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サラリーマン生活は一見安定しているように見えますよね。しかし、中には突然リストラにあって人生設計が一気に崩れ、借金地獄に陥ってしまう人も意外に多かったりします。さらに、そこで重たくのしかかってくるのが住宅ローンです。
そこで、当サイトでは、中高年の旦那さんがリストラに遭った後、住宅ローンの返済地獄に陥った主婦の方から体験談を寄せていただき、その後、どうやって生活を立て直すことができたのかという話まで伝えていただきました。
目次
住宅ローンの借金地獄の体験談
ここから、旦那のリストラをきっかけに住宅ローンの借金地獄を味わった主婦の方の体験談をお伝えしていきます。
旦那が突然リストラされる
当時、私の旦那は40代で外資系の会社に正社員として勤めていました。年収は600万円あったので、そこそこの生活はできていました。数年前には、家を購入するための頭金も作れたので、住宅ローンを組んで、やっとマイホームを持つこともできたんです。
子供二人と一緒に家族四人のささやかな幸せが続くと思っていました。しかし、そんなある日、私達の人生を劇的に変化させるでき事が起こります。
旦那が突然リストラされてしまったのです。
旦那の話では、メインの取引先が倒産をして売掛金が未回収になってしまったことをきっかけに会社の業績が一気に悪化してしまったとのこと。外資系の会社は、こういう時は、実にあっさりしているというか、私達の家庭の事情などはまったく考慮されず、突然の契約解除ということになってしまいました。
中高年のリストラはキツイ
取り敢えず、旦那は、会社の雇用保険に加入していたので、半年は失業保険をもらうことができました。もちろん、収入はかなり下がってしまいましたが、いずれは夫がすぐに再就職をして、収入が上があると希望を持っていたんですね。
しかし、旦那の再就職は思いの他、うまくいきませんでした。やはり中高年の人が就職先を見つけるのは簡単ではないようで…
そして、失業保険の期限が切れるギリギリになった段階で、旦那はハローワークで何とか仕事を見つけることができましたが、給料は手取りで20万円しかありませんでした。ボーナスもなく年収に換算すると240万円にしかなりません。
専業主婦だった私もパート(アルバイト)の仕事を始めましたが、焼け石に水という感じでした。
住宅ローンを守るため借金を繰り返していたら…
そんな時、毎月12万円の住宅ローンの支払いがズシリと私達の家計に重くのしかかってきます。しかし、やっと手に入れたマイホームを失うワケにはいかないので、返済をする際に足らない分は、カードローンで借金をしながらカバーしていました。
ただ、そういった自転車操業の生活を続けている内に、借金はみるみる膨れ上がり、気が付いたら住宅ローン以外の借金だけで280万円に達していたのです。
そんな時に旦那はやっとまともな会社に再就職ができたのですが、時すでに遅しという状況でした。住宅ローン以外の借金の月々の返済額は13万円になっていって、結局、それなりに増えた旦那の給料でも、完全に返すことができなかったのです。
このままだと、いつ借金を完済できるか分からないし、生活設計が立てられないまま、定年の時期を迎えたら、私達の生活は一体どうなってしまうんだろうとものすごい不安に襲われてしまいました。
個人再生で家を守りながら借金問題解決!
一時期は自己破産をすることまで考えましたが、そうすると今の家は手放さなければいけないことになるので、かなり躊躇していました。今の家を失うと、この家を守るために必死にがんばってきた努力がすべて水の泡になると感じていたからです。
そこで、思い切って弁護士に相談してみることにしたんですね。
すると、個人再生という方法であれば、住宅ローンを残したまま、それ以外の借金を一気に減額できるというではありませんか!
結果的に、280万円の借金は100万円まで減らすことに成功し、さらに利息も掛からなくなったので、月々の返済額は4年返済で20,000円まで減らすことができました。
旦那のリストラを通じて学んだこと
もちろん、旦那のリストラは私達にとって、二度と思い出したくない悲劇でした。ただ、そういった状況でも必死にがんばれば、何とか道は開かれていくことを今回、改めて学ぶことができました。
そして、もう一つ感じたのは、正しい知識を得ることの大切さです。もし、私達が自己破産しかないと思って債務整理の手続きをしていたら、借金もなくなっていたかもしれませんが、大切な家も失うことになっていました。
ですから、そういった時に自分なりに判断するのではなく、法律の専門家に相談することが、やはり最善の解決策だと思った次第です。
補足(住宅ローンが払えない場合の対処法)
こちらの主婦の方は、旦那がリストラに遭って住宅ローンの返済ができなくなった際、最終的には個人再生で切り抜けることができましたが、他にもいろいろな選択肢はあります。
金融機関にリスケジュールを依頼する
まずは、住宅ローンを組んでいる銀行などの金融機関にリスケジュール(リスケ)を依頼するという方法があります。
リストラのようなやむを得ない事情であればリスケに応じてもらえる可能性も高いです。具体的には、
- 返済期間の延長
- 返済額の一時的な軽減
- 元本の返済の猶予(一時的な返済の猶予)
などの対処をしてもらえる場合があります。
一時的に賃貸に出す
もし、フラット35を利用している場合は、所得が回復するまで、住宅ローンを返済中の家を賃貸にして、その家賃収入で返済を継続することも可能です。契約者はその期間、実家などで暮らしながら、住居費を節約するようにします。
また、フラット35を利用している方以外でも、一般社団法人「移住・住みかえ支援機構(JTI)」が行なっている「再起支援借上げ制度」を利用すれば、「マイホーム借上げ制度」で自宅をJTIに借上げてもらって、家賃を住宅ローンの返済に充てることができます。
この契約は、期間が3年間となっているので、3年後に家に戻ることも可能です。
任意売却をする
リストラで住宅ローンが返済できなくなった場合、最悪のパターンは滞納が続いて、家を競売されてしまうことです。ですから、どうしても返済が難しく、家を手放す覚悟をした場合は、競売される前に、自宅を任意売却してしまうという方法もあります。
任意売却は競売に比べれば、より高く自宅を売ることができるというメリットがありますが、それでもローンのみが残ってしまう可能性もあるので、ご注意下さい。
まとめ
住宅ローンの支払いは、毎月、一定の収入が確保されていれば問題ありませんが、旦那さんがリストラされたりして、収入が激減すると、一気に危機的な状況に陥り、そのまま借金地獄の生活に突入してしまいます。
そんな時は、パニックに陥ってしまいがちですが、まずは、旦那さんが次の仕事を見つけることができるよう全力を尽くしてください。仕事が見つかれば、何とか生活を立て直すことができて、気持ち的にも安定するからです。
また、それまでに借金が膨らんでしまったとしても、ローンを組んでいる金融機関にリスケをお願いしたり、弁護士を通じて個人再生を行なったりと、いろいろな方法があるので、最後は何とかなると信じてがんばっていかれることを願っています。
会社から突然リストラされて収入が激減すると、生活が180度変わって、一気に借金まみれになる人も多いですが、債務整理など、リカバリーしていく方法はいろいろありますので、気軽に法律の専門家に相談してみてください。