※この記事にはプロモーションが含まれています。

2社以上から借金を借りている場合、どれから返し始めると最も効率よく返済ができるのか、悩むところだと思います。

返済の順番を間違えると、それだけで、余分な利息を払うことになって損をしてしまうので、絶対避けたいところですよね。

ここでは、どうすれば複数の借金を返済していくのか、そのコツについてお伝えしていきます。

この記事を書いた人

 

借金問題専門家 タケシ

以前、325万円の借金を任意整理を行なって完済した体験を持つ借金問題の専門ライターです。
借金問題や債務整理に関するコンテンツは、既に1,500記事以上、執筆しています。

借金を返済する順番

金利の高い借金から返すがの基本

借金返済の順番を考える際、やはり、金利の高い借金から返すというのが大原則です

例えば、2社から50万円の借金をしていて、金利がそれぞれ8%と18%であった場合、2万円ずつ返していくと、

  • 金利が8%の場合:返済期間は28か月で、完済までに支払う利息は48,787円
  • 金利が18%の場合:返済期間は32か月で、完済までに支払う利息は131,374円

となり、利息の差は、82,587円となります。

このように、金利の高い借金を残しておくと、利息による損失が一気に増えてしまうので、できるだけ早く返済するようにしていきましょう。

金利が同じ借金がある場合

では、金利が同じ借金がある場合、どれから返済すれば良いのでしょうか?

基本的に、金利が同じであれば、利息の金額は変わりません。

ただ、この場合の返済の順番としては、残債が少ない借金から返済されることをお勧めいたします。

なぜなら、借入れ先は1社でも少なくした方が、借金を管理しやすくなり、精神的にも楽になるからです。

税金の滞納分は早めに返済する

もし、税金を支払うことができずに、滞納してしまっている場合、例えば、住民税の場合は、延滞金は最大で税額の14.6%となります。

この場合、銀行や消費者金融から、これより高い金利でお金を借りていても、まずは税金の支払いを優先されることを強くお勧めいたします

なぜなら、今後、万が一あなたが借金を返済できず、自己破産などの債務整理を行うことになった場合でも、税金は非免責債権であるため、減額や免除をしてもらうことが一切できないからです。

納税は国民の義務であり、逃れることはできないので、可能な限り早く返済するようにしていきましょう。

複数の借金返済のコツ

もし、複数の借金返済をする場合は順番も重要ですが、他にもより効率的な借金返済のコツというものがあります。

アプリやエクセルで借金の全体像を把握する

複数の借金がある場合、どこにどれだけの借金があるのか、頭の中で整理するのが難しくなってきます

ですから、そういった場合はエクセルや借金返済用のアプリを使って、借金の全体像を把握しながら、借金返済の戦略を練っていくことをお勧めいたします。

ネットで探せば、借金返済のエクセルフォーマットはいろいろ見つかりますし、アプリに関しても以下の記事で紹介しているようにいろいろなものが出ています。

>>借金返済アプリ12選!

おまとめローンを利用する

複数の借金があって、それぞれの金利が高い場合は、おまとめローンを利用して、借入れ先を一か所にまとめるというのも一つの方法です。

借金を一か所にまとめれば、金利を下げられますし、返済先が一か所になるので、管理をしやすくなるというメリットもあります。

繰り上げ返済の勧め

借金返済の順番は金利の高いものから返すのが基本ですが、さらに余計な利息を支払いたくない場合は、繰り上げ返済をお勧めいたします。

例えば、18%の金利で、50万円の借金がある場合、

  • 最低返済額に近い13,000円ずつ返済した場合:返済期間は58か月で完済までに支払う利息は251,057円
  • 5万円ずつ返済した場合:返済期間は11か月で完済までに支払う利息は45,806円

となり、その差額は、205,251円となります

特に金利が高い場合は、返済期間が延びると、支払う利息がグングン高くなってしまうので、繰り上げ返済をして早めにやっつけるのが良いでしょう。

返済が困難な場合は?

ここまでは、自力返済ができる場合の返済方法について話でしたが、借金返済の順番は頭で分かっていても、なかなか返済ができずにズルズル行ってしまうこともありますよね。

そういった場合は、債務整理を行って、一気に借金を返済するという方法もあります。

任意整理を行えば、将来利息をカットすることも可能ですし、個人再生であれば借金を約5分の1に減額することもできます。

また、それでも返済が難しければ自己破産で借金をチャラにしてしまうという方法もあります。

まとめ

借金返済の順番は基本的に以下のようになります。

  • 1. 税金の滞納分
  • 2. 金利の高い借金
  • 3. 金利が同じ場合は残債が少ない借金

あとは、おまとめローンを使うことも有効ですし、資金に余裕があれば積極的に繰り上げ返済をすると効率良く借金を減らすことができます

また、どうしても返済が難しい阿合は、弁護士や司法書士を通じて債務整理を行うことによって、一気に借金を減らすという選択肢もあります。

takeshi1

複数の借金がある場合、エクセルや借金返済アプリで全体像を把握して、返済する順番をしっかり整理した上で、返済をがんばっていかれることをお勧めいたします。