子供の借金 返済義務

子供の借金に対して親はどこまで返済義務を負うべきなのでしょうか?

実際、親の中にはついつい肩代わりをしてしまったり、逆に息子の借金癖に激怒して勘当してしまう人もいます。

ただ、ここではまず法的な観点から整理をした上で、具体的にどのような対処法がベストなのか提案をしてきたいと思います。

また、子供の借金でお悩みの方は、こちらのサービスを使えば、その借金をどれくらい減らせるのか簡単に診断することが出来ますので、ご参考にしてみて下さい。

子供が未成年なのか成人しているのか?

まず、子供が借金をした場合、子供が未成年なのか成人しているかによって状況が変わって来ます。

未成年者である場合

子供が未成年なのにお金を借りていた場合は、子供自体が返済義務を負わないようになります。

未成年者は、民法第5条第1項(未成年者の法律行為)で強く保護されているからです。

ただし、以下の場合では子供に返済義務が発生します。

  • 結婚をしている場合(成人扱いになるため)
  • 年齢を偽って契約をした場合
  • 成人になった後、借金を一部でも支払った場合(債務を追認したとみなされるため)

子供が成人している場合

子供が成人している場合は、借金の返済義務はあくまでも子供本人にあります。

ですから、親に返済義務が発生することは基本的にありません

ただし、以下の2つのケースでは返済義務が発生するので注意して下さい。

連帯保証人になっている場合

もし、親が連帯保証人になっている場合は、子供が支払えなくなった場合、親に返済義務が発生します。

これは家族であるなしに関わらず、契約上の観点から決まっているものなので、返済を免れることは出来ません。

また子供の中には許可を得ないまま勝手に親を連帯保証人にしてしまっている場合があります。

その時は事情を説明すれば、親は返済義務を免れることが出来ます。

ただし、1円でも支払うと追認したことになり、返済義務が発生するのでご注意下さい。

子供が死亡した場合

もし、子供が死亡した場合、子供に妻や子供(親から見れば孫)がなければ、次の法定相続人には親ということになります。

相続と言えば、財産のみと考える人もいらっしゃるかもしれませんが、借金などの負債も相続の対象となります。

ただ、もし財産よりも借金の額の方が大きい場合は、相続があることを知った日から3ヶ月以内であれば、相続放棄という手続きを行なうことによって、返済義務を免れることも出来ます

これは親が借金を抱えたまま死亡した場合でも同じです。

親の借金に対する子供の返済義務について

子供の借金は肩代わりをすべきなのか?

ただ、ここまでお話した内容はあくまでも法律的な観点なので、実際は連帯保証人になっていなくても、親が子供の借金を肩代わりしてしまうケースは多いです。

借金で苦しむ子供の姿を見ると、子供以上に胸を痛めるのが親の気持ちだからなのでしょう。

しかし、それが本当に子供のためになるかどうかは、しっかり吟味する必要があります。

安易に肩代わりをしてしまうと、子供の心に甘えが生じて、借金癖が治らなくなり、さらに借金を繰り返してしまうことは実際に多いからです。

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ですから、子供には債務整理など、借金問題を解決できる方法を教えて上げながら、あとは自分自身で手続きを行なうのを見守って上げる方が、子供のためになるのではと思います。