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借金が160万円まで増えてしまった場合、皆さんは、どうやって返済をしているのでしょうか?
ここでは、実際に160万円の借金を返済している方の状況をお伝えしながら、完済するための条件や任意整理をすべきかどうか判断するポイントについてお伝えしていきます。
目次
借金160万円の返済状況
今回、返済状況をお伝え頂いた30代のA子さんの借金、収入、支出の内訳は以下のようになます。
借金160万円の内訳
A子さんは、銀行のカードローンやクレジットカードを中心として借入れをされています。
ただ、金利はいずれも最高利率に近いので、早く返さなければ利息がどんどん膨らんでしまう状況です。
- 地方銀行カードローン:30万円(16%)
- 楽天カード:30万円(14%)
- バンクイック:50万円(12%)
- VISAクレジット:10万(14%)
- JCBリボ:50万(14%)
収入
- 給料(手取り):5万円
- 両親より:7万円
実は、A子さんは、以前は、働いて自分でお金を返済していました。
しかし、仕事が多忙であったことと、返済のストレスでキリキリしている中で体を壊してしまい、現在はパートをされています。
身体を壊してからご両親に初めて借金があることを打ち明けたところ、ご両親は「元気になるまでは仕方ないから返済資金をやるよ」と言って下さったそうです。
本当に素敵なご両親ですよね。
ただ、A子さんとしても、いつまでも世話にはなっていられないので、転職するか迷った挙句、在宅での仕事を始めました。
支出
- 携帯電話:10,000円
- インターネット代:3,900円
- ガソリン代:3,200円
- 交際費:5,000円
- 保険代:3,400円
- 病院や整体代:6,000円
- 返済:85,000円
A子さんは、実家でご両親と暮らしているので、家賃や食費は基本的に掛かっていません。
それでも、毎月85,000円を返済するとは、かなりのペースだと思います。
160万円の借金を完済するポイント
今の生活を続ければ、A子さんは2年弱で160万円の借金を完済できる予定です。
では、A子さんは返済をする際にどういった点を気を付けているのでしょうか?
効率よく節約するには?
A子さんは、収入が少ない分、節約を徹底しています。
今は、クレジットカードはなるべく使わずに現金で管理し、必要な分を封筒に分けていらっしゃるそうです。
また、収入と支出はノートに全て記載しているとのこと。
これは本を見て学んだそうで、とにかく書いて、収入と支出を表面化することが大切だとA子さんは話して下さいました。
実際、ノートを始めた1か月目に、「自分はこんなに浪費しているんだ」と実感して、それ以降、支出がだんだん減っていったそうなんですね。
借金のストレス管理も大切
A子さんは自分を分析しながら、お金が使えないストレスが溜まると、一気に使って発散してしまうことが分かりました。
また、借金のストレスを溜めすぎると、体を壊して、通院するなど余計にお金がかかってしまうことを今回、痛感されたそうなんですね。
ですから、月に余った分は自由に使ってもいいと決めているとのこと。
余裕があると気持ちにも少し余裕が出る気がするそうです。
それでも、余った分は早期返済のための口座に入れるようするという流れです。
借金が160万円まで増えると、返済が長期化するケースも増えてくるので、借金のストレスをどう管理するかが非常に大切だと思います。
最大の強みはやっぱり
A子さんの最大の強みは、ご両親の実家に住んでいるので、家賃と食事代がまったく掛からないということです。
普通は、家賃と食費を合わせると、10万円以上は掛かるので、ご両親から7万円もらっていることを加味すると、実質20万円弱の支援を受けている計算です。
ご両親のサポートを受けられているA子さんは、ある意味、本当にラッキーだったと思います。
任意整理をすべきか判断するライン
A子さんは、ご両親から金銭的にも精神的にもサポートを受けることができているので、ストレスを発散しながら、160万円の借金を返済することができています。
しかし、そういった手厚いサポートは誰でも受けられる訳ではありませんよね。
もし完全に自力で返済しようとした場合、A子さんのように金利が平均が14.0%だと、月々の返済額が下がることによって、トータルで支払う利息が以下のように上がっていきます。
月々の返済額 | 返済期間 | 利息の総額 |
---|---|---|
5万円 | 41ヶ月(3年5ヶ月) | 414,586円 |
4万円 | 55ヶ月(4年7ヶ月) | 567,775円 |
3万円 | 84か月(7年) | 917,667円 |
目安としては、月々の返済額が5万円を切ると、トータルで支払う利息が数十万円単位となるので、自力返済をする場合のダメージが大きくなってしまいます。
また、A子さんのように借金のストレスも受けやすくなるので、精神的にも肉体的にもよくありません。
160万円の借金を任意整理した場合
160万円の借金を任意整理すると、原則として将来利息をカットすることができます。
そして、残債を3年~5年で分割返済することも可能なので、月々の返済額は以下のようになります。
- 3年返済:44,444円
- 4年返済:33,333円
- 5年返済:26,667円
将来利息が一切掛からなければ、返済期間が延びても余分な利息を払う必要はありません。
ですから、後は、任意整理に強い弁護士や司法書士に依頼をして、より有利な返済期間で和解ができないか交渉をしてもらいましょう。
まとめ
今回ご紹介したA子さんのように、ご両親であれ、配偶者であれ、借金の返済に対して、積極的に協力をしてくれる人がいれば、借金160万円の完済までの道のりはグッと近くなります。
しかし、完全、自力返済となると、収入次第では、返済が長期化しますし、借金のストレスとどう向き合っていくのか、真剣に考える必要が出て来ます。
もし、160万円の借金のストレスがちょっとヤバいと思ったら一人で悩まず、早めに弁護士や司法書士に相談されることをお勧めいたします。