※この記事にはプロモーションが含まれています。
カップルのどちらかに借金があるのに、結婚をしたらどうなってしまうのでしょうか。
この点に関しては、理想と現実が激しくぶつかり合うところですよね。
ここでは、実際に生じる問題点と、そういった問題を回避するための解決策について、お伝えしていきます。
目次
借金があるのに結婚したらどうなる?
自分に借金がある場合でも、相手に借金がある場合でも、結婚をしたら、運命共同体になるので、それほど状況は変わらないとも言えます。
では、借金があるのに結婚したら、どういったリスクがあるのでしょうか。
結婚後に借金がさらに増える可能性が
結婚をするには、当然ですが、お金が掛かります。
結婚情報誌のゼクシィのによると、結婚費用の総額は、平均で469万2,000円だという調査結果が出ています。
結婚費用とは、婚約、結婚式、ハネムーン、新生活の準備と4つの種類に分かれていますが、それぞれの費用の平均は、以下のようになっています。
- 婚約(結納・結婚指輪・婚約食事会):平均64万9,000円
- 結婚式:平均362万3,000円
- ハネムーン:平均65万1,000円
- 新生活:平均72万3,000円
実は、それぞれの金額を合計すると、500万円を超えてしまいますが、恐らく、カップルによって、重視するところを変えて、調整しているのでしょう。
もちろん、結婚式を行った場合、ご祝儀が入って来ますし、その平均は、227万8,000円となっていますが、それらを差し引いても、150万円ぐらいの支出が残ります。
運が良ければ、親が援助してくれる場合もありますが、それが難しい場合は、ブライダルローンを組まなければならないケースもできてます。
ただ、その場合、借金がさらに増えることになって、結婚生活を圧迫することに繋がり兼ねません。
子供を諦めざる得ないことも
結婚をするだけでも100万円以上のお金が掛かりますが、さらにお金が掛かるのは、子供が生まれた場合です。
子育てに掛かる費用に関して、三井住友カードが運営するLike Uというサイトによると、1人あたりの子育てに必要な費用(教育費+養育費)は、以下のようになっています。
- すべて公立校に通った場合:2,694万4,882円
- (国立大学に通った場合:2,682万1,922円)
- すべて私立校に通った場合:4,021万9,462円
22年間のトータル費用とは言え、こうやってみると、やはりすごい金額であることが分かります。
こういう事情を知ってしまうと、借金がある人は、子供を持つ時期を後ろにずらそうかとか、子供は一人だけにしようかとか、或いは、子供を作ることを諦めようかという方向へ考えてしまう人たちも出て来ます。。
もちろん、パートナーが、納得してくれれば良いのですが、夫婦のどちらか、子供を持ちたいと強い気持ちを持っていると、非常に寂しいい気持ちを味わう可能性が高いでしょう。
お金の問題はケンカの元
貯金がたくさんあれば、夫婦仲が必ず円満になるかと言えば、決してそういう訳でもありません。
ただ、借金があると、その分、ケンカをしてしまうリスクが上がってしまうことも事実です。
お金に余裕がないと、精神的な余裕も失ってしまいやすくなりますし、
- 相手のお金の使い道がいちいち気になる
- お小遣いが少ないことに不満を感じる
- 買いたいものが買えずストレスを感じる
- 子供の教育にどれくらいお金を掛けるかで対立してしまう
という感じで、お金がある時には、起こらない問題で、ケンカをしてしまうことは、実際によくあるのです。
借金を隠して結婚する場合のリスク
このように借金があるのに結婚をすると、様々なリスクがありますが、そこで絶対にやってはいけないことは、借金を隠して結婚をするということです。
なぜならば、結婚をしたら借金は、バレる可能性が極めて高いからです。
夫婦になれば、基本的には家計を同一にするので、不審なお金の流れがあると、相手に分かってしまいますよね。
そして、借金がバレたら、相手からの信頼は大きく損なわれますし、隠していた期間が長ければ長いほど、相手は裏切られたという気持ちになってしまうでしょう。
最悪の場合は、離婚という結果にも繋がりかねません。
>>借金を隠して結婚した男性に対する本田健の意外なアドバイスとは?
借金返済中に結婚はあり?それとも諦める?
