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借金が減らないことで、悩んでいる方は多いですよね。
毎月、必死になってがんばって返済をして、「これで借金が大分減っただろう」と思ったのに・・・
蓋を開けてみたら、ほとんど借金が減っていなくて力がガクンと抜けた体験をした人もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは、あなたの借金が減らない理由と、根本的な対処法について解説していきます。
目次
あなたの借金が減らない理由
あなたの借金が減らない理由を一言で簡単に説明すると・・・
金利が高いのに決められた返済額(約定返済額)しか払っていないためです。
「ちゃんと真面目に決められて金額を払っているのに借金が減らないのはおかしい」
と思われるかもしれませんね。
しかし、毎月、支払う金額が少なければ少ないほど、利息の占める割合が大きくなるので、借金は減らなくなってしまいます。
借金の返済方式はいろいろあるけれども・・・
この約定返済額を決める方法は、銀行や消費者金融によっていくつかのパターンに分かれます。
定率リボルビング方式
例えば、プロミスやアコムでは、定率リボルビング方式という返済方式を採用しています。
これは、借入れ金額に対して、一定の割合をかけた金額を払っていく方式です。
この時の割合は極度額(契約上借りられる最高の金額)によって変わります。
例えば、アコムでの場合、極度額に応じた一定の割合は以下のように決まっています。
契約極度額 | 一定の割合 |
---|---|
30万円以下 | 借入残高の4.2%以上 |
30万円超~100万円 | 借入残高の3.0%以上 |
100万円超 | 借入金額の3.0%以上 借入金額の2.5%以上 借入金額の2.0%以上 借入金額の1.5%以上 |
ですから、借入金額が50万円の場合、最低返済額は、15,000円となります。
残高スライドリボルビング方式
レイクALSA、バンクイック、三井住友銀行カードローンなどで採用している返済方式は、残高スライドリボルビング方式です。
これは、利用残高に応じて約定返済額(最低返済額)が決まる方式です。
例えばレイクでは、以下のように利用残高が変わることによって、毎月の最低返済額が変わります。
利用残高 | 毎月の最低ご返済額 |
---|---|
1~10万円 | 3,000円 |
10万~20万円 | 5,000円 |
20万~30万円 | 7,000円 |
30万円~40万円 | 9,000円 |
40万円~50万円 | 12,000円 |
50万円~60万円 | 15,000円 |
ですから、借入金額が50万円の場合、最低返済額は、12,000円となります。
最低返済額を考えていたら借金は減らない
返済方式の違いを比べながら、「どっちの方が返済負担は軽いのかな?」と考える方もいらっしゃるかと思います。
ただ、はっきり言ってしまうと、返済方式なんてどうでも良いんです。
なぜなら、返済方式による約定返済額の差はわずかですし、そこで決められた最低返済額を払っていると、借金を完済できる見込みは立ってこないからです。
最低返済額で返済をしていると・・・
例えば、アコムから金利15%で借金100円をした人が返済をする場合、最低返済額が3万円となります。
ただ、3万円の返済額の中で、元金分として減らせるのは、17,500円のみです。
それに対して利息が占める割合は12,500円なので、返済額の41.7%は利息で持っていかれることになります。
つまり、それだけの金額を、銀行や消費者金融へ、ただ貢いでいる訳なんですね。
そして、何とか借金を50万円まで減らすと、最低返済額は15,000円まで下がります。
しかし、ここでも元本として減らせるには8,750円のみ、41.7%の6,250円は利息分として持っていかれます。
こういった感じで、最低返済額に甘んじていれば、がんばって返済をしても借金は一向に減らなくなり、最終的に支払う利息は、数十万円以上掛かってしまいます。
借金が減らない悪循環を断ち切るには?
繰り上げ返済をがんばる
金利が高い場合は、約定返済を続けるという考え方は捨てる必要があります。
リボルビング払いの場合、残高が減ると返済額も減りますが、だからといって、気を緩めてしまうと、
「まだ借入れができてしまう」
という思いが出て来て、さらに借りてしまう人もいらっしゃいます。
ですから、約定返済額だけでなく、繰り上げ返済や随時返済を増やしていくために、副業や節約を頑張る必要があります。
任意整理で利息をカットする
借金が減らない地獄から抜け出す、もう一つの方法として、利息の支払いを免除してもらうという方法があります。
もちろん、銀行や消費者金融と交渉をしたからといって、利息をビタ一文カットしてもらうことはできません。
契約の際に決められた金利で算出される利息をどんなことがあっても払い続ける契約をしてしまったのだから、その契約は必ず守らなければならないのです。
しかし、弁護士や司法書士に相談をすれば、あなたに代わって貸金業者と交渉をしてくれて、将来的に発生する利息の支払いを免除してもらうこともできます。
この場合、債務整理というやり方を使うのですが、例えば、任意整理であれば、将来利息をカットして、残債を3年~5年で分割返済をする和解契約を結ぶことも可能です。
借金を一気に減額することも可能
もし、利息をカットするだけでも、借金の返済が難しい場合は、自己破産も一つの選択肢にはなります。
しかし、自己破産をすると、一定以上の財産を持つことができなくなってしまいますし、住宅ローンの返済が残っていると、家を手放すことになってしまいます。
そういった時は個人再生を行えば、住宅ローンを残したまま、それ以外の借金を約5分の1に減額することも可能です。
まとめ
借金が減らない場合は、まず、月々の返済額に占める利息の金額がどれくらいあるのか、チェックする必要があります。
もし、最低返済額を払うのに精一杯の場合は、なかなか借金は減らないですし、返済期間が長引けば長引くほど、貸金業者に支払う利息は膨大な金額になってしまいます。
ですから、まずは随時返済をするなどして月々の返済額を減らせないか検討をして、それでも難しいのであれば、債務整理も一つの選択肢として検討してみて下さい。