債務整理 口座 凍結

債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)を行なうと銀行口座が凍結されてしまうことがあります。

銀行口座が凍結されてしまうと、生活のいろいろなところで不都合が生じてしまいます。

ですからここでは債務整理を行った場合に銀行口座が凍結される条件やタイミング、凍結された口座に振り込みをされた場合など、具体的な対処法について解説をしていきます。

また、こういった銀行口座の凍結リスクに関しては、こちらの方法で借金をどれだけ減らせるか調べた上で、弁護士や司法書士に無料相談することが可能なので、気軽に利用してみて下さい。

債務整理で銀行口座が凍結される条件

債務整理を行った際、もし借金(残高)が残っている銀行のカードローンやクレジットカードを利用していたとします。

そしてそこからの借金を債務整理の対象とした場合、その銀行の口座を持っていると一時的に凍結されてしまいます

(この場合の凍結は、犯罪に使われた時に取引が停止されて口座凍結リストに載ってしまうものとは違います)

その理由は、債務整理の対象となった銀行は、口座を凍結して借金と相殺しようとするからです

この手続きに関しては、銀行のカードローンに規約に記載されています。

例えば、バンクイックでは銀行からの相殺に関して、以下の内容が規約に記載されています。

14条(銀行からの相殺)
1.この契約に基づく債務を履行しなければならない場合には、当行は貸越元利金等と預金その他の当行が借主に対して負担する債務とを、その債務の期限のいかんにかかわらず、いつでも相殺することができます。この場合、書面により通知するものとします。

つまり、相殺の手続きをする際に、口座が一時的に凍結されてしまうという訳です。

相殺しても足らない場合は?

銀行のカードローンを利用すると、必ず保証会社がつくようになります。

そして、もし、銀行が債務者の口座を凍結して、相殺をしても、まだ債務が残っている場合は、保証会社が銀行に対して代位返済を行ないます

ですから、その後、債務者は銀行ではなく、代位弁済を行った保証会社に対して行なうようになります。

口座凍結の期間は?

債務整理を行って銀行口座が凍結されたといっても、永遠に凍結され続けるワケではありません。

相殺など必要な手続きが完了するまでの間、つまり1~2ヶ月で凍結は基本的に解除されるようになります

債務整理で銀行口座が凍結されるタイミングは?

では、債務整理を行った際に、銀行口座が凍結されてしまうタイミングは具体的にいつなのでしょうか?

これは、債務整理の手続きを弁護士や司法書士に正式に依頼をした際、債務整理の対象となる銀行に対して受任通知というものが送られますが、そのタイミングで銀行口座が凍結されるようになります。

銀行口座が凍結される前にやるべきこと

ですから、債務整理で銀行口座が凍結されてしまう可能性がある場合は、受任通知をする前に、以下の手続きを行っておく必要があります。

口座からお金を全部引き出す

お金を銀行口座の中に残しておくと、口座が凍結された後は、残金より借金が上回っている場合は残高がゼロとなってしまいます

せっかく、債務整理で借金の額を減らせる可能性があるのに、まともに相殺されたら大損をしてしまいます。

ですから、債務整理をする前に凍結の可能性がある銀行口座からは預金をすべて引き出すようにして下さい。

引き落とし口座をすべて変更しておく

銀行口座が凍結され、預金残高がゼロになってしまった場合、その口座を光熱費など公共料金の引き落とし先に指定しておくと、引き落としが出来なくなりトラブルが生じます。

ですから、以下の公共料金は債務整理と関係のない銀行の口座に変えるか、窓口払いやコンビニ払いに切り替えるようにして下さい。

  • 電気代
  • 水道代
  • ガス代
  • 携帯電話の利用料金

ちなみに債務整理を行っても、銀行口座の開設は問題なく行なうことが出来ます

債務整理をすると銀行口座を開設できなくなる?

凍結された口座に振り込みがされてしまったら?

凍結された口座はお金の引き出しは出来なくなりますが、入金は可能です。

なので、会社への連絡を忘れて、凍結された口座に給与が振り込まれてしまうことはあり得ます

その場合、振り込まれた給料が没収されることはありません。

ただ、引き出しの手続きを行なうのは非常に面倒となります。

実際に、任意整理を行って銀行口座が凍結された後、給与が振り込まれたけれども、無事に引き出すことが出来た方の体験談はこちらにあります。

ただ、凍結された銀行口座から引き出す場合、以下の書類の提出を求められたそうです。

  • 凍結された銀行口座の通帳
  • 通帳の印鑑
  • 身分証明書(免許証)

さらに、振り込めれた給料を引き出せるのは、口座を作った支店のみだったので、かなり苦労をされたそうです。

ですから、そういった面倒な手続きを回避するためにも早めに会社に連絡して、振込先は変更するようにしておいて下さい。

ただし、同じ銀行で支店のみを変えてもダメなので、必ず別の銀行の口座を作るようにして下さい。

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債務整理で銀行口座が凍結されると、このように面倒なことが多くなってしまうので、必ず事前に弁護士や司法書士に相談をして対処法を確認するようにして下さい。