※この記事にはプロモーションが含まれています。
借金苦で自殺を選択し、死亡してしまう人の話を聞くと本当に胸が痛みます。
そういった話を聞く度に、「もしそういった人が正しい知識や方法を知っていれば・・・」と思ってしまうのです。
もし、あなたが借金苦で死ぬことを少しでも考えているのであれば、これからの内容に必ず目を通して下さい。
目次
借金苦で自殺・死亡する人達の数
厚生労働省では毎年、自殺対策白書というものが公表されています。
その白書によると、平成27年(2015年)の自殺者は24,025人となっていますが、理由ごとの内訳は以下のようになっています。
- 健康問題:12,145人
- 不詳:6,044人
- 経済・生活問題:4,082人
- 家庭問題:3,641人
- 勤務問題:2,159人
- その他:1,342人
- 男女問題:801人
- 学校問題:384人
この統計を見ても分かるように、借金苦が原因で自殺(死亡)した方の割合は、2番目に多くなっています。
もっとも、国や自治体が、多重債務対策など借金苦で死亡する人の数を減らすために、様々な対策を行ってきたため、その数は、ピーク時に比べると半分ぐらいに減少しています。
しかし、それでもまだ1年間で4,000人以上の人達が命を絶っているという悲しい現実があるのも事実です。
また、最近でも90年代にアイドルとして活躍した川越美和さんという女性が、知人の保証人になったことをきっかけに借金苦に陥り、結果的に35歳の若さで孤独死していたというショッキングなニュースが流れました。
こういう借金苦で死亡した方の具体的な事例を聞くと、胸が痛みますが、そういった方は、ある重要な情報を知らないと私はどうしても思ってしまうのです。
借金苦で死ぬことを考えたら
実際に借金苦で死亡する方は、まだまだ多いですが、本当に借金苦で死ぬしかいない人は一人もいません。
なぜなら、借金苦になった時にできる対処法は必ず見つかるからです。
借金苦は債務整理で解決できる
どうしても借金の返済が難しい場合は、債務整理を行うことによって一気に借金問題を解決することが十分可能です。
自己破産を行なえば、すべての借金をチャラにして、マイナスではなく、ゼロからの出発をすることができます。
また、自己破産まではいかなくても、個人再生であれば、借金を約5分の1に減額できますし、任意整理で将来利息をカットして月々の返済額を減らすという方法もあります。
人によっては、払い過ぎた利息(過払い金)があることが判明して、借金の額が劇的に減って、借金苦の負担が一気に軽くなるケースもあります。
実際にあなたの借金がどれくらい減るかは以下の方法で簡単に調べることができます。
もし、弁護士や司法書士へ支払う費用がないという場合でも、分割払いに対応している事務所はたくさんあります。
また、それでも本当にお金がないという方は法テラスに相談して、弁護士を相談してもらえば、弁護士費用の立て替えを行ってもらうことも可能です。
(法テラスを利用する際は、収入が法テラスの定める基準以下である必要があります)
闇金からの借金がある場合は?
借金苦で自殺まで考える人の中には、銀行や消費者金融など普通の貸金業者ではなく、闇金業者からお金を借りてしまった人がいます。
厳密に言えば、闇金業者は違法なやり方でお金を貸しているので、本来であれば返済をする必要がありません。
ただ、そうは言っても、闇金業者から厳しい取り立てを受け続け、何もできない方もいらしゃいますし、一般の弁護士や司法書士だと対応ができないケースも多いです。
しかし、中には闇金業者にもしっかり対応してくれる心強い事務所もありますので、気軽に相談をしてみて下さい。
心の悩みが相談できる公的機関
借金苦で自殺を考えている人は、一人で悩んでいることが多いです。
そういった人は、誰かに相談をすることによって、気持ちが軽くなり、希望を見いだせるかもしれません。
例えば、一般社団法人社会的包摂サポートセンターでは、よりそいホットラインというサービスを提供しながら、死ぬことまで考えている人たちの心の悩みの相談を電話(0120-279-338)で受け付けています。
また、平成28年に設置された、自殺総合対策推進センターでは、全国で、相談窓口を設置して対応をしています。
借金苦で自殺をしても良いことは一つもない
借金苦に陥った人は自殺をすれば、その苦しみから解放されると思っていらっしゃるかもしれません。
しかし、少し宗教的な話になってしまいますが、自殺をしても、魂は残り続け、自殺をした時の苦しみを抱えたまま地獄へ堕ちるという話もあります。
さらに、あなたが自殺をすれば遺族に対しても現実的な問題がのしかかる時もあります。
あなたが生命保険に入っている場合、死亡した原因が自殺だと保険金がおりない可能性が高くなります。
また、借金を抱えた人が自殺をした場合、法的相続人は被相続人が亡くなってから3ヶ月以内に相続放棄の手続きを行えば、借金の返済義務を免れることができます。
しかし、あなたの家族や友人・知人が借金の連帯保証人になっていれば、あなたが死亡した場合、直接、返済義務が課せられてしまいます。
そして、何よりもあなたが自殺をすれば、遺族は深い悲しみに襲われます。
取り返しのつかない後悔とあなたの自殺を止められなかった自責の念に死ぬまで悩まされるのかもしれません。
まとめ
借金苦で自殺をしてしまう人の数は、1年間で4,000人以上いらっしゃるので、本当に深刻な問題だと思います。
しかし、そこで正しい知識・正しい解決方法を知ることができれば、借金苦を一気に克服できる可能性は十分あります。
せっかく、新しい人生の出発ができるチャンスがあるのに、死んでしまっては、本当にもったいないです。
人はやはり“生きてこそ”なのです。
逆に、借金苦で死を覚悟した人は、逆の見方をすれば、何でもできる可能性を持っています。
一度でも死を覚悟した人ほど、強い人はいないからです。
債務整理などで借金問題を一気に解決して、あとは死ぬ気になってがんばれば、きっと明るい未来は開かれてくるはずです。
借金苦で自殺を考えている時は、周りが見えなくなっているかもしれませんが、あなたの復活を応援してくる人は世の中にたくさんいますので、是非、希望を持ってがんばって下さい!