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債務整理をした後、銀行口座が新規で開設できなくなるのではと心配される方がいらっしゃいます。
実際、債務整理を行なうと、銀行口座が凍結されてしまう場合があるので、その影響を受けるのではないか気になってしまうかもしれません。
しかし債務整理をしても銀行口座(預金口座)の新規開設は問題なく行なうことができます。
ここではその理由と注意点について解説をしていきます。
目次
債務整理をしても口座開設が可能な理由
債務整理を行なうと信用情報機関に事故情報が登録されてしまい、ブラックリストに載った状態となってしまいます。
しかし、ここでの情報を銀行が照会するのはローンなど借入の審査をする場合のみです。
銀行口座の開設は、お金を借りることと関係がないため、問題なく作れるということになります。
銀行口座の開設に必要な書類は銀行によっても多少違いがありますが、基本的には、
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
- 印鑑(シャチハタは不可)
などがあれば、債務整理をした人でも問題なく口座を開設することが可能です。
銀行口座が開設が作れない人ってどんな人
ちなみに銀行の口座口座ができない人は、以下のようなケースが該当します。
本人確認ができない場合
名前・住所・生年月日など本人確認書類ができない人は、銀行口座を開設することができません。
既に同じ銀行で口座を持っている場合
銀行によっては一人につき開設できるのが、一口座に限られている場合があります。
ですから、2つ目以降の口座を作ろうとした場合は作れないことがあります。
警察の銀行口座凍結リストに名前が載っている
口座開設を断られた人の中には、警察の銀行口座凍結リストに名前が載っていたからという方がいらっしゃいます。。
実際、債務整理をすると、銀行口座が凍結されることがあるため、その点で心配をされる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、ここでの銀行口座凍結リストに名前が載ってしまうのは、刑事事件などの犯罪行為と関わりがあった場合のみです。
債務整理を行なうことは決して犯罪行為ではなく、あくあまでも合法的な手続きなので、この点に関してはまったく心配する必要がありません。
ですから、債務整理の手続きは、後ろめたさを感じずに堂々と行なうようにして下さい!
債務整理後に銀行口座が開設できない例外のケース
ただ、以下のようなケースでは例外的に債務整理後に銀行口座が開設できない場合があります。
債務整理の対象とした銀行で口座開設をしようとした場合
もし、債務整理の対象とした銀行(カードローンやクレジットカードなど)の口座を開設しようとした場合、断られることがあります。
しかし、この場合は別の銀行の口座を開設すれば良いだけの話なので問題はないかと思います。
クレジット機能付きキャッシュカードを利用しようとした場合
銀行口座のキャッシュカードの中には、クレジット機能付きのタイプがあります。
しかし、クレジット機能は、借入れをすることになるので、審査の際に、信用情報機関の情報を参照されて引っ掛かってしまいます。
すると、債務整理後で事故情報が残っている場合は、審査に落ちて、キャッシュカードも作れなくなってしまいます。
ですから、債務整理後に銀行口座を開設する場合は、キャッシュカードにクレジット機能がないタイプのものをお選びください。
このように例外的なケースもありますが、原則として債務整理後に銀行口座はまったく問題なく開設することができますので、あとは弁護士や司法書士に相談をしながら、より確実に手続きを進めるようにして下さい。