、個人的な人との繋がりやすいので、感情的なもつれはどうしても生じやすくなってしまいます

しかし、その一方で、銀行や消費者金融などの金融機関から借金をしている場合は、以下の4つの理由から、恨まれることは、まずありません。

  1. 個人的な繋がりはなく、契約を交わしてお金を借りているので感情的なもつれは発生しない
  2. 金融機関は、貸金業を行う際、一定の割合で、返済不能になる人が出て来ることは見越した上で、金利などを設定している
  3. あなたは、既に多くの利息を払い続けて来たので、現時点で、金融機関は、あなたから利益を得ている可能性が高い
  4. 金融機関は、取り立てを行う際のルールが法律できっちり定められているので、下手な行動は起こせない

ですから、銀行や消費者金融からの借金に関しては、恨まれることを心配する必要は一切ないのです

ずるずる返済ができない方がやばい

逆に自己破産をしたら恨まれることを恐れて、今の借金をずるずる放置しておくと、その方が、マズイと言えるかもしれません。

なぜなら、借金は、悪循環にハマってしまうと、雪だるまのように、さらに増えてしまう可能性が高いからです

借金がさらに増えた段階で、自己破産をすると、恨まれるリスクは、確実に高くなってしまいます。

ですから、返済ができなくなった時は、いろいいろと悩み続けるよりは、早めに解決してしまった方が良いのです。

自己破産で恨まれることを回避するには


ただ、それでも、自己破産をすると、恨まれる可能性が、ゼロではありませんし、心配な方もいらっしゃるかと思います。

そういった方への対処法をお伝えしていきます。

個人の借金には個別に対応する

自己破産をして恨まれるとすれば、やはり個人から借金をしているケースが多いと言えます。

ただ、自己破産を行った場合、すべての債務を対象にしなければならず、一部の債権者だけに個別に返済すると、偏頗弁済と見なされ、自己破産の手続き自体が難しくなってしまいます

>>偏頗弁済のリスクとは?

ですから、そういった状況を避けるために2つの対処法があります。

第三者にお願いして返済してもらう

あなたが、お金を借りている相手に対して、直接、返済をすることはできません。

しかし、第三者に返済を行ってもらうことは可能です

例えば、友人からの借金があった場合、親など親族にお願いして、あなたが借りていた分のお金を代わりに支払ってもらうという形であれば、大丈夫です。

そうすれば、恨まれるリスクを最小限に抑えることができるでしょう。

免責決定が確定した後から返済する

自己破産の手続きを行っている間は、どんな理由があっても、特定の債権者に対して個別に返済することはできません。

しかし、自己破産後、免責が確定した後であれば、返済をすることが可能となります

この点については、弁護士のサイトで以下のように説明されています。

自己破産手続を弁護士に依頼した後は,たとえ家族や友人からの借金であっても返済することはできません。しかし,免責決定確定後であれば,家族・友人へ返済することは可能です。

自己破産の手続きには、3ヶ月~半年掛かってしまうので、その間は、待ってもらう必要があります。

ですから、事前に事情を説明して、誠意を持った態度を示すことによって、相手の気持ちを和らげていくようにして下さい。

早めに弁護士などに相談する

自己破産を考えている間は、いろいろな心配事をしてしまいがちです。

また、お金の問題なので、一歩、対応を間違えると、恨まれてしまうリスクが高まりやすくなります。

ですから、そういった場合は、早めに弁護士に相談をして、円滑に手続きができるよう相談されることをお勧めいたします。

ただ、弁護士であれば、どの事務所でも良いという訳ではなく、自己破産の手続きを得意としている事務所に相談されるのが良いでしょう

>>自己破産に強いおすすめ弁護士事務所

任意整理で解決できないか検討する

自己破産には、いくつかのデメリットがありますが、その中の一つとして、すべての借金を対象にしなければならないという点が挙げられます。

ですから、恨みそうな債権者を自己破産の対象から外したくても外せなくなってしまう訳です。

ただ、債務整理の中でも、任意整理の手続きであれば、整理の対象とする借金を選ぶことができます

借金の返済に苦しんでいると、自己破産しか選択肢がないと思いがちですが、法律の専門家に相談をしてみると、任意整理で解決できるケースも意外に多いものです。

ですから、あなたの借金問題を解決するには、どういった方法が最適なのか、以下のサービスで無料診断を受けてみることをお勧めいたします。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1~2分】

しっかり反省する

自己破産をする際に、一つ決して忘れてはいけないことがあります。

それは、反省する気持ちです。

自己破産は、法律によって定められた合法的な手続きであることには間違いありません。

しかし、だからといって、反省する気持ちを持っていなければ、そういった態度は、債権者にも伝わってしまうものですし、恨みを買う大きな要因となってしまいます

また、もし、自己破産をする際に、反省をしていなければ、将来、同じ過ちを繰り返す可能性も高くなってしまうでしょう。

そういった観点からも、反省する気持ちはしっかり持つことが大切です。

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自己破産をすると恨まれる可能性がなきにしもあらずですが、法律の専門家に相談しながら、かつ誠意を持って対応していけば、円滑に進めることも十分に可能なので、借金問題に対しては早めに対処されることをお勧めいたします。