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任意整理前にクレジットカードを使うと、債務整理を行なう際に、どんな悪影響が生じてしまうのでしょうか?

実際、任意整理前だと、生活費が足らなくてなて、どうしてもクレジットカードに頼らざるを得ないことがあるかもしれません。

しかし、任意整理前のクレジットカードの使用はリスクが高いので、ご注意下さい。

この記事を書いた人

 

借金問題専門家 タケシ

以前、325万円の借金を任意整理を行なって完済した体験を持つ借金問題の専門ライターです。
借金問題や債務整理に関するコンテンツは、既に1,500記事以上、執筆しています。

クレジットカードを使うことはNG

任意整理前にクレジットカードを使うことは、借入をすることと同じです。

一般的に債務整理前の借り入れは非常にリスクが高いのでお勧めしません。

参考記事:債務整理直前の借り入れはかなりヤバい!?

また、任意整理では、どのクレジットカードを整理するか選ぶことも可能なので、それによって対応も少し違って来ます。

任意整理の対象とするクレジットカードについて

もし、使おうとしているクレジットカードを任意整理の対象にするのであれば、そのカードは絶対に使わない方が良いです。

なぜなら、もし、クレジットカードを使うと、弁護士や司法書士を通じて行なう任意整理の交渉がその分、不利になってしまうからです。

債権者(信販会社)からは、あなたが任意整理で支払い負担を減らすことを前提として、クレジットカードを使ったみなされ、心象が悪くなってしまいます。

特に、任意整理では、返済期間をどれくらい長く設定できるかによって、月々の返済額が大きく変わります。

しかし、任意整理前にクレジットカードを使うと、そういった返済期間の交渉にも応じてもらいにくくなってしまいます。

任意整理の対象としないクレジットカードについて

一方、使おうとしているクレジットカードを任意整理の対象としない場合でも、やはり使わないことに越したことはありません。

直接的に債権者との交渉が難航するという悪影響はありませんが、クレジットカードを使用した後は、その分を返済しなければなりません

その支払いは、任意整理後の返済を圧迫するので、下手をすれば返済が難しくなるリスクも発生します。

ですから、より確実に任意整理の手続きを成功させるためにも、任意整理前にクレジットカードを使うことはできるだけ控えた方が良いのです。

早めに任意整理の手続きをしよう

もし、任意整理前にクレジットカードを使おうか迷っている場合は、早めに弁護士や司法書士に任意整理の依頼をしてしまうことをお勧めいたします。

>>任意整理に強いおすすめの事務所

なぜなら、任意整理の依頼をすれば、弁護士や司法書士を通じて各債権者に受任通知が送られ、取り立てや催促だけでなく、月々の返済も一時的にストップするからです。

債権者への支払いは、任意整理で和解契約を結ぶまで猶予されるので、それまでの期間(約3~6ヶ月)は支払いに少し余裕が生まれます。

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もちろん、その期間は弁護士や司法書士への報酬費用の支払いに充てる必要も出て来ますが、支払いに関しては専門家とよく相談しながら進めてみて下さい。