このように、借金があるのに結婚をしたら、様々な問題があるので、やはり、借金がある場合は、返済してから結婚をした方が絶対に良いです。
ただ、それ以外の選択肢はあるのでしょうか。
別れるという選択肢について
借金がある場合、結婚を諦め、別れることを選択するという方もいらっしゃいます。
実際、結婚をすることは、人生の中で最大の決断と言っても良いですから、借金があれば、結婚後にどのようになるか現実的に考えて、別れた方が良いと考える人も当然、出て来るでしょう。
それはそれで、ショックなことですが、そこまでの信頼関係を築けていなかったのであれば、お金があっても、結婚生活はうまく行っていなかった可能性が高いと考えて、うまく気持ちを切り替えていくしかないと思います。
双方の同意があれば結婚もあり
しかし、借金があっても、双方がしっかり理解をしているのであれば、結婚をするという選択肢もありだと思います。
結婚は、お互いに同意によって行われるものなので、借金があっても、どんな困難があっても、二人で力を合わせ、乗り越えていこうと決心できるのであれば、良いと思うんですね。
ただ、その場合、お互いにそれなりの覚悟が必要です。
結婚式に関しても、先ほど、400万円以上が掛かるとお伝えしましたが、これは、あくでも平均の数字であり、費用を削減しようと思えば、いくらでも削減することができます。
場合によっては入籍をするだけであれば、お金はほとんど掛かりません。
もちろん、それはそれで、寂しい話ではありますが、二人が納得した上であれば、それも有効な選択肢であると言えます。
また、結婚後に関しても、まずは、共働きで、お金を稼ぎまくり、その上で、子供を持つという計画を立てるのも良いでしょう。
夫婦が力を合わせれば、1+1は3にも4にもなり得ます。
逆境を力に変えていけば、借金を返済した後、一気にプラスの方向へ働いていく可能性もでてくるでしょう。
また、借金ができてしまった理由にもよりますが、多額の借金がある人は、お金の管理が苦手である可能性があります。
ですから、その場合は、もう一方のパートナーに、お金の管理を任せた方が良いかもしれません。
結婚前に借金を早く返済するという選択肢
借金がある状態で結婚をするか、或いは返済をしてから結婚をするかという点に関しては、人によって様々な考え方があるかと思います。
そこで、最後に、結婚前に借金を返済してしまう場合のポイントについてお伝えしていきます。
肩代わりはNG
結婚を早くしたい方の中には、相手の借金の肩代わりをしようとする方がいらっしゃいますが、それは、極力、避けた方が良いです。
なぜなら、肩代わりをすると、相手に甘えの気持ちが生じてしまって、将来的に、また借金を作ってしまう可能性が高くなるからです。
早く借金問題を解決して、スッキリしたい気持ちが分からないこともありません。
しかし、それは相手にとっても、そして二人の将来にとっても良くないことなので、あくまでも相手の返済能力を信じて自己責任で行うようにして上げることがお勧めいたします。
返済計画を立ててみよう
結婚を前提にして、借金の返済を目指していくのであれば、やはり返済計画が重要となってきます。
今の借金の金利の平均を出して、月々に返済できる金額を算出したら、どれくらいの期間で返済ができるかが分かります。
そうすれば、いつ頃、結婚できるかが見えてくるかと思います。
まず、基本的なペースを決めた上で、もし、もっと早く返済したいのであれば、副業や節約をしたりしながら、プラスαの努力をしていきましょう。
債務整理は有効なのか
しかし、その一方で、どうしても返済に時間が掛かってしまいそうな場合は、弁護士や司法書士を通じて、債務整理を行い、一気に返済スピードを速くするという方法もあります。
もちろん、自己破産というのは、かなり極端な選択肢ですし、よっぽど借金が多いか、返済能力がない人が行う手続きなので、普通の人にとっては、あまり現実的な方法ではないと言えます。
ただ、その一方で、任意整理であれば、裁判所を通さず、弁護士や司法書士が債権者と任意の交渉を行う形で進められるので、比較的簡単に行うことができます。
また、任意整理では、原則として将来的な利息をカットして、残債を3年~5年で分割返済する形で行うのが一般的ですが、それによって、返済スピードを一気にアップすることができます。
ですから、借金を早く返済して、結婚をより現実的なものにしていきたい方は以下のサービスを使って、気軽に無料相談をしてみてください。
ちなみに債務整理を行うと、信用情報機関に事故情報が登録され、いわゆるブラックリスト状態となり、債務整理後、約5年~10年は新たな借入れができなくなるというデメリットがあります。
もちろん、債務整理を行うと、信用情報に影響を受けるのは、債務整理を行った本人のみなので、同居家族の信用情報に影響が出ることはまずありません。
そういった意味で、債務整理は結婚をしてから行っても良いのではと考える方もいらっしゃいます。
ただ、ブラックリスト状態になっている間は、住宅ローンや車のローンを組むこともできないため、結果的にパートナーにに迷惑を掛けてしまうケースも多いです。
ですから、債務整理は、結婚前にしてしまった方が、相手に迷惑をかけるリスクを下げられるので、おすすめです。
まとめ
借金があるのに結婚をすることは、決して無理だという訳ではありません。
ただ、結婚後の出費で借金がさらに増えたり、子供を諦めることになったり、或いは、夫婦仲が悪くなりやすかったりと、様々な問題が起こりやすくなるのも事実です。
ですから、可能であれば、結婚前に借金をすべて返済してしまうことを考えてみて、より早く借金を返済するために、任意整理を検討してみるのも良いかもしれません。
いずれにせよ、将来、幸せな結婚生活を送るために、借金問題は早く解決することに越したことはありませんので、今の内から早めに明確な返済プランを立てられることをお勧めいたします。