※この記事にはプロモーションが含まれています。
競馬は、ちょっとしたきっかけから始める方が多いですが、その快楽にハマると、一気に借金地獄に陥るリスクがあります。
そういった借金地獄にハマった人は、どういったことを考えているのでしょうか。
ここでは、競馬で借金まみれになってしまった方の体験談や効率の良い解決方法についてお伝えしていきます。
目次
競馬で借金地獄にハマった方の体験談
今回、実際に競馬で借金地獄にハマったHさんという方に、その体験談を寄稿して頂きました。
私はなぜ競馬にハマったのか
私が競馬を始めたきっかけは職場の友人と大井競馬場にビュッフェがあると軽い気持ちでご飯を食べながら軽く競馬をやってみようと誘われたことからです。
それまでは中央競馬のG1(今はJ1)をテレビで見るだけで賭けるということはしませんでした。
しかし実際に賭けてみると当たった時の快感はパチンコやパチスロよりも大きくすぐに病み付きになったんですね。
なにせ100円が何百倍や何千倍になる訳ですから。
それまでのギャンブルでは考えられない魅力に完全にとりつかれました。
それからというもの仕事の休みの日には競馬場に行き、そのうちに南関東の競馬場にいってみたいと浦和が開催の時は浦和にとふうにすべて回りました。
さらに、それだけでは飽きたらす、場外馬券売り場(桜木町にあるジョイホース)にも登録に行き、spat4にも登録しました。
spat4に登録すれば、いつでもどこでも携帯から投票することができます。
そうやって、仕事の合間にも馬券を買うようになりました。
また、地方競馬だけでは物足りなくなり、中央競馬のサイトにも登録し、土日も馬券を買えるようにしたんです。
気が付けば借金地獄に
それからは常に馬券を毎日というほど買い続けました。
たまに勝った日も次の日につぎ込んで買い続け、お金がサイトになくなるとまたお金をいれるという生活を続けていたんです。
そんな生活を続けるうちに300万あった貯金は一年もしないうちになくなり、ちょうど昔作った、東京三菱UFJの借り入れのカードが手元にあり、少しだけならいいやと手をつけてしまいました。
そして、あれよあれよと、少しづつ借り入れをしていき、また負け続け、また一年もしないうちにカードは限度額の200万円に達してしまいました。
それでも、飽きたらず親族に嘘をついては、お金を借り、借金は膨らんでいくばかりの日々です。
競馬の借金地獄が生活にもたらした影響
必然的に生活のレベルは下がります。
今は、競馬代を捻出するために、できるだけ安い食品やコスパのかからない料理を作りながら、生活費を切り詰めています。
そんな感じで、ギャンブルの他に必要な物を買うお金がなくDOCOMOのdポイント払いを利用し月末に払うという自転車操業を今現在送っています。
また、よい副業はないのかと、いろいろ探して、日々お金を稼ごうとしています。
こんな生活で、毎月の返済額に占める返済利子も1万5千を越えていました。
これは、月々の給料が減っているのと同じことです。
借金地獄に陥って思うこと
幸いこちらに体験談を書くことにより自分がなんと愚かな行為をしてきたか文章にすることにより確認しました。
これからは競馬を月にいくらと決めて投資することにします。
また、賭ける額を少なくし、儲けるではなく純粋に競馬を楽しめたらいいなと思います。
幸い会社に勤めボーナスが手取りで65万はあったので、そのうち50万は返済に回す予定です。
さらに、月の給料から4万円を返済に回すことによって、まずは借金を返済することにしなんとか2年以内には全額返済したいと考えています。
最後にこのような機会を与えてくださりありがとうございました。
こちらに書いたことをやり遂げて一刻も早くすべての借金を返済したいと思いました。
債務整理で競馬の借金地獄から脱出できる?
今回、競馬の借金地獄について体験談を下さったHさんは、競馬での借金地獄に陥った原因や現実を客観的に分析し、ご自身の課題をはっきり認識されています。
そして、今後の返済に対して、明確なプランを作っているので、恐らく、借金地獄から無事に抜け出すことは可能だと思っています。
ただ、その一方で、中には、月々の返済額が増えることによって、毎月の給料では、返しきれなくなったり、意志の力が弱くて、益々借金が増えてしまったりするケースもあります。
ですから、そういった場合は、債務整理によって、競馬でできた借金問題を解決していくこともお勧めです。
競馬の借金は効率よく減らせる
債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産などの種類がありますが、もし、任意整理を行う場合は、将来的に支払う利息をカットすることができます。
ですから、Hさんのケースに当てはめると、利子に該当する1万5千円の支払いが不要となりますね。
また、任意整理では、その上で、残債を基本的には3年、交渉によっては5年ぐらいで返済できるよう、弁護士や司法書士が債権者と和解交渉を行ってくれます。
それによって、月々の返済額を減らして、生活を楽にすることができる訳です。
任意整理は、裁判所を通さずにできる手続きなので、まずは、こちらの方法で解決ができないか、弁護士や司法書士に相談をしてみると良いでしょう。
自己破産をする場合は要注意
競馬で借金地獄に陥った方が気を付けなければならないことは、自己破産をする時です。
自己破産を行えば、すべての借金がチャラになるというメリットがあります。
しかし、借金の原因が競馬のような浪費であった場合、破産法の第252条第1項第4号で、免責不許可事由(免責を受けられない事由)に該当してしまう可能性が高いからです。
浪費又は賭博その他の射幸行為をしたことによって著しく財産を減少させ、又は過大な債務を負担したこと。
ただ、その場合でも、裁量免責という形で、最終的には免責を認めれることがほとんどです。
しかし、その場合は、同時廃止という形で、安く自己破産を行うことが難しく、管財事件という形になり、20万(少額管財の場合)、または50万円の予納金を支払う必要が出て来ます。
もちろん、それで多額の借金がチャラになるのであれば、問題ないのかもしれません。
また、自己破産ではなく、任意整理や個人再生を行う場合は、借金の理由を問われません。
ちなみに、個人再生であれば、借金を約5分に1に減額することも可能です。
どういった手続きが、あなたにとって最適なのか、また競馬の借金はどれくらい減らせるのか、弁護士や司法書士に気軽に相談をしてみて下さい。
債務整理で強制的に借金をできなくする
債務整理には、いくつかのデメリットがありますが、その中でも大きいことは、債務整理を行えば、約5年~10年は、新たな借入れができなくなるという点です。
そのため、銀行や消費者金融からお金を借りることができなくなり、車や住宅などのローンも組めなくなりますし、クレジットカードも基本的にこの期間は使えません。
しかし、逆の意味で考えると、借入れができなくなれば、借金をしながら競馬をすることが強制的にできなくなります。
そのような状態になれば、気持ち的にも踏ん切りがついて、あくまでも余裕のある範囲で、競馬を楽しめる習慣がついて来るでしょう。
そういった意味で、債務整理を縛りがキツクなると感じるかもしれませんが、競馬に依存する生活から脱却するきっかけを作ってくれるとも言えるのです。
競馬で借金地獄に陥った場合は、こちらのHさんのように、客観的に状況を分析した上で、今後のプランを考えたり、必要に応じて、債務整理を行ったりして、対策を検討してみて下さい。