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借金60万 返し方

借金60万円は人によっては、少ないと感じるかもしれませんが、収入が少なく、月々の返済額が2万円を切ってくると、多いと感じる人が増えてきます。では、そんな60万円の借金の返し方はどのような感じになるのでしょうか。

また、借金は債務整理で解決するという方法もありますが、60万円でも任意整理や自己破産などで解決することは可能なのでしょうか。

そこで、この記事では借金60万円の返済方法や債務整理を行なった場合、どうなるのかという点について解説をしていきます。

この記事を書いた人

 

借金問題専門家 タケシ

以前、325万円の借金を任意整理を行なって完済した体験を持つ借金問題の専門ライターです。
借金問題や債務整理に関するコンテンツは、既に1,500記事以上、執筆しています。

借金60万の返し方

借金60万円をどのように返済していけば良いのかについては、借金の金利や現在の収入によっても違ってきますが、具体的にどのような手順を踏みながら返済をしていけば良いのか、以下の3つの観点からお伝えしていきます。

  • 借金60万だと月々の返済額はいくら必要?
  • 節約で月々の返済額を増やす
  • 副業で月々の返済額を増やす

それでは、一つずつ見ていきましょう。

借金60万だと月々の返済額はいくら必要?

まず、借金が60万円ある場合、月々の返済額がいくらぐらいであれば良いのか知る必要があります。その際、重要になってくるのは金利なのですが、実際、60万円の借金を抱えている方の中には、複数の消費者金融から金利18%で借りているケースが多いのではないでしょうか。

その場合、月々の返済額ごとの返済期間と最終的に支払う利息の金額は以下のようになります。

月々の返済額 返済期間 利息の総額
30,000円 2年 118,684円
20,000円 3年5ヶ月 203,071円
15,000円 5年2ヶ月 323,120円
12,000円 7年10ヶ月 517,244円

毎月、3万円のペースで返せるのであれば、10万円ぐらい損しますが、2年で完済できるので、まだ良い方でしょう。ただ、毎月、2万円までしか返済に回せないと、返済期間が3年を越えて、完済までに支払う利息も20万円を越えるので、少しやばいと言えるかもしれません。

さらに返済額が1万~1万5千円ぐらいのラインまで下がってしまっている人は、早急に対策を考えた方が良いと言えます。

節約で月々の返済額を増やす

もし、借金が100万、200万ぐらいの規模になってくれば、節約をしたとしても限界があるので、あまりおすすめはできません。しかし、借金が60万円ぐらいであれば月々の返済額を1~2万円増やすだけでも状況は大分違ってきます。そしてこれぐらいの節約であれば、生活での支出を少し見直すだけでも大丈夫状況が違ってきますよね。具体的に例を挙げると以下のような感じです。

  • 外食する頻度を減らす
  • 買い物の回数を減らす
  • 美容院や服の支出を節約する
  • 保険を見直す
  • 携帯電話のプランを見直す(格安スマホにする)
  • サブスクを見直す

こういった積み重ねが一か月で1~2万円の節約につながっていき、借金60万円の返済を確実に進めていくことができるので、ぜひがんばってみてください。

>>借金返済の為の節約術まとめ!

副業で月々の返済額を増やす

借金の返済スピードをアップするために、もう一つ有効な方法が副業で収入を増やすというやり方です。実際、副業で月の収入を1~2万円増やすことも、そこまでハードルが高いわけではありません。具体的には以下のような方法があります。

  • 短期のアルバイト
  • アンケートモニター
  • ポイ活
  • SOHOでライティングの記事を納品する
  • データ入力の仕事
  • 自己アフィリエイト
  • 不用品の販売

副業に関しては以下の記事でも詳しく解説をしているので、ぜひご参考にしてください。

>>借金返済に有効な副業!アルバイトから在宅でできる仕事まで!

借金60万で任意整理や自己破産はできる?


ただ、中には借金60万円でも負担が大きいので、債務整理で解決することはできないかと考える方もいらっしゃるかと思います。特にここでは任意整理と自己破産での手続きについて可能なのか解説をしていきます。

借金60万円は任意整理で解決できる?

借金が60万円でも、任意整理をして解決した方はいらっしゃいます。こちらの方の場合、3社から60万円の借金をしていたのですが、弁護士を通じて、任意整理を行ったところ、残債を50万円まで減額し、残債を分割返済することで債権者と和解をしています。

任意整理の場合、仮に借金の残債が減額されなくても、将来的にかかる利息は原則カットできるので、あとは元本だけを返済すれば良いというケースは多いです。

その場合、返済期間によって、月々の返済額は以下のように変わってきます

  • 3年間:16,667円
  • 4年間:12,500円
  • 5年間:10,000円

任意整理の場合、返済期間が長くなっても、利息はかからないので、支払額が増えることはありません。ですから、返済期間を伸ばしてもらえると、債務者であるあなたにとっては、より有利に働きます

ここら辺の交渉は、任意整理に強い弁護士や司法書士に相談すると、うまくいきやすくなるので、気軽に相談してみてください。

>>任意整理に強いおすすめの事務所

しかし、その一方で、以下のような方は60万円の借金でも任意整理はできない可能性があるので、ご注意下さい。

  • 返済期間が短い、あるいは、まだ一度も返済をしていない場合
  • 強制執行などの法的措置を取られてしまっている場合
  • 金利が低い場合(将来利息をカットしても利益を得られないので)

任意整理は、債権者との任意の交渉によって行われます。ですから、債権者の心証が悪いと、交渉が難航して任意整理に応じてもらえなくなる可能性が高くなってしまいます

例えば、パチンコなどで借金が60万円まで急激に膨らみ、まだ全然返していないのに「じゃあ、任意整理で」ということにはならないので、その点はご注意下さい。

借金60万円は自己破産で解決できる?

借金が60万円でも返済能力がまったくない場合は、自己破産をして借金をすべて免責してもらうことも可能ではあります。ただ、自己破産をすると、車や住宅のローンが返済途中だと、車や住宅が処分となるデメリットがあるんですよね。

また、自己破産を弁護士や司法書士に依頼した場合、数十万円の費用がかかってしまうので、あまり効率的だとは言えません。もちろん、法テラスを通せば、安い費用で自己破産を行なうことも可能ですが、手続きに時間がかかったりするケースも多いです。

>>法テラスで自己破産をする際の審査は確実に通る?注意すべきポイントはココ

ですので、まずは、任意整理で解決できないか検討してみる方が現実的です。

まとめ

60万円の借金は、バリバリ働いて収入を得られる人にとっては少ない額であるのかもしれません。しかし、月収が少なかったり、やむを得ない事情で支出が増えてしまったりしている人にとっては多いと感じてしまうものです。

特に、毎月ギリギリの生活をしている人や、返済日までにお金を準備できず、別のところから借りているような方だと60万円の借金は通過点に過ぎず、負担が重たくのしかかってしまうでしょう。

実際、借金60万円の返済プランを立ててみると月々の返済額が3万円を超えれば比較的スムーズに返済が進みそうですが、月々の返済額が2万円を切るとなかなか借金が減らないという状況に陥ってしまいます。ただ、逆の見方をすると月々の返済額を節約や副業などで今よりも1~2万円増やすことができれば、それだけでも返済の負担はグッと軽くなってきます。

ただ、もし返済プランを立ててみて、完済のメドが立ちにくい場合は、早めに弁護士や司法書士に相談されることをおすすめいたします。

takeshi1

借金60万円が多いか少ないかは、その人の状況にとって重みがまったく違ってくるので、返済プランを出した上で、自分に合った返し方でがんばってみてください。