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宗教で借金まみれになってしまう人は多いです。
特に、女性にその傾向は強い為、「母親が宗教で借金ばかりをして本当に困っている」という相談を私もよく受けて来ました。
もちろん、お子さんとしては、親にそんな宗教から足を洗って欲しいと思う訳ですが、説得しようとしても、なかなかうまくいかないケースが多いです。
かくいう私も、宗教にハマっていた時期があったので、そこで悟ったことも交えて、宗教で借金地獄に陥る母親を救う方法について解説をしていきます。
目次
なぜ借金をしてまで宗教を信じ続けるの?
普通の人から見ると、「なんで、借金をしてまで宗教をやるの?」と思うかもしれませんね。
私自身、宗教で借金を背負ったことがありますし、私が入っていた宗教では、特にご年配の女性が借金をしまくっていました。
だから、そのからくりはなんとなく分かるところがあります。
エンドレスで献金やお布施を求められる
宗教で借金を増やしてしまう人は、基本的に、ものすごく真面目です。
ですから、教会から依頼されたことに対しては、100%応えようとします。
そして、教会側もそういった都合の良い人を見つけると、次々と様々な理由をつけて、献金やお布施をするように働きかけ続けます。
そうしたら、手元のお金なんて、あっという間になくなりますし、その後は、借金地獄にハマっていきます。
女性が宗教で借金を抱えやすい理由
宗教で借金を増やすのは、男性よりも女性の方が圧倒的に多いです。
その理由は何だと思いますか?
それは、男性は、理性的に考えやすい傾向が強いのに対して、女性は情で動きやすいところがあるからだと私は、自分自身の体験を通じて感じています。
信仰を強くしていく上で、最大の妨げになりやすいのは理性です。
女性は、理性を超越しやすいので、信仰がより強くなって、借金もしやすいところがあります。
そして、ほとんど宗教では、教祖が男性です。
そのため、女性は、男性である教祖の期待に応えたいというより強い気持ちが働きやすいという理由もあるかと思います。
借金をやめたら地獄へ落ちると教えられている
宗教法人が借金をさせてまで、献金やお布施を払わせようとする際に使う方法があります。
それは、「献金やお布施をしないと地獄に落ちる」と信じ込ませるというやり方です。
あるいは、献金やお布施をしないと、日本や世界が滅ぶとか言いながら、義務感や使命感、あるいは恐怖感を駆り立てることもあります。
人は、恐怖を避けようとする本能があるので、そのように言われると、どんなに家族から反対をされてでも、借金をして宗教団体にお金を貢ごうとする訳ですね。
宗教で借金にハマる親を説得するのはなぜ難しい?
一度、母親がそういった状態にハマってしまうと、そこから親に借金をやめさせるよう説得するのは極めて困難です。
逆に、あなたのお金を貸して欲しいと言って来る可能性も高いでしょう。
なぜ、親は、そこまで頑固になってしまうのでしょうか?
反対されてこそ信仰はますます燃え上がる
実際、多額の借金を背負ってまで、宗教を信じ続ける人というのは、裏を返せば相当信仰心が強いと言うことができます。
世間的に見れば、洗脳とかマインドコントロールという言葉に該当するのかもしれません。
しかし、宗教をやっている人からみれば、それは信仰というプラスの意味で捉えられます。
信仰があれば、仮に借金を滞納して取り立てや催促の連絡がガンガン来ても心が折れることは決してありません。
逆に試練が大きくなればなるほど、信仰は燃え上がる傾向があります。
ですから、そういった状態になっている母親を説得するのはかなり困難です。
自分で考えることはダメだと教えられている
そもそも信仰とは、信仰の対象となる教祖や幹部の言うことを100%信じることです。
そのような信仰を持ってしまった人に対して、「借金までして宗教を続けるのはどうなの?」と言っても無駄です。
なぜなら、そういったことに疑問を持ち、自分の考えを持つこと自体がその宗教では悪だと教えられているケースが多いからです。
理性的な考えることをできるだけ止めるよう説得するのが、お金を巻き上げる宗教によく見られる傾向です。
反対意見を聞いてはいけないと教えられている
宗教を信じている人にとって、その宗教に反対をしたり批判をしたりしてくる人は、極端なケースだと悪魔の勢力と見なすよう母親は教えられています。
ですから、借金をしてまで宗教をやらないよう、子供が一生懸命説得しようとしても、あなたは悪魔にコントロールされていると思われている可能性が高いです。
もちろん、母親は、あなた自身が悪いと思っている訳ではありません。
悪いのは、あなたの背後にいると思われている悪魔です。
すごく極端な考え方に聞こえるかもしれませんが、信仰を持つ人にとっては、ごく自然な考え方です。
宗教にハマる母親を借金地獄から救う方法
そういった母親を救うことは、残念ながら簡単ではありません。
ただ、それでも道がない訳ではありません。
では、具体的にどういった方法が良いのかお伝えしていきます。
客観的な情報を伝え続ける
一つの有効な方法として、粘り強く母親に対して情報を伝え続けて上げるというやり方があります。
信者に借金をさせている宗教法人の幹部は、とにかく信者に周りから情報が入ることを嫌がります。
例えば、北朝鮮があれだけの独裁体制を維持できているのは、国民に国外からの情報が一切入らないようコントロールしているからだと言えます。
実は、宗教団体も同じ手法を使っています。
なので、以下のような情報を伝えたり、自分で考えさせたりすることが大切です。
- 借金をしてまで宗教団体に捧げたお金は実際どう使われているのか?
- その宗教団体の教祖や幹部たちはどんな生活をしているのか?
- その宗教団体はお金のある人だけ熱心に勧誘してお金がない人には冷たくあたっていないか?
実際、宗教団体では献金を集めて、教祖やその家族、そして幹部達だけが贅沢しているケースが多いです。
宗教法人には税金が掛からないというメリットを最大限生かして、巨額の資産を築き上げる宗教法人の幹部も大勢います。
また、お金がある信者に対しては熱心に近づきながらも、これ以上借金ができないところまで行くと、別の信者に関心が行く幹部もたくさんいます。
ですから、そういった情報を与えながら、母親が考えるきっかけを与えて上げることは非常に大切です。
もちろん、最初は聞く耳を持ってもらえないと思いますが、それでもあなたが話した内容は、母親の片隅に残るものです。
そういった地道な努力を積み重ねていくことが大切です。
洗脳やマインドコントロールは、一つの小さなきっかけからガラガラと音を立てるように解けていくことが実はよくあります。
そういったきっけかが必ず来ることを信じて、がんばってみて下さい。
債務整理を通じて借金をできなくしてしまう
宗教で多額の借金を抱えてしまった場合は、弁護士や司法書士を通じて債務整理の手続きを行うと、借金を減らしたりチャラにしたりすることができます。
実際、債務整理でどれくらい借金を減らせるかは以下の方法で調べることができます。
※債務整理の依頼は親御さん自身が行なって頂く必要があります。
債務整理を行えば、借金が減るだけでなく、母親の心の負担もかなり軽減されて、冷静に考えられるようになるでしょう。
また、債務整理を行なうと、5年~10年は新たな借金ができなくなるので、借金をしてまで宗教団体に献金することができなくなります。
金の切れ目は縁の切れ目とも言えますが、宗教法人は、信者が献金をしないと、その人に対する関心が薄れるので、その時は、母親が自分の信仰に対して、じっくり考えるチャンスだと言えます。
母親も宗教の被害者であると理解する
最後に、借金をしながら宗教を信じてきた母親も被害者であるということは決して忘れないで下さい。
私自身も、宗教で家族から反対され、家族と絶縁しそうになったので、家族がそう思うことの重要性は痛切に感じています。
もちろん、家のお金を勝手に持ち出したり、家を担保にして借金をしたりして、宗教団体に献金する母親とは親子の縁を切りたくなるかもしれません。
ただ、母親が借金が増え続けて、いつか、やっと目が覚めた時、家族との関係も悪化していると帰る場所がなくなってしまいます。
帰るところがなけば、そのまま惰性で、教会に居続けることになるかもしれません。
ですから、たとえ、母親が何をやってきたとしても、家族には、それでも、受け入れて上げる心の器が必要とされていると思うのです。
まとめ
宗教は、人の心を癒して活力を与えてくれるという点でメリットもありますが、悪い宗教にハマってしまうと、教団の幹部に好きなように利用されて、借金まみれになってしまうリスクがあります。
特に女性は、強い信仰を持ちやすいので、理性を失って、どんどん借金を増やしてしまう傾向が強いです。
もし、親がそういった状況になったら、決して感情的にはならず、客観的な情報を伝え続けて、いつか、その情報が母親の洗脳を解いてくれる日を根気強く待ってみる事をお勧めします。
また、債務整理を行えば、借金問題を解決できるだけでなく、親が今までの信仰に対して、冷静に考え直すきっかけにもなるのでおすすめです。
母親が借金を抱えるほど、宗教にハマったら、親に対する失望感も大きくなってしまうかもしれませんが、母親の本当の幸せを願いつつ、何が母親にとっての救いなのか、自らが悟れる環境を作って上げるようにして下さいね。