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180万円の借金を任意整理すると、どれくらい借金の負担が楽になるのでしょうか?

ここでは、180万円の借金で苦しんでいる女性の体験談を参考にしながら、任意整理をした場合のシミュレーションをお伝えしていきます。

この記事を書いた人

 

借金問題専門家 タケシ

以前、325万円の借金を任意整理を行なって完済した体験を持つ借金問題の専門ライターです。
借金問題や債務整理に関するコンテンツは、既に1,500記事以上、執筆しています。

180万円の借金を抱えた女性の状況

ご覧いただきありがとうございます。当方29歳女性、独身です。
表題を見てお分かりの通り、借金の相談です。現在消費者金融2社から180万円ほど借りています。
自己破産か任意整理か、債務整理の手段について考えています。

こちらの女性の借金の状況をまとめると以下のようになります。

  • 借入れ先:2社
  • 給料:22万円
  • 家賃:5万円
  • 借金の月々の返済額:6万円
  • 奨学金の月々の返済(別途):2万円
  • 仕事:パニック障害で休職し、現在3ヶ月の無休状態(1~2ヶ月で復帰予定)
  • 備考:弁護士からは任意整理ではなく自己破産を勧められている

こちらの方が任意整理ではなく、自己破産を勧められている理由は、やはり安定した収入が見込めないからだと言えます。

任意整理の場合、自己破産と違って、債権者と和解した後、残債を分割返済をしていくことになりますが、収入が安定しないと、途中で支払いが厳しくなってしまいます

支払いが遅れてしまうと、和解が破棄となり、個人再生や自己破産をせざるを得なくなる可能性も出て来ます。

そういうリスクがあるのであれば、最初から自己破産をした方が良いという話になるのです。

参考記事:任意整理後に支払いが遅れてしまった場合の対処法

任意整理した場合のシミュレーション

ただ、収入が低くても安定した収入があれば、任意整理を行なう価値が出て来ます。

ちなみにこちらの女性は毎月6万円の返済をしていますが、消費者金融2社から借金をしている場合は、金利が15%~18%である可能性が高いと言えます。

その場合、返済期間や最終的に支払う利息は以下のようになります。

金利 返済期間 完済までに支払う利息
15% 38回(3年2ヶ月) 470,119円
18% 41回(3年5ヶ月) 60,9273円

つまり、消費者金融の金利レベルだと、利息の支払いで50万円前後の損失を被ってしまうことになるのです。

しかし、任意整理の手続きを行なうと、将来利息を原則としてカットして、残債を3年~5年で分割返済するよう和解することも可能です。

そこで、本来支払うはずであった50万円前後の利息がカットされるので、その分があなたの経済的な利益となります。

債権者が2社の場合、任意整理を弁護士や司法書士へ依頼した際の費用は10万円前後が相場ですから、その費用を差し引いても40万円前後の損失を防ぐことが可能となるのです。

月々の返済額は?

任意整理を行うと、あとは元本のみの返済となりますので、返済期間ごとの月々の返済額を算出するのは簡単です。

返済期間 月々の返済額 完済までに払う利息
3年 50,000円 0円
4年 37,500円 0円
5年 30,000円 0円

ここでのポイントは、任意整理を行なうと、原則として将来利息がカットされるため、返済期間を延ばしても、最終的に支払う利息はゼロのままだということです。

また、月々の返済額も確実に少なくなっていきますので、ある程度、余裕を持って支払えるラインで和解ができないか弁護士や司法書士に相談をしてみて下さい。

実際、ここら辺は、弁護士や司法書士の交渉力が重要となってきますので、任意整理の手続きは必ず任意整理の手続きを強みとしているところへ相談すると良いでしょう。

>>任意整理に強いおすすめの事務所

借金がさらに減額される場合も

もし、消費者金融からの借入れ期間が長い場合は、過去に利息を払い過ぎていた可能性も出て来ます。

特に2007年~2010年より前に借金をしていたような方は、グレーゾーン金利(利息制限法の上限を超えた金利)で借りていた可能性は高いです。

その場合は、180万円の借金の元本がさらに減額される可能性もあるので、まずは一度、弁護士や司法書士に無料相談してみることをお勧めいたします。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1~2分】

任意整理のもう一つのメリット

さらに、任意整理には、もう一つ重要なメリットがあります。

それは、任意整理では整理する借金の種類を選べるということです。

こちらの女性は、消費者金融からの借金180万円以外に、奨学金の返済を行っています。

もし、個人再生や自己破産をする場合は、奨学金の残債も債務整理の対象となってしまいます。

そのため、親に連帯保証人になってもらっているような場合は、債務者が債務整理を行った際、減額または免責された分のすべてが連帯保証人に請求されてしまうというリスクが発生します。

しかし、任意整理の手続きであれば、奨学金の返済は債務整理の対象から外し、そのまま通常の返済を続けることができるので、保証人に迷惑を掛けずに済ませることも可能となります。

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少なくても安定した収入があれば、180万円の借金は任意整理の手続きで比較的にスムーズに解決することができますので、まずは、弁護士や司法書士に気軽に相談をしてみて下さい。