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債務整理中に、もしお金が必要になったら、どうやって工面すれば良いのでしょうか。
債務整理中は、借金の負担が軽減されるので、気持ち的には楽になりますが、かといってお金があるわけではないので、急な出費があった時は困ってしまうものです。
さらに、債務整理中は、ブラックリスト状態になって、新たな借り入れをすることができない状態になっているので、本当に厄介ですよね。
そこで、ここでは、そんな時でもお金を工面することができる方法をお伝えしていきます。
目次
債務整理中にお金を工面する方法
債務整理中にお金が必要になると、どうしても「どこからお金を借りることができないか」と考えてしまいがちですが、まずは、お金を稼ぐことから考えましょう。
日雇いのアルバイト
日雇いのアルバイトであれば、すぐにお金をもらえる可能性が高いので、いざという時にお金を工面する方法としては、かなり有効です。日雇いのアルバイトで定番のものとしては以下のものがあります。
- イベントスタッフ
- 軽作業スタッフ
- 試食案内
- 交通量調査
- チラシ・ティッシュ配り
- 引っ越し
- 警備員
- データ入力
普段、会社で働いている人にとっては、アルバイトはやりづらいかもしれません。ただ、週末にアルバイトをしてプラスアルファの収入を得るという方法もアリなので、がんばってみてはいかがでしょうか。
不用品の販売
家の中で使っていないものをメルカリなどで売ってみるのも一つの方法です。もちろん、債務整理をしている方は、余分なものなどないと思われるかもしれません。たた、以下のようなものも売れるので、一度、チェックしてみても良いかと思います。
- 使いかけの化粧品
- 受験や資格の本
- 使っていない家具
- 古いスマホ
- 健康関連グッズ
- 育児関連商品
- 楽器
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、依頼主が不特定多数の人たちに業務を発注する業務形態です。そういった業務を集めているポータルサイトに登録しておけば、すぐに仕事が受注できて、お金を稼ぐことができます。
クラウドソーシングサービスとして有名なものとしては、クラウドワークスやランサーズがありますよね。
初心者でもおすすめの案件としては、
- データ入力
- モニター
- アンケート
- 記事作成
などがあります。また、デザインやITのスキルがあれば、より高単価の仕事を探すことができますので、自分に合った仕事がないか探してみてください。
治験モニター
治験モニターとは、新薬やサプリメント、あるいは化粧品などを販売する際に、その効果や副作用を実際に使いながらチェックする仕事です。具体的には、投薬、採決、パッチテストなどを受けるようになります。
未知のものを体に取り組むリスクを考えると不安に思う方が多いこともあって、一般的なアルバイトより報酬は高く設定されています。入院タイプの場合は、一泊あたり、1~2万円稼げますし、通院タイプだと一回あたり7,000円ぐらいという感じです。
「治験モニター」というキーワードで検索すると、治験モニターを募集しているポータルサイトがたくさん出てくるので、そこから良さそうなところを選んで申し込んでみると良いでしょう。
家族・親戚・友人から借りる
債務整理中の段階では、一般の金融機関からお金を借りることは難しいです。信用情報機関に事故情報が登録されて、審査に引っかかってしまうからです。ですから、そんな時は、家族、親戚、友人など、普段から信頼関係が築けている人からお金を借りるのも一つの方法です
その場合は、
- すぐにお金を貸してもらえる
- 無利息で貸してもらえる
- 長期で貸してもらえる
というケースが多いので、メリットは大きいと言えますよね。
ただ、それはあくまでも、あなたのことを信頼してくれているからであって、相手の厚意に甘えて返済が大幅に遅れてしまうと、信頼関係が崩れる結果になってしまいます。信頼を失うことは、ある意味、お金を失うことよりも恐ろしいことです。
ですから、本当に大変な時にお金を貸してくれる人に対しては、その人の信頼を絶対に裏切らないという強い気持ちで返済をしていくことが大切です。
契約者貸付制度を利用する
契約者貸付制度とは、加入している保険の解約返戻金(かいやくへんれいきん)の一定の範囲内で、借り入れができる制度です。(ただし、自己破産をする際、解約返戻金が20万円を超えた場合は、保険を解約しなければなりません)
契約者貸付制度を使えば、保険を解約することなく、お金を借りることができるので、いざという時のお金の工面方法として便利です。
本当の債務整理中にお金を借りるとヤバい
ここまで、債務整理中にお金を工面する方法について、いくつかお伝えしましたが、基本的にお金を借りるのではなく、お金を稼ぐことを強調していることには理由があります。
なぜなら、任意整理、個人再生、自己破産での基本的な手続きが完了する前に、お金を借りてしまって、そのことがバレた場合は、以下のようなリスクが発生するからです。
任意整理で和解する前 | 債権者が和解交渉に応じてくれなくなる |
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個人再生で個人再生案が認可される前 | 再生計画の認可が受けられなくなる |
自己破産で免責許可決定がされる前 | 免責不許可事由に該当し、免責が認められなくなる |
これら以外にも担当の弁護士や司法書士が途中で辞任してしまうというケースもあります。ですから、債務整理中に借入は基本的にはNGであることを覚えてといてください。
債務整理の手続き後ならできるお金の工面方法
債務整理の手続きを行った後であれば、借り入れをしても、最悪の事態は避けることができます。そして、債務整理の手続きを終えた後における債務整理中の期間であれば、お金を工面するための選択肢は、もう少し増えてきます。
生活福祉資金貸付制度から借りる
全国社会福祉協議会が窓口になっている生活福祉資金貸付制度を利用すれば、低金利でお金を借りることが可能です。厚生労働省のHPでは、生活福祉資金貸付制度の詳細についてまとめています。
例えば、生活を再建するために必要や金額を借りられる一時生活再建費をもらえるようになった場合は、
- 貸付条件:60万円
- 据置期間:6ヶ月以内
- 貸付利子:保証人ありでは無利子、保証人なしで年1.5%
いう条件になっています。
生活福祉資金貸付制度は、上限金額がそれほど大きくはありませんが、金利が本当に低いので、いざという時には頼りになるでしょう。
中小の消費者金融
債務整理後、ブラックリスト状態の段階の時は、大手の銀行や消費者金融からお金を借りようとすると、審査に引っかかって、ほぼ間違いなく却下されてしまいます。しかし、その一方で、中小の消費者金融であれば、そういった方でもお金を借りられる場合があります。
中小の消費者金融として、有名なところとしては、フクホー、セントラル、アロー、エニーなどがありますよね。
ただ、中小の消費者金融は、審査が甘い反面、金利が15%~20%と非常に高いので、借り入れをする際は、慎重に考える必要があります。もちろん、熟考の末、お金を借りずに済ませることができれば、それに越したことはありません。
バンドルカードやPaidyを利用する
後払い決済の代表的なものとしては、クレジットカードがありますが、債務整理中はクレジットカードを持つこと自体が難しくなってまいます。しかし、バンドルカードやPaidyであれば、債務整理中でも利用することが可能です。
バンドルカードのポチっとチャージやPaidyプラスは、いずれも、上限が50,000円になっていますが、これらのサービスは審査の過程で信用情報機関の情報が照会されないので、債務整理の人たちにとっては、有利な方向に働きやすいでしょう。
まとめ
債務整理中にお金を工面する方法は、いろいろありますが、大きく分けると、
- お金を稼ぐ方法:日雇いのアルバイト、不用品の販売、クラウドソーシング、治験モニター
- お金を借りる方法:家族・親戚・友人から借りる、契約者貸付制度を利用する、生活福祉資金貸付制度、中小の消費者金融、バンドルカード・Paidy
と2パターンに分かれます。
お金を稼ぐ方法に関しては問題ありませんが、お金を借りる方法は、タイミングを間違えると、債務整理の手続きが失敗に終わってしまったり、弁護士や司法書士に辞任されたりしてしまうリスクが高まります。
ですから、債務整理中にお金を工面する際は、極力、お金を借りずに済ませる方向で検討するのが良いかと思います。
これから債務整理を検討中という方は、お金の工面が途中で必要になることがないよう、債務整理に強い弁護士や司法書士に相談されることをお勧めします